アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアルファベット順に聞き直してみる企画。第3回目はオールマン・ブラザーズ。
■オールマン・ブラザーズ・バンド/ブラザーズ&シスターズ(1973年)
高校生の頃はアメリカのロック、特に南部の泥臭い感じの音が好きだったんです。
当然、オールマンも聞いてました。
でも、フィルモア・イーストのライブよりこちらのスタジオ盤の方が自分は好きだったかな。ライブ盤だと、片面1曲で長い演奏が続くというのがどうにも途中で飽きてしまって。あれ、半分だったらいいのにとか勝手な事を思っていました。
「エリザベス・リードの追憶」は大好きですけどね。あれは13分くらいでしたか。
話を戻して、この「ブラザーズ&シスターズ」。
バンドの顔だったデュアン・オールマンをオートバイ事故で亡くし、キーボードのチャック・リーヴェルを加えて録音していたら、今度はベースのベリー・オークリーもオートバイ事故で亡くすという難儀続きの果てに制作されたアルバムです。
ジャケ写は、ドラムのブッチ・トラックスの息子さん、裏ジャケは故ベリー・オークリーの娘さんだそう。そして、見開きジャケには、メンバーとその家族による集合写真。再スタートへのメッセージが込められているのでしょうか。
カントリー色の強いこの曲、好きだったなあ。
今日みたいな天気の良い日に聞くと尚更気持ちよい。窓から入る風にツインギターがマッチする。
インストのこれも大好き。
この「ジェシカ」は、「プリティ・リーグ」(A League of Their Own)という女子のプロ野球を題材とした映画で、バス移動の際のBGMとして流されていました。*1
グレッグ・オールマンの粘っこいボーカルで歌われるブルースナンバーも良いなあ。
最近、この手の音から遠ざかっていたので、とても新鮮に聞こえます。
次回もオールマン繋がり、デュアン・オールマンです。