「こんなにお客さんがいるとは思わなかった。みんなおかしいんじゃない?」
と、高橋ヒョウリさん。
「ミュージシャンになって一番怖いです。でも歌います」
と、桃野陽介さん。
コロナウィルスは収束の兆しを全く見せず、一部ではライブハウスが槍玉にあげられるような風潮も。
もちろん、ライブハウスには閉鎖空間、密集、飛沫と悪条件が揃い、実際にライブハウスでの感染例が発生しているのだから仕方ない側面はある。
でも、何から何まで自粛というのも違うと思う。
なんとなく、エンタメの肩身が狭い。
しかし、状況は悪くなる一方だよな。
そのうち、こんな呑気な事も言っていられなくなるのかもしれない。
さて、ビーハプでの町ガのアコースティックは昨年の11月に続いて2回目だけど、今回もとても素晴らしかった。
ピアノでの「はるかぜリップ」「Ice Nine」に続いては、カホンのリズムだけを頼りに「銀河ステーション」と「Moon Base」。
「銀河ステーション」では、佐々木健太さんのカホンばかり見ていた。パターンを変えながら、よく正確なリズムを叩き続けられるものだと感心する。
そして「MoonBase」のサビのコーラスの美しさ。
こんな曲をほぼアカペラで歌ってしまうなんて驚きだ。
いつの間にか、町ガは物凄く高い地点に到達していたのだと思う。
オーバーオールと言えば、もえりんだよね。
前回はSOLEILのライブに参加のため不在だったもえりんがいたのも大きかった。
最後の「サマーレイン」も良かったなあ。
このコーラスにはコロナウィルスさえ浄化してしまう力があるのではないかと思ってしまうほどだけど、流石にそれはあり得ないか。
でも、この感動には間違いなくウィルスに対する免疫力を高める効果があると思う。
物販で、メンバーが消毒液を手にかけてくれるのも、妙に嬉しい(変?)。
こういう、アイドルではない対バン相手のライブでも、全然違和感がない。ていうか、ショーキチさん絡みでお手の物か。
柴田ゆうさんには間に合わなくて残念だったけど、ハイトーンボイスと循環するコードが気持ち良いタカハシヒョウリさん、力強い歌声と言葉が腹に響く桃野陽介さん、2人とも歌の力を感じさせてくれる熱演だった。
桃野さんの「ぼのぼの」のテーマソングも楽しかったですね。
町ガは今日もビーハプに出演します。
NaNoMoRaL やキスエクも出るとあっては、行くという選択肢しかない。
以上、下書きしていた原稿をお昼休みにスマホで急いでアップしました。