チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

2/1(金)amiinA@マイナビ赤坂BLITZ

2nd one man live Falconia ~touch the horizon~

開場 18:00 開演19:00 4,000円+ドリンク代500円

 

ポストロックの地平の先には、ケルトとアフリカが連なっている。

amiinAのワンマンを見て、そんなことを感じた。

 

ステージ上には巨大な本のセット。

そこに、中世のものらしき文字が映し出されている。

ページがめくられるごとに、物語が転換していく。

そう、ここは空想の楽園「Avalon」。

 

物語の案内役は、Jubilee君ことめぐるくん。

Jubilee」のMVに出ていた少年です。この子が可愛いんだ、また。(最初に出てきたとき、女の子だと思った)

MVと同じ装い。MVと同じように帽子が飛ばされてライブが始まった。

youtu.be

 

NETWORKSや校庭カメラガールドライ、そしてCHERRY COKE$。amiinAの音楽に関わってきた人たちもシークレットゲストとして登場。

でも、彼らもあくまでも物語の登場人物の位置づけ。

出演時に紹介されることもなく、ステージでの共演が終わると、めくられたページの陰に隠れてしまう。

 

それにしても、この2つのバンドとのコラボが、 最大の見もの聞き物であった。

NETWORKSによる「eve」は、CDの音源よりもミニマル感が増し、アフリカの香りすら漂わせる。リズムも強調されて、クライマックスではポリリズムの嵐。そして、白い衣装で舞うamiinAの2人は妖精のよう。

THE CHERRY COKE$は、とにかく楽しい。ポーグスとか大好きだった自分だもの、好きにならないわけがない。チェリコのライブ、チェックしてみようか。

 

そして、冒頭に書いた「ポストロックの地平の果てのケルトとアフリカ」に、立ち戻る。

(これって、ピーター・ガブリエルがやっていた事なんだよな)

 

幕間、SerphによるDJの時、隣で女の子がDJを始める。あれ、amiちゃんだ。なかなか堂に入ったDJプレイだった。

 

本編ラストで大盛り上がりだった「signal」(この時ばかりはリフトが上がりサーフをするオタクも)が終わってからのアンコール。

めぐる君によって開かれたページの後ろには、鍵盤を前にしたmiyuちゃん。

「弾き語りで歌います。曲は私が選びました」

その曲は、「signal」。

ついさっき、あんなに盛り上がったこの曲が、弾き語りによってしっとりと歌われる。まったく違う表情を見せる。

「いい曲だな」

改めて、そう思った。

年末に体調を崩し、声が出なくなったmiyuちゃん。

最後のMCで、「このまま歌えなくなってしまうんじゃないか、ステージに立てなくなってしまうんじゃないか」というプレッシャーに押しつぶされそうになったと言っていた。

でも、このワンマンに向けてしっかりと仕上げてきたのはさすが。

 

幕が変わり、ステージ下手にはチェリコがスタンバイ。

インストで1曲やった後(これがめっちゃ良かった!)には、もちろん「Caravan」。

youtu.be

チェリコが終わって、いよいよ「Canvas」だ。

手を上げて、全力でジャンプする(こういう時に、かつてバレーボールをやっていた時の何十年も前の自分が出てしまう)

これで終わりかと思ったら、更に「Avalon」。

たっぷり2時間半に及ぶ物語は、本当に幕を閉じた。  

 

音楽、映像、舞台装置。それらが一体となって表現される世界観。

「世界観」って便利な言葉だし、自分も安易に使ってしまうのだけど、こういうライブにこそ使うべきなのだろうなあ。

 

これをもって、長い春休みに入るamiinA

(いや、12日にインストアライブがあるけど)

4月からamiは大学生、miyuは高校3年生になる。

今度会う時には、どんな世界を見せてくれるのだろうか。

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