チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

4/7(土) TOKO-NATSU 湯会(フィロソフィーのダンス他)@東京天然温泉 古代の湯

湯会ついでに、こちらも上げておきます。とにかくフィロのスがものすごかった。

 

TOKO-NATSU 湯会
開場 10:00  開演 11:00  4,000円(温泉入り放題)
出演:大森靖子フィロソフィーのダンスMaison book girlThere There Theresおやすみホログラム(バンドセット)、g.a.g、ゆけむりDJsほか

 

湯会にも4回目の参加ともなると勝手知ったるもの。
開演45分前には入場を済ませてゆっくりとお風呂に入り、館内着を着る。
←ここまでは、前回の湯会の日記とほぼ同じ(笑)。

これまでと違うのは、新小岩駅から会場の「古代の湯」まで歩いて行ったこと。早足で約15分。なんだ、意外と近いではないか。
お風呂は、前回よりも空いていた。もしかしたら参加者少ない?
メインの大きいお風呂から檜風呂、気泡の出るお風呂(香り付)、そして露店風呂。1月には寒かったけれども、屋外でのお風呂が気持ちよい季節になってきた。欲を言えば、緑が欲しい。コンクリートの屋根しか見えないのがいかにも殺風景で寂しい。これは立地上、仕方の無いところではありますが。
ここの露天風呂は、上から三段になっていまして…いや、お風呂レポートがこの日記のテーマではないので、本題にはいります。

 

まずはビールとカツカレー。この写真に写っているサコッシュは、以前フィロソフィーの物販で買ったもの。まさに湯会で使えるグッズ。本当は、普段使っている仕切り付きの小さいバッグの方が使い勝手が良いのだけど、それは言わない事にしよう。
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賑やかな男性ラップグループを尻目に、まずはサブステージ(畳32畳の小部屋)でまったりとTHE PATS PATSと℃-want you!を楽しむ。
「パッツパッツ」は、女性による二人組。普段はドラムを加えてバンド形態でやっているらしいが、この日はアコースティックセットなので、ベースの人は鉄琴とトライアングルを担当。この人、セーラームーンのTシャツを着ていた。何か気になる(笑)。「ハンドスピナー」なんていう曲名も好き。明るいガールズポップ、こういうのには文句のつけようもありません。
● AnoLuck
https://youtu.be/qib51uSm85c
●アルバム紹介
https://youtu.be/0IckDiFiGx4

 

「シー・ウォンチュ!」は、Magic, Drums& Loveや住所不定無職などで鍵盤を弾いている人らしい。この日はアコースティックの弾き語り。畳にぺたんと座って歌う。
●君だけさ
https://youtu.be/Unc6fgMOgOM
これなんか聞くと、いかにも50年代から60年代のオールディーズ路線なのだけど、生で聞くともう少し陰影がある感じ。「酔い任せ」など、じっくり聞かせる曲もある。「モコゾウ・ブギ」の、わんわんわわんわんわんも、楽しかった。いやあ良かったです。後で物販に本人が座っていたので、思わずアナログEPを買ってしまった。

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● Don’t Touch Her!(これ、かなり好き)
https://youtu.be/CmPDkOtfp-s

(Magic,Drums&Loveも何曲か聞いてみたけど、カッコ良かった。グルーヴィー!)

 

メインステージからは、おやすみホログラムの大きな音や叫び声が聞こえてくる。でも、ここはまったりとした別世界。まずは、こっちに来て正解だったと思う。(でも後から考えると、おやホロも見たかった)。

 

さて、大宴会場のメインステージではThere There Theres(ゼアゼア)が始まっている。正直、動画を見た感じでは苦手だと思っていた。でも、実際に見てみたら意外に良かった。まず、黒ずくめの衣装ではなくて赤と青の館内着だったこと、これが視覚的に良かったのかもしれない。それから意外とポップさもあり、メンバーも可愛い。うーん、やっぱり見てみないとわからないものだ。

 

続くMaison book girl(ブクガ)は、素晴らしかった。昨年9月のフィロのス定期公演で数曲見ただけだから確かな事は言えないけど、その時よりも遥かに良かったと思う。変拍子の楽曲に彩られた独特の世界観。これは確かにクセになるのもわかる。

 

DJタイムでもお客は大盛り上がり。今まで来た中でも、今回が一番騒がしい。若い人が多いからかな?Negiccoが出る時は、どうしてもおっさんが多くなるからね(←お前がそれを言うか)。

 

そして、その熱気がそのままフィロのスになだれ込む。主催者がいったん座らせても、入場のSEが流れてきたところでもう総立ち。みんな歌うわ踊るわの大騒ぎ。そうかと思えば、「ジャスト・メモリーズ」では、イントロのところでさあーっと座る。その様子を見たハルちゃんが笑う。おとはすも笑いながら、控え目に手を叩く。ハルちゃんが笑顔のまま歌いだす。そこからは、いつもの世界。ついさっきまでの大騒ぎが嘘のように静まり、会場のみんなが歌に聞き入る。おそらくこの時ばかりは、うるさい音やバカ騒ぎに辟易していたであろう飲食スタッフのおばちゃんたちも、この声に聞き入っていたに違いない。
「ベスト・フォー」で再び火がつき、ラスト2曲で大爆発。「ラブ・バリエーション」は、もはやライブの鉄板曲。この曲は本当に楽しい。「ダンス・ファウンダー」では、間奏のメンバーの踊りに合わせて、お座敷のオタクたちもラインダンスを始める。こんなの初めてだ!
まあ、本当にすげえステージだった。湯会のスタッフからは、「湯会史上最大の盛り上がりだった」と言われたそうだ。おそらくフィロのス史上でも最高に熱いステージだったのではないかと思う。ただ、一部にリフトを仕掛ける輩がいたのは、いくらなんでもやりすぎでしょう。

この日のフィロのスは、他のグループとの格の違いを見せつけた。何も特別な事はやっていないのに、楽曲と歌の力とダンスで、あれだけの磁場を作り出すまでになった。この日に感じた風格は、少しずつ着実に4人が身に付けてきたものだと思う。距離は近いのに、なんだか遠い所からみているような、妙な感覚だった。でも、それも特典会での普段と変わらない姿を見たら吹き飛んだような気がした。
こんなに凄いグループに、まだまだこうやって接する事ができる。その有難みに感謝しつつ、もっともっと大きくなる事を願っている。
館内着、自分が着ていたのと、おそろだよ。
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1. コモンセンス・バスターズ
2. エポケー・チャンス
3. アイドル・フィロソフィー
4. 夏のクオリア
5. ジャスト・メモリー
6. ベスト・フォー
7. ラブ・バリエーション
8. ダンス・ファウンダー

トリの大森靖子は、フィロのスの特典会と被っていたため、あまり見る事ができなかった。客席から入場して、そのままオケをバックに「ミッドナイト清純異性交遊」を畳の中心で歌い始め、あとはあの弾き語りを決め、途中からステージに上がる。大森靖子を見るのは、なんと2年9ヶ月ぶりになってしまったが、大森靖子はやっぱり大森靖子だった。大森靖子にしか表現できない世界で、湯会を支配していたと思う。じっくり見ていなかったので、それ以上は言わない。

今回の湯会は、フィロのス以外はどうしても見たいという面子でもなく、行く前の期待感は正直それほどでもなかった。日比谷野音のチャランポに行くべきだったか、などとも思っていた。
でも、行ってみたらこれまでで最高にカオスで、これまでで一番心に残る湯会となった。
早めに風呂に入り、帰りは府中で仕上げ。湯会はやめられない。

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