2nd one man live Falconia ~touch the horizon~
開場 18:00 開演19:00 4,000円+ドリンク代500円
ポストロックの地平の先には、ケルトとアフリカが連なっている。
amiinAのワンマンを見て、そんなことを感じた。
ステージ上には巨大な本のセット。
そこに、中世のものらしき文字が映し出されている。
ページがめくられるごとに、物語が転換していく。
そう、ここは空想の楽園「Avalon」。
物語の案内役は、Jubilee君ことめぐるくん。
「Jubilee」のMVに出ていた少年です。この子が可愛いんだ、また。(最初に出てきたとき、女の子だと思った)
MVと同じ装い。MVと同じように帽子が飛ばされてライブが始まった。
NETWORKSや校庭カメラガールドライ、そしてCHERRY COKE$。amiinAの音楽に関わってきた人たちもシークレットゲストとして登場。
でも、彼らもあくまでも物語の登場人物の位置づけ。
出演時に紹介されることもなく、ステージでの共演が終わると、めくられたページの陰に隠れてしまう。
それにしても、この2つのバンドとのコラボが、 最大の見もの聞き物であった。
NETWORKSによる「eve」は、CDの音源よりもミニマル感が増し、アフリカの香りすら漂わせる。リズムも強調されて、クライマックスではポリリズムの嵐。そして、白い衣装で舞うamiinAの2人は妖精のよう。
THE CHERRY COKE$は、とにかく楽しい。ポーグスとか大好きだった自分だもの、好きにならないわけがない。チェリコのライブ、チェックしてみようか。
そして、冒頭に書いた「ポストロックの地平の果てのケルトとアフリカ」に、立ち戻る。
(これって、ピーター・ガブリエルがやっていた事なんだよな)
幕間、SerphによるDJの時、隣で女の子がDJを始める。あれ、amiちゃんだ。なかなか堂に入ったDJプレイだった。
本編ラストで大盛り上がりだった「signal」(この時ばかりはリフトが上がりサーフをするオタクも)が終わってからのアンコール。
めぐる君によって開かれたページの後ろには、鍵盤を前にしたmiyuちゃん。
「弾き語りで歌います。曲は私が選びました」
その曲は、「signal」。
ついさっき、あんなに盛り上がったこの曲が、弾き語りによってしっとりと歌われる。まったく違う表情を見せる。
「いい曲だな」
改めて、そう思った。
年末に体調を崩し、声が出なくなったmiyuちゃん。
最後のMCで、「このまま歌えなくなってしまうんじゃないか、ステージに立てなくなってしまうんじゃないか」というプレッシャーに押しつぶされそうになったと言っていた。
でも、このワンマンに向けてしっかりと仕上げてきたのはさすが。
幕が変わり、ステージ下手にはチェリコがスタンバイ。
インストで1曲やった後(これがめっちゃ良かった!)には、もちろん「Caravan」。
チェリコが終わって、いよいよ「Canvas」だ。
手を上げて、全力でジャンプする(こういう時に、かつてバレーボールをやっていた時の何十年も前の自分が出てしまう)
これで終わりかと思ったら、更に「Avalon」。
たっぷり2時間半に及ぶ物語は、本当に幕を閉じた。
音楽、映像、舞台装置。それらが一体となって表現される世界観。
「世界観」って便利な言葉だし、自分も安易に使ってしまうのだけど、こういうライブにこそ使うべきなのだろうなあ。
これをもって、長い春休みに入るamiinA。
(いや、12日にインストアライブがあるけど)
4月からamiは大学生、miyuは高校3年生になる。
今度会う時には、どんな世界を見せてくれるのだろうか。
amiinA 2ndワンマン
— amiinA (@amiina_official) February 1, 2019
Falconia~touch on the horizon~@マイナビBLITZ赤坂
ゲスト出演してくださったNETWORKSさん 、Serphさん、校庭カメラガールドライさん、THE CHERRY COKE$さん、Jubilee君、ご関係者の皆様、そしてご来場いただいた皆様!本当にありがとうございました!
また春にお会いしましょう! pic.twitter.com/Mx7oorvUMe