あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
最初は朗読。
続いてアカペラ。
そして伴奏とコーラスが入る。
ドーム型の天井一面に映し出された星の数々。
これは実際の星空をモチーフにしたものだそうだ。
湯川潮音の歌声が舞い上がって会場の隅々まで行き渡り、星空に吸い込まれていく。
そんな感覚を受けた。
ライブの終盤に歌われた「星めぐりの歌」*1は、間違いなくこのライブのハイライト。
半端なく心を抉られてしまった。
湯川潮音のコンサートはいつも特別なものになるのだけど今回も御多分にもれず。

バンドのメンバーはこの通り。
お馴染みのピアノ・藤原マヒトにバイオリンの高原久実。
Basoon(ファゴット)とベースの原元由紀の前には機材が置かれ、マニピュレーターの役割も果たしていた様子。
ギターが入ることによって生まれる音の厚みと深み。
音響の効果もあって幽玄な音世界が目の前に広がる。曲によってダブのような残響が耳に響く。
そこに融合する3人のコーラス。
此処はどこだろう?これは現実?
ただひたすらバンドメンバーやコーラス隊、そしてステージ中央で歌う潮音さんの姿に釘付けだった。
「1986」や「きおくの海」のメロディーが大好き。
演奏が一体となって押し寄せてくる「Full Moon」も印象深い。
「星めぐり歌」に続いて歌われた「キルト」が、終演後にもずっと心に残っていた。
[セットリスト]1.サン・テグジュペリ 2. 秘密 3.知らない顔 4.ネムネムの森 5.1986 6. Full Moon 7. 渡り鳥の3つのトラッド 8.きおくの海 9. 漂ようものたち 10. 誰がつけただろう 11. 星めぐりの歌 12. キルト En.ルビー
写真撮影可だったけど撮っている人は少なかった。
上手く撮れなくてごめんなさい。



終演後、やはり物販を覗こうと思いブースへ向かうと一番乗りになってしまった。
トートバッグを購入したところで潮音さんが現れ、サインをしてもらう。ライブが終わったばかりなのにすぐ出てきてくれて驚いた。

物販ブースの反対側にコーラスの3人が立っていたので、元CIRGO GRINCOのメンバーだったかなんさんにひと声かける。CIRGO GRINCOは、加茂啓太郎さんがフィロソフィーのダンスの次に立ち上げたダンス&ボーカルグループで、短命に終わってしまったけど結構好きだった。
私「CIRGO GRINCO以来です」
かなん「加茂さんも来ています」
すぐ近くに細野晴臣のTシャツを着た加茂さんが座っていた。
実は開演前にもすれ違っていたので来ているのは知っていたのですけど。
21年前に潮音さんが出演し、昨年劇場リバイバル上映された「リンダ リンダ リンダ」についての加茂さんの文章。
潮音さんの頑固さが窺えるエピソードが興味深いです。Base Ball Bearの関根史織さんについての話も。
細野晴臣のTシャツを着ていたのは、もしかしたら「相合傘」にかけていたのかな。
これはどうでもいい話なんですが、この日僕が着ていたのはXTC「English Settlement」のTシャツで、これは2016年8月のフィロソフィーのダンス定期公演(おとはすの生誕)で加茂さんが着ていたものと同じだったんです(狙ったわけではありません、偶然でした)*2。
加茂さんは一瞬「おっ」という顔をしたように思いましたが、気のせいだったかもしれません。










