チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

1/28(土)脇田もなり Birthday&“もなりの8ビート” Release Party @渋谷WWW

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後ろにまとめたソバージュの髪が揺れる。

「踊ってください」「踊れ」「私も踊る」

何度この言葉が繰り返されただろうか。

実際、こんなに踊るもなりちゃんを見たのは初めてだ。*1

あえてリミッターを外し、自らを鼓舞するかのような振る舞い。

「無になった」という3年間の長いトンネルを抜けて、再び前へ進もうとする意志が伝わってくる、そんなステージだった。

 

黒いドレス、両肩には青いふわふわの飾り。

ブルーのアイシャドウのせいか、表情がキリっと見える。

そして、冒頭に書いたようにソバージュを大きくまとめたヘアースタイル。

ステージに出てきた時、一瞬恥ずかしそうな素振りを見せる。

決まり過ぎないというか、どこか素朴さを感じさせる所がまた彼女らしい。

 

「ダンストラックに特化した爆音ライブ」との触れ込みだったけど、あくまでも主役はもなりちゃんの歌。

必要以上に音量を上げたり低音を響かせて声が聞こえなくなるような事はなく、優しい爆音。

KAYO-CHAAANのシンセベースが耳に心地よい。

観客も、思い思いに体を揺らせている。

ゆったりと始まった序盤も良かったし、初披露となった「青の夢」のYanagi dori dubと「ONDO」も素晴らしかった。

「青の夢」のイントロのカチッカチッカチッという音についてのドリアンさんとのやり取りが面白かった。

「ドリアンさんが時計の音を入れてくれたんですよ」

「そう聞こえたの?」

「違うんですか?」

「あれはただのリズムボックス」

「歌詞に合わせて時計の音を入れたのかと思ってた」

「そんな事より、本物の踏切の音をわざわざ録りに行ったんですよ」

 

「Deflated Balloons」 (風船のリミックス)から「IN THE CITY」まではノンストップ。

「踊って」「まだまだ行ける」「恥ずかしがらないで」「人の目なんて気にしないで」「誰も見てないよ」「死ぬまで歌うよ」

煽るというよりも、一緒に楽しみたいという思いからの言葉なのだろう。

「もうすぐ声も出せるようになるね」という言葉に呼応したのか、「Boy Friend」では一部のオタクたちからオイオイやもなりコールも上がるが、もなりちゃんが指を口の前に持って行く場面もあった。

ラスト2曲は軽快な8ビート。

 

アンコールで出てきてのMC。

コロナ禍でライブが出来なくて、何をどう頑張っていいのかわからなかった。

その中で、「自分は自分」と思えるようになってきた。

昨年、元Especiaのメンバーが集まってライブをやった事も、気持ちの上で大きかったようだ。

今年に入り、タワーレコード川崎店でのリリイベで突然スイッチが入ってしまったとの事。

「その時の事は全然覚えていない」なんて言っていたけど、そのテンションが続いていたのかもしれない。

 

アンコールの1曲目は新曲。ゆったりとしたバラードを歌い上げる。

最後は「WINGSCAPE」。

ほどよく埋まった会場が揺れた。

 

終演後はサインカードのお渡し。

秒速だから会話をする時間はなかったから、ある事をひと言だけ伝えたら喜んでもらえたみたいで嬉しかった。

 

今年はアルバムのリリースがありそうだし、その際にはツアーもやりたいと言っていたもなりちゃん。

新たなフェイズへのスタートとなったこの日のライブ。

これからも期待しています。

1.Cloudless Night

2.ディッピン

3.PEPPERMINT RAINBOW

4.エスパドリーユでつかまえて

5.PLACE

(MC)

6.青の夢-Yanagi dori dub-

7.ONDO

(MC)

8.風船(Deflated Balloons )

9.La Shangri La

10.3MOTION

11.Boy Friend

12.IN THE CITY

(MC)

13.赤いスカート

14.もなりの8ビート

(アンコール)

15.新曲(曲名未定)

16.WINGSCAPE

 

 

*1:Especia時代を除いて