チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

「ストップ・メイキング・センス」を38年ぶりに見た感想

f:id:charanpochiiboo:20240219144255j:image

・38年ぶりにストップ・メイキング・センスを見た。場所は立川シネマシティ(シネマ・ツー)。

・記憶に残っているよりずっと素晴らい映画だった。

・冒頭のデイヴィッド・バーンが1人で歌うサイコキラーからティナ・ウェイマスが登場して「ヘヴン」、実はここが一番好きだったりする。

・1人ずつ増えていって4人になる。ここがトーキング・ヘッズの骨格。それも骨太。

・セトリは記憶していたのとだいぶ違っていた。どうも来日公演とごっちゃになっているみたい。

・助っ人メンバーの演奏面での貢献が計り知れない。なかでもバーニー・ウォーレルの弾く鍵盤の音色とグルーヴ。

・しかしデイヴィッド・バーンはよく動く。あんなに走り回っていたっけ。しかもスタイリッシュ。

・デイヴィッド・バーンってこんなにギターを弾きまくってたっけ。

・踊りながらベースを弾くティナ・ウェイマスがとにかく良い。ティナ推しになってしまった。

・ジェリー・ハリスンってきっといい人なんだろうな(勝手な想像)。バーニー・ウォーレルとアイコンタクトしてにこっと笑ったりして。

・Life During Wartimeでフロントのメンバーが並んで踊りながら演奏するシーン、Swampでの行進するような動きはよく覚えていた。

・曲によって変わる並び方

・Burning Down The House大好き。ていうかスピーキング・イン・タングスの曲はどれも良い。

・トム・トム・クラブのコーナーがこんなに良かったとは!一曲だけしか見られないのが惜しい。クリス・フランツが楽しそう。

・デイヴィッド・バーンのあのデカいスーツ、最初から着ていたわけではなかったんだね。あんなに動いているのに型崩れしなくて、どういう構造になっているのか不思議。

・デイヴィッド・バーンがスタンド型のランプと踊っている所がフレッド・アステアみたいだった。

・カメラワークも素晴らしかった。ステージの横から撮ったり後ろから撮ったり、何の曲だっけ?暗い中から顔をアップに捉えるところとか*1。面白かったのは機材の載ったステージを運んだりバーンの衣装を受け取ったりするスタッフも写していた事。前に見た時には気づかなかった。

・終盤のTake Me To The Riverの所、完全に記憶から消えていた。

・逆にBorn Under PunchesやThe Great curveを映画で見たように記憶していたのだけど、これはやはり来日公演とごちゃごちゃになっているんですね。

・その僕が見た来日公演は1981年2月の渋谷公会堂。絶賛の嵐だったように記憶しているけど、自分はどこかもやもやした気分もあった。

・81年の来日公演ではPファンク勢が目立っていてティナ・ウェイマスとジェリー・ハリスンの存在感が小さく感じてしまった事もその一因。でもストップ・メイキング・センスでは全くそんな事を感じなかった。

・ギターのアレックス・ウィアーの存在も大きいのだと思う(キャラも含めて)。

・見ていて自然に体が揺れてきた。できればスタンディングで楽しみたいと思った。

・あっという間の88分間だった。

 

★予告編

youtu.be

 

*1:死刑台のエレベーターの取り調べシーンを思い出した