家にあるLPレコードを、アルファベット順に聞いて感想を書くというシリーズです。
35回目は、ディープ・ソウルの代表格、オーティス・クレイ。
■ライブ(1978年)
1984年4月の来日公演を収録した2枚組のライブ盤。
オーティス・クレイはこの時まだ36歳と、まさに脂の乗り切った時期。
この曲のようなノリの良い曲からスローバラードまで、歌唱は申し分ない。
これは彼の代表曲ですね。
途中で「In The Midnight Hour」のフレーズも飛び出し、観客も大盛り上がり。
ドラムが軽くてバタバタしているように聞こえてしまうのが残念。
こちらはミディアムナンバー。八分の六拍子なのかな?
「プレシャス~プレシャス」と歌い始めたところで湧き上がる歓声、お客さんのノリも良い。
さっきの曲もこの曲も、MCまで丁寧に収めているのでとにかく長い所が玉に瑕。ライブ会場にいれば問題ないのでしょうが。
敢えてボーカルを前面に出すミキシングをしているとの事だけど、やはり音のバランスは悪いと思う。
それから、アルバム冒頭のリハーサル音源は必要かな?これは個人的に無い方が良いように思ってしまう。
なんだか重箱の隅をつつくような事ばかり書いているけれども、素晴らしいライブ盤である事は間違いないです。
次回はレゲエ界の大物、Jimmy Cliffです。