チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

1/14(月・祝)フィロソフィーのダンス@柏PALOOZA

「Girls are Back in Town Vol,2」

開場 15:30 開演 16:00 4,500円+ドリンク代500円

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ヒューリスティックスとは、人が意思決定をしたり判断を下すときに、厳密な論理で一歩一歩答えに迫るのではなく、直感で素早く解に到達する方法のことをいう。」(コトバンクより)

 

3年近く前、僕が何かのきっかけでフィロソフィーのダンスを知ったとき、これはライブに行きたいと直感的に思った。これも、ヒューリスティックのなせる技だったのだろうか。

 

この日は成人式だった。

フィロのスのメンバー、大人に見えるけど、みんな未成年だったらしい。

おとはす「私14歳。ハルちゃんは?」

ハル「9歳」←さっき、前日の新潟公演からの新幹線で日本酒飲みすぎたと言っていたのに

あんぬ「私は17歳」←はい、あんぬちゃんは永遠の17歳です。

「でも不思議なことがあって。今日、弟が成人式なの」

「そういうこと、あるよねー」

フィロのスのパワーは、時空をもゆがめてしまう。

 

「ライブ・ライフ」の前の声出しで、おとはすがお客さんに向けてマイクを差し出す。

ここでハルちゃん「今おとちゃん、ロン毛の人の所に行ったでしょ。ロン毛好きだから」

おとはすが「そんな事ないよ。どうしてそういう事言うの」と言いながら、ステージ脇の柱に拗ねたように絡みついたところが個人的なハイライト。

「自分もロン毛にしよう」

その時、僕はそう思った(でも、きっとむさ苦しいだけだろうから考え直した)。

 

ライブは80分と短め。実際、あっという間に終わってしまった感じがしたけれど大満足。本当に素晴らしい内容だった。

もうすでに、ショーとして完成されたものを見せつけられたような感じがする。それでも、振り付けが微妙に変わっていたり、ハルちゃんやマリリのフェイクの入れ方など、随所に工夫が凝らされていて、新しい発見がある。

何より見ていて楽しい。冒頭に書いたようなMCも、適度に短く面白い。

 

アンコールを入れて全15曲。セトリも良く考えられている。

最初の5曲、「イッツ・マイ・ターン」「すききらいアンチノミー」「コモンセンス・バスターズ」と、新旧の代表曲でフロアーを沸かせたと思ったら一転してアダルトな「パレーシア」と「アイム・アフター・タイム」をクールに聞かせる展開。

MCをはさみレア曲のパートで初期のエレクトロ色の強い「熱帯夜のように」を決めた後には、JBばりの骨太ファンク「エポケー・チャンス」を続け、ここで来たかの「アイドル・フィロソフィー」。

そして、「ライブ・ライフ」から「ラブ・バリエーション」で最高潮に達したところで「ベスト・フォー」、本編ラストはこのツアーのアンセムともいえる多幸感あふれる新曲「ハッピー・エンディング」で、「ラララー」とシングアロング。

でもこの曲、曲調もアレンジもかなりサザンソウル色が強くて、ニューオリンズっぽいピアノのフレーズなんかも入っていたりする。

 

アンコールの「ヒューリスティック・シティー」がまた素晴らしくて、ここでマリリの声にとろけたと思ったら「ジャスト・メモリーズ」でハルちゃんに泣かされて、余韻に浸る間もなく「ダンス・ファウンダー」で踊らされて大団円。

 

やっぱり、音楽が真ん中にあって、その音楽が最高なんだよ、フィロのスは。

 

会場のキャパは500人。ソールドアウトで踊るスペースもないほどの密集状態だった。若い人や女性が多かったような気がする。

 

しかし、品川でのツアー初日、バンドにホーンまで入った編成でのライブを見れなかったのが痛い。(しょうがないけど)

時間が許せば、来週広島でのツアーファイナルにも行きたいと思う(けど行けない)。

 

今年のフィロソフィーのダンスは、どこまで行ってしまうのだろうか。

 

ヒューリスティック・シティー(この曲ホント最高)

youtu.be

仙台で牛タンに舌鼓を打つ、おとはす(本文とは関係ありません)

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