チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

LPを片っ端から聞いてみた33. Eric Clapton

■461 OCEAN BOULVARD(1974年)

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1976年、高1の秋に買ったアルバム。記憶が正しければ、洋楽ではボブ・ディラン、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンの次に買ったのがこれだと思う。

「クラプトンって凄いギタリストらしい」という話を聞いて、どんなギターを弾くのだろう?と思ったのがきっかけ。でも、これはギターをバリバリ弾きまくるようなアルバムではないんですよね。初めて聞いた時には、少し肩透かしを食らったような気がしたもの。

それでも、聞いているうちに好きなってきた。ディープ・パープルやツェッペリンに今一つしっくりこないものを感じていた僕は、「ああ、こういうロックもあるんだな」などと思ったりしたもの。

この年の冬に出た「No Reason To Cry」では、ディランやザ・バンドのメンバーをゲストに迎え入れていた事もあり、自分の音楽的趣向の履歴の上では結構重要な位置を占めていたのかもしれない。

でも、真剣に聞いていたのは「Slowhand」くらいまでかな。1978年の「Backless」になると、何だか面白くないなと感じてしまって、それ以降はほとんど追いかけていない。

一度興味を失うと新しいものを聞かなくなってしまうというのは自分の悪い癖なのだけど、他に興味の対象が爆発的に膨らんでいた時期でもあるので仕方ないとは思う。

 

そういえば、僕が初めて見たコンサートが、1977年の武道館でのクラプトンだった。

前座が森園勝敏も在籍していたプリズムだったのだけど、肝心のクラプトンのライブについては「ああこれがコンサートというものか」と感じたくらいで、特に感銘したという事もなく終わってしまった。

オープニングの「The Core」とラストの「Layla」、アンコールの「Tell The Truth」は覚えていますけど。

 

あまり気乗りしていないような文章を書いていますが、改めてアルバムを聞き直してみると、やはり良いですね。この曲なんかうっとりしてしまいます。ここから「Let It Flow」に続くところなんか特に好き。

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当時、この曲をアルバムで聞いた時には「あっ、これ聞いた事あるな」と思った。多分ラジオで流れていたのでしょう。この時にはまだレゲエという音楽も、ボブ・マーリーという名前も知らなかったはず。後にレゲエに興味を持つ出発点でもあったんですね。

youtu.be

「Willie and the Hand Jive」から「Get Ready」のところのリズムも大好き。こういうノリの音楽を好きになる原点だったのかもしれないと、今回聞いて感じた。

 

色々と問題を抱えていた私生活には言及しませんが、人種差別発言はやはり残念だと思う。ブルーズなどのブラック・ミュージック無くして彼の音楽は成り立たないはずなのに。

 

さて、次回はSONNY CLARK、ジャズです。

さらっと行きたい。そして、更新の頻度を上げたい。