アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアルファベット順に聞き直してみる企画。
第一回は、ナイジェリアのKing Sunny Adeです。
■キング・サニー・アデ/オーラ(1984年)
トーキング・ドラムを初めて聞いたのは、おそらくキング・サニー・アデが初めてだったのだろうと思う。
絡み合うパーカッションのリズムが気持ちよい。その間を縫うようなスティールギターの音も特徴的。
今日はあいにくの曇り空だけれども、晴れたお天気の時に聞けば更に気持ちよいと思う。
ボブ・マーリーの死後、アイランド・レコードが次世代のスターとして世に放ったキング・サニー・アデ。
フェラ・クティのような激しいビートやアジテーション、アデの後に出てきたユッスー・ンドゥールやサリフ・ケイタのような強烈な歌声があるわけではない。
優しい音楽。
でも、80年代の音楽シーンのトップを走っていた人だと思います。
この「オーラ」は、アイランドでの3枚目となったアルバムだけど、その後はあまり消息を聞かなくなってしまった。
私は2枚目の「シンクロ・システム」も愛聴していました。
調べたら現在73歳なんですね、どうしているのでしょう。
アルバムには、先ごろ亡くなったトニー・アレンがドラムで参加している曲もあります。
この「ASE」(アシェ)には、スティーヴィー・ワンダーのハーモニカもフィーチャーされています。ダブ的な音処理も面白いですね。
次回はキャノンボール・アダレーです。