チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

10/12(金)川嶋志乃舞、南波志帆、寺嶋由芙、にゃんぞぬデシ@渋谷eggman

川嶋志乃舞&渋谷eggman 共同企画 生誕祭&レコ発
「ハイカラハーバーvol.10」~バースデーガールに祝福を!~
開場 18:00 開演 18:30  3,000円(はじめて割1,500円)+ドリンク代500円

三味線といえば、高校生の時に近所の公民館で見た高橋竹山は衝撃的だった。
弾くというより叩いているように聞こえる。三味線って打楽器なの?と思ったくらい。
「うわー、津軽三味線ってロックじゃん」
漠然とした記憶ではあるけれども、ちょうどロックを聞き始めた自分の耳にも、とても新鮮に響いてきた。どうしてこのコンサートに行こうと思ったのかは覚えていないが、後に二代目竹山を襲名する高橋竹与との二重奏など、今にして思えば貴重なライブ体験だったと思う。
それ以来ずっと、津軽三味線を聞いてきた…わけではない。でも、三味線でポップス界に殴りこみをかけている若い女性とくれば、自分のアンテナに引っかかるのは必然の成り行き。しかもフィロのス界隈にいるのだからなおのこと(しかし、多才な人が集まっているものだ)。

そんなわけで、少し前から気になっていた川嶋志乃舞。にぁんぞぬデシとのツーマンとか、nuanceも出るイベントとか、行きたいライブもあったのだけどなかなか行けないでいた所、今回はじめて割り(チケット代が半額)を使ってようやく見る事ができた。
渋谷eggmannに来たのは35年ぶり。ゲストも魅力的で期待が高まる。

■ にゃんぞぬデシ
入場した時には2曲目の途中だった。20歳のSSW。声がすき。よく伸びる。歌い方も好き。キャラが異様に面白い。翌日のフィロのス定期公演でも見たので、そちらでもう少し詳しく書きたい。
来年1月14日に、ここeggmanでワンマンライブが決まっている。
「その日は祝日だからやったと思って押さえたんですけど、その後で自分の成人式の日だと気がついたんですよ。わたし自分の成人式に出られないので皆さん絶対来てください」
要検討。
1. am:pm
2. ネゴト
3. しろくま観覧車
4. スーパースター
5. 同じ空の下どころか
●同じ空の下どころか
https://youtu.be/FXgJJUQw6WA

■ 寺嶋由芙
見るたびに感心する。ソロになって5年、並大抵ではできない。笑顔まで完璧。でも、いやらしさやうそ臭さは感じない。女性のオタクが多いのもわかるような気がする(しのぴーの妹さんも普通に交じっていたらしい)。
西寺郷太さんが作った新曲「君にトロピタイナ」が良い。まあ、あれみたいですけどね(笑)。「終点、ワ・タ・シ。」が聞けるとは思わなかったけど、これ川嶋さんが三味線で参加していたのですね(編曲は宮野弦土さん)。
最後はしのぴーをステージに呼んでのコラボ。ゆっふぃーのステージに外れはない。
1. 知らない誰かに抱かれてもいい
2. 彼氏ができたの
3. 君にトロピタイナ
4. ぜんぜん
5. 終点、ワ・タ・シ。
6. 初恋のシルエット(コラボ)
●君にトロピタイナ
https://youtu.be/kKPtXvUVjKc

南波志帆
2016年12月のインストアライブ以来。第一印象は「あれ?変わったなあ」。落ち着いた色のふわっとしたワンピースのせいか、丸くなった感じ。前のゆっふぃーが細すぎたから尚更そう感じたのかもしれない。でも眼光はシャープで、近づきがたいようなオーラを漂わせている。
いきなりの「おとぎ話のように」には参った。ぐいぐい迫ってくる。雰囲気が巫女さんみたい。でも、続く「夢じゃない。」では、タンバリンを叩きながら軽快に歌う。曲によって色々な表情を見せる。特徴のある歌声はそのままに、深化した姿。
「南波ちゃん、かわいい」の声に、「そんなわけないだろう」と返し、すかさず「ありがとうございます」。「初めての人に口の悪い所を見せてしまいましたね」。独特なMCも健在。
中3でデビューして10周年。来月発売されるアルバムは、フレンチポップスに挑戦したものだそう。あの声との相性は抜群だろうから期待したい。赤坂Blitzでのワンマン、どうしようか。
川嶋さんとの接点は何だろうと思っていたら、しのぴー(川嶋志乃舞)が南波ちゃんのファンだったとの事でした。
1. おとぎ話のように
2. 夢じゃない。
3. 月曜9時のおままごと
4. プールサイド
5. にじいろの街で
6. Bless You, Girls!

川嶋志乃舞
ベースとドラムス、そして川嶋さんの三味線。
まずは津軽じょんから節の一節を軽く弾いてみせる。かっこいい。
インストの「牡丹姫」、音はかぶせているので完全な生音オンリーではないけれどもグルーヴが気持ちよい。三味線とベースが重なるところが痺れる。
「たのしい四捨五入」はロック。三味線はキックが強い楽器だからこういう曲にも合う。この2曲のアレンジは宮野弦土さん。
「おしゃれなふたり」も良い曲だし、アンコールの「遊郭ディスコ」も盛り上がった。これは楽しい。
芸大卒の才女。三味線の全国大会で優勝したりして、三味線の腕前は折り紙付。でも、三味線界でこんな事をやっている人はいないでしょう。MCでも「出る杭は打たれ続けてきた」と言っていたけれども、それでも自分の道を進む姿。志の高さもよくわかった。
「(他人へのサポートは別にして)三味線でドームに立った人はいない。そこを目指す」
「世界に文化を発信する」
参ったなあ。自分はこういう人に弱いんですよ。自分にはとてもできない人生だったから。また勝手な想像だけど、外見はキップの良い姉御肌みたいな感じだけど、めちゃくちゃ悩んだり考えたりしている気がする。
それは別にしても、良い音楽をやってライブは熱くて楽しいのだから、また行かない手はない。
ゲゲゲの鬼太郎のエンディングで氷川きよしが歌っているエンディング曲で三味線を弾いているのも彼女だそうです。
●見えんけれどもおるんだよ
https://youtu.be/ldhSokkN2Ps
1. 牡丹姫-2018Ver.
2. ささやかな悪口
3. たのしい四捨五入
4. 東京タワーラプソディ
5. おしゃれなふたり
6. 遊郭ディスコ
遊郭ディスコ
https://youtu.be/CYwql2EUQlk
これは2年前のMVだけど、歌は今の方が断然良くなっていると思う。

楽しいライブだった。行って良かった。
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