チーボーのブログ

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LPを片っ端から聞いてみた4.デュアン・オールマン

 

アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアルファベット順に聞き直してみる企画。第4回目はデュアン・オールマン

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■Duane Allman/An Anthology Vol.Ⅱ

これは、今回初めて聞きます。

20年近く前、アナログプレーヤーが故障して聞けなくなっていたにも関わらず、当時あった近所の小さな中古レコード屋さんで買ったのがこのアルバム。すぐにプレーヤーを買うつもりだったのに、結局20年近く経ってしまった。

 

 デュアン・オールマンの未発表ソロ作や、彼が参加した様々なミュージシャンの作品を集めたコンピレーション。

アレサ・フランクリンウィルソン・ピケット、アーサー・コンレーといったソウルの大御所からブルースのオーティス・ラッシュ、初期のボズ・スキャッグスなど、とにかく幅広い。

中でも一番のお気に入りがこの曲かな。

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マッスル・ショールズ録音が多いので、あの映画「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」*1の画面から伝わって来た匂いが立ち上ってくる感じ。

これなんか、いかにもスワンプ。ジョン・リー・フッカーのブルース・ナンバーを粘っこく料理している。

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このサム・サムーディオという人は全く知らなかったですが、この「Hard and Heavy」(何というタイトル)というアルバム、ちょこっと聞いたらすごく良いんですけど。

 

ハービー・マンの「PUSH PUSH」は、ニューヨーク録音。ハービーのフルートを中心にした10分近いインストで、コーネル・デュプリーデュアン・オールマンのギターも聞き物。このアルバムの中では洗練された感じのナンバーです。

 

全体に、デュアンのギターを聞くというよりも、この時代のこのあたりの音を楽しめるアルバムだった。

 

次回はまたガラッと変わります。

1983年のイギリスに飛んで、アズテック・カメラの登場です。

*1:2013年製作、日本では翌年公開。米アラバマ州マッスル・ショールズの伝説的スタジオを題材にした音楽ドキュメンタリー。ウィルソン・ピケットが「ヘイ・ジュード」をカバーしたのはデュアンの発案だったというエピソードも語られていた。