チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

6/30(日)nuance@梅田クラブクアトロ

nuance 5th oneman live 『betsu-machi』

開場 11:45 開演 12:15  3,500円+D600円

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別の街で会ったはずなのに、まるでいつもの街にいるみたいだった。

 

 バンドをバックに、ひたすら歌とダンスを見せる。

演出に趣向を凝らした東京O-EASTでのワンマンが表なら、こちらは裏。いや、こっちが表か。

どちらにせよ、表裏一体という感じ。

時間にして1時間強だったけど、ぎゅっと凝縮された中身の濃いライブだった。

 大阪の人たちにも、しっかりと爪痕を残せのではないかな(遠征組多かったけど)。

 

二度寝をしてしまい、予定していた新幹線に乗れず慌てたけれども、何とか開演間に入場することができた。

会場のキャパ700人に対して、入場者5割から6割くらいの感じかな。それでも大阪ですからね、良く入った方ではないかと思う。

 

ほどなく開演。

バンドのメンバーが入場・・・と思いきや、nuanceの4人がSEもなくステージに現れてフォーメーションを取る。

???なんだろう?

聞こえてきたイントロは「からくれない」。

O- EAST で、Gladで、キーボードだけをバックに、振り付けなしで歌われたこの曲。

振り付けがついた形で披露されるのはこれが初めてだ。

フジサキPの事だから、普通の始まり方はしないだろうという予感はあった。でも、これは予想の遥か上を超えてきた。常にワクワクするものを見せたい。そんなエンタメに対するこだわり、真摯な姿勢の表れなんだと思う(上から目線みたいな書き方で申し訳ないですけど)。

 

ついでに言うとこの曲、Aメロのコード進行が森高千里の「渡良瀬橋」を思い起こさせる。特に、わかちゃんが歌う「昼下がり カレーの匂い 古いジャズソング」で目に浮かぶ光景と、「渡良瀬橋」に出てくる「床屋の角にポツンとある公衆電話」が交錯する。

この街を卒業できない「からくれない」と、ここを離れて暮らすことができない「渡良瀬橋」。考えてみればこの2曲、テーマも共通している。

ミサキサンの「大人になれない」の所が大好きで、切なくて。

最後に4人で歌われる「大人になれない」では、もう胸がいっぱいになる。

この時点でもう、「大阪に来た甲斐があった」と思ってしまった。

 

続いての曲は「COSMO」。

バンドはいつ出てくるのだろう、この次の曲からなのかな?と思っていたら、曲の途中(ワンコーラス終わったあたりだっただろうか)で入ってきて、オケの音に生音を重ねてくる。

音の厚みが急に増し、歌う4人の声にも力がこもる。そして、フロアはぶち上がる。

すごい、こんな演出も初めて見た。

大好きな「Love chocolate?」、珠理ちゃんが椅子に座って後ろを向いている時、ドラムのUさんが珠理ちゃんと目を合わせて笑っている。珠理ちゃん、どうも変顔をしていたみたい(後で聞いた話)。ステージを楽しんでいる様子が伝わってくる。

「ナナイロナミダ」では、ここ大阪でもフロアから「おーおーおおおおー」の大合唱。「光に満ちた未来をきっと 手にしてみせるさ」のところのみおちゃんの歌声とキレの良いダンスが迫ってくる。ここでのみおちゃんの歌、すごく良い。特に最近、力強さが増してきたような気がする。

 

ここでメンバーがいったん退場するものの、いつものSEに乗ってすぐにステージに戻って来る。

「シャララ シャララ」からは、ノンストップで最後まで突っ走る。

曲の間も開けないから、nuanceメンバーは勿論のことバンドメンバー、特にドラムのUさんも大変だったのではないだろうか。でも、Uさんのドラム好きだ。

 

先の「ナナイロナミダ」から「ルカルカ」までの3曲は、O- EAST ではセトリから外れた曲で、なんか得した気分。

「tomodachi」で、オレモー!コールが入るようになったとは知らなかった。スカートの裾をつまんで膝を折るポーズが好き。

そして「タイムマジックロンリー」の「どこでもいいからね今すぐ〜」の所で、スカートの裾を持って踊る振り付けも好き(スカートの裾フェチ疑惑)。

「ヒューマナイズド・ヒューマノイド」からの終盤3曲は楽しかった。3月の心斎橋サンホールを超えるほどの盛り上がり。

タイムマのクラップも決まり、ミライサーカスではみんな踊る。さすがに大阪の人たちはノリが良い。

 

アンコールは「wish」

この曲、何度見たかわからないけど、見るたびに違った感動が湧き上がってくる。大阪で、別の街で見る「wish」は格別だった。

無駄なMCもなく、全力でライブをしてさっと退場する4人。こういう所も好きなんだよね。

 

「ブリキの街」が流れ、会場横のスクリーンにキャストが映し出されるのはO- EAST と同じ。そして、最後に画面が揺れて物語は幕を閉じた。

 M1 からくれない
M2 cosmo
M3 Love chocolate?
M4 ナナイロナミダ
M5 シャララシャララ
M6 ルカルカ

M7 tomodach
M8 セツナシンドローム
M9 サーカスの来ない街
M10 ヒューマナイズド・ヒューマノイド
M11 タイムマジックロンリー
M12 ミライサーカス
M13 town(SE)

(アンコール)
M14 wish

 

照明や音響のスタッフも東京から乗り込んでのライブ。

最上のエンタメの陰には、スタッフの情熱が欠かせない。

チームnuanceの熱量も半端ない。そんなことも感じた大阪ワンマンだった。

 

連番した大阪の方が、このライブの素晴らしさをコンパクトに表現されていたので引用させていただく。

 

 ね、ハマるのわかるでしょ。

 

昨年の、あのO-WESTでのワンマンからちょうど1年。あのライブを境に、ぐっと力強くなったnuance。

今年の夏もこの勢いで突っ走ってほしい。

 

終演後、チェキ列の誘導をしているコバケンさんの姿が見える。前日には、グーグールルとカイのリリイベを仕切っていたコバケンさん。目が合って、向こうも「あれ?」っていう顔をされていたので(気のせいかも)、「昨日はグーグールルでお世話になりました」と、声をかけさせていただいた。気さくな方でした。

今回、ここのハコを押さえたのがコバケンさんだったのですね。

チケットを見たら、ちゃんと「企画制作・エクストロメ、協力・コバケン」って書いてあった。

協力してくれる人がいるからこそ、nuanceはうまく回ってるのでしょう(どんな仕事にも共通する事だろうけど)。

 

メンバーと囲みチェキを撮った後は、関西の方と串揚げを食べに行き、新大阪16時過ぎの新幹線で帰京した。7年か8年くらいSNS上で交流のある人で、会うのは3回目だけど初めてゆっくり話ができた。そういう意味でも来て良かった。

大阪で開催されたフィロのスの定期公演にも行きたかった(nuanceから回した人も多かったようだ)けど、仕事の関係で断念。まあ仕方ない。

 

その後の7月5日(金)には、渋谷LUSHでのBeat Happening!に出演したnuanceを見に行った。大阪での勢いをそのまま持って帰ってきたかのような熱いライブ。

4人と大阪で話をできなかった分も取り戻せた。すごく楽しかった。

 20190705 LUSH

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新大阪駅にいたキティちゃん新幹線

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