開場 18:30 開演 19:00 3,000円+ドリンク代500円
スペシャルゲスト:Tokyo ROUGE(田中浩子/船木綾乃)、メイビーモエ(ぽわん)
キラキラシャミセニストを標榜し、伝統芸能ポップの道を切り開く。
24歳にして芸歴は21年、三味線の腕前は津軽三味線の全国大会で4度の優勝を果たしたほどの実力者。
芸大出の才女でもある。
でも、音楽は頭でっかちなところなど全くなく、躍動感あふれる楽しいもの。
シティポップ、ファンク、スイングジャズ、ロックなど様々な彩りの楽曲に、無理なく三味線が混ざり合う。
昨年10月の主催ライブで初めて見て以来、この日が二度目。
他に何があってもこの日は川嶋志乃舞のライブに行くんだと決めて、2か月くらい前に予約をした。
その選択は間違いではなかった。本当に、行って良かった。
三味線を持つ川嶋さん(以下しのぴーと表記)の立ち姿が凛々しい。
高い音から低い音まで変幻時代に音を操る、その姿。
リード楽器であると同時に、レンジの広い打楽器のようでもある。
跳ねる三味線がまさにグルーヴィーで、特にベースと三味線がユニゾンのように絡み合う瞬間がスリリング。
ちなみにドラムの由布郁さんは、今月行われたフィロのスのBandwagonツアーのサポートメンバーでもあります(行きたかった)。
序盤に演奏された、オリエンタルでエレクトロニックなインスト曲。この感覚、好きです。ジャンプしたよ。
他にも、「姫牡丹」や「花千鳥」といったインスト曲がどれもカッコいい。
でも、歌う曲も良い。三味線奏者としてだけでなく、ボーカリストとしてもなかなかのものだと思う。
「東京タワーラプソディ」と「キツネ倶楽部」では、レビューカンパニー「Tokyo ROUGE」の2人のダンサーが妖艶な踊りで花を添える。
そうかと思えば、一転して三味線一本で聞かせる「津軽じょんがら節」。これは素晴らしかった。さすが日本一。
※3年半前の動画
ライブ終盤は「たのしい四捨五入」でタオルを回して、「遊郭ディスコ」で踊る。
全編通して、キラキラ感満載のとても楽しいライブだった。
アンコールの幕間、スクリーンに全国流通のアルバム「伝統芸能ポップ盤」と「完全民謡盤」2枚を同時リリースする予定であること、そのためのクラウドファンディングを行う事が告知された。
1週間ですでに目標金額を大幅に上回る支援が集まっている。
単純に、これは聞いてみたいと思ったので僕も最低限の参加。
(当たり前の話だけど、クラウドファンディングについては、本当に自分が支援したいと思ったものにしか参加しないようにしている。それは、自分の推している対象についても同様。)
【和楽器を身近に!】伝統芸能ポップの先駆者・川嶋志乃舞、全国流通盤発売! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
終演後、キラキラシャミセニストともチェキを撮る自分。
「お名前は?」と聞かれたから「チーボーです」と答えたら、「ああ、チーボーさん」と肩を叩かれた。
あれは一体、なんだったのだろうか(笑)でも嬉しい。
開演前と終演後、場内ではしのぴーのラジオDJ(FMぱるるんの番組なのかな)が流れていて、二階堂和美やヘンリー・マンシーニなどに交じってPerfumeの「ビタミンドロップ」を選曲していた。「そこ来ますか!」。でも改めて聞くとこの頃のPerfume はやっぱり良いなと思った。しのぴーも言ってたけど、かしゆかのツインテもね。
最後に、しのぴーとは直接関係ない話。
Twitterでこのライブのことをつぶやいた際、高校生の頃に見た高橋竹山のことに触れたら、二代目高橋竹山さんからイイネがついていた。邦楽界の巨匠のような方でもエゴサするんだ、と変な感心をしてしまった。
1.おしゃれなふたり
2.ささやかな悪口
3.パンダトニック
4.牡丹姫
5.City Shake (withメイビーモエ)
6.花千鳥
7.Not575(新曲)
8.東京タワーラプソディ
9.キツネ倶楽部
10.津軽じょんがら節
11.背水の陣
12.JumpUp!!!(新曲)
13.たのしい四捨五入
14.遊郭ディスコ
アンコール
15.ロリポップ