今日7月20日はNegicco結成17周年の日という事なので、5年前のあの日比谷野音でのライブについて当時書いた文章をこちらに再掲したいと思います。
いま思い出しても、胸がいっぱいになりますね。
今年の秋は古町どんどんに行きたいと思っていたのですが、ちょっと難しいかもしれませんね。
Road of Negiiiiii~Negicco One Man Show~ 2015 Summer
■開場:17:00/開演:18:00
■チケット料金
全席指定
前売 5,500円/当日 6,000円(税込)
あれは本当に現実の世界の出来事だったのだろうか?
いまだに夢のような気がしてならない。
喉の痛み、咳、発熱・・・夏風邪をひいて体調は最悪。だけどもちろん、不参加などという選択肢はありえない。ギリギリまで家で休息してから日比谷に向かった。
いざ会場に着いてライブが始まれば風邪なんて吹き飛ぶ。
Negiccoの歌に聞き惚れ、NEGIBANDの演奏を体で感じ、泣いて笑って踊ってコール。
会場の雰囲気も最高、お客さんが一体になっての盛り上がりも最高、何より音楽そのものが最高。
この晴れ舞台にも特別な演出は皆無。奇をてらったり背伸びしたりすることもない。
そこにあるものは、NEGIBANDによる最高の演奏と、それをバックに歌い踊るNegiccoの最高のパフォーマンス。
ライブの理想形。Negiccoのライブに参加するたびにそう思うのだけれど、今回のNegiccoは今までのNegiccoのどのライブよりも素晴らしかった。
またしても、彼女たちは最高到達点を軽々と超えてしまった。
何だか、いまだに熱に浮かされたような文章をだらだらと書き連ねているけれど、正直よく憶えてないんです。やっぱり熱っぽかったせいか記憶は飛び飛びだし、帰宅の車中ではぐったり状態だったし。
以下、とりわけ印象に残っているあれこれ。
・ 入場してまず目に入ったのが万代橋を模したステージ。中央から客席に向かって花道が作られ、その先のサブステージを囲むのは、何と稲穂。わざわざ新潟から持ち込んだものだと、ぽんちゃが言っていた。会場後方にはサトウ食品ほか新潟の企業名がはいった赤提灯。まるで巨大な盆踊り会場のよう。この自然体、この新潟愛。もう、この時点で「Negicco最高!!」という気分。
・ 本当にお客さん、集まったんだなあ。感無量。家族連れや女性客も目に付く。いい傾向。
・ 私の席はサブステージ近くの上手側。左は通路、右二人は私同様、ぼっち参戦の男性だった。ネギライトを忘れたという男性にひとつ貸し出し。サブステージ正面にタワーレコード嶺脇社長の姿も見える。
・ 場所によっては所々でどしゃぶりの雨が降った様子なのに、野音にはそんな気配さえない。時折吹き抜ける夜風が気持ちよい。天気もNegiccoに味方してくれている。
・ MCは、「稲だけにイーネ」とか、「同期なし(の生演奏)だからドーキドキ」などの、いつものNao☆ちゃん節。
・ ちょうど暗くなる時間帯のアコースティックセット。ここはみんな着席して3人の声に聞き入る。「クリームソーダLove」でサブステージに来て客席に手を振るNao☆ちゃんに、後ろにいた女性が「Nao☆ちゃん可愛い」。まったくその通りだと思う。続く「おやすみ」の頃には、あたりはもうすっかり暗くなる。この曲のハーモニーは本当に最高。暗くなったビル街に溶け込む3人のハーモニー。曲の終わり、3人が寄り添ってのおやすみポーズ。後ろの女性「何これ、かわいいーー」。いいぞいいぞ。この2曲、本当に素晴らしかった。
・ 生演奏で「BLUE, GREEN, RED AND GONE」をやるとは予想していなかった。この時ばかりはドラムに注目。いや、凄いわ。Negiccoの3人も完璧なパフォーマンス。「二人の遊戯」からのこの並び、武道館でのPerfume FESでも是非やってほしい。
・ 「自由に」も楽しかった。「みんみんみみーん」「やおんやおんやおーん」の新しい掛け合い。
・ 「圧倒的なスタイル」でのラインダンスは普段の倍の長さ。この時、嶺脇社長が会場の様子をカメラに収めていた。
・ 「さよならMusic」でのかえぽのジャンプ、いつもより高くない?
・ 本編ラストに「Negiccoから君へ」を持ってくるとは!ぽんちゃの「connieさん、ありがとう」に涙腺が決壊しそうになる。でも当のconnieさんは「涙はまだとっておきます」と冷静なコメント。
https://twitter.com/RunoDaviau/status/632919608299618304?s=20
そしてアンコール。
なんといっても田島貴男さん!!!ネギライトを持って会場を煽る煽る。役者やのう。
「新潟から来たそこのお嬢さんがた~ソウルパワーをみせてください」
Negiccoに対しても煽る煽る。
「いぇーい」「いぇーい」「いぇーい」
それに応えるNegiccoの3人が、いちいち可愛かった。普段こういう事ないもんね。貴重なもの見せてもらいました。
田島「いち、にー」
会場「サンシャイン」
田島「テンショーン」
会場「たかおー」
何言わせるねん(笑)
そしてギターを持つ。
一瞬、ネギライトをボトルネックみたいにして弾いてみせる。役者やのう。
イントロで、会場もいっしょになって「サンシャーイン!」の大合唱。
そして、サビのところではシングアロング。
いやー、エモかった。こんなにソウルフルで盛り上がった「サンシャイン日本海」は、初めてだった。
昨年のSlow Music Slow Liveで見たときと同じ、いやそれ以上にサービス精神にあふれた田島貴男さん、素晴らしかった。ありがとうございます。
https://twitter.com/tajima_takao/status/632908677767294976?s=20
https://twitter.com/tajima_takao/status/632913171406192641?s=20
「ねぇバーデイア」に続いて、最後は「トキメキ☆マイドリーム」。何となく、これが来るような気がしてました。
タオルを回して回して大団円。
曲の途中、Nao☆ちゃんがぽんちゃに後ろから抱きついて、顔をくちゃくちゃにしてじゃれあっている。
その後、かえぽにいくかと思いきや、こっちは軽い接触のみ。牽制しあったか、かえぽが避けたか(笑)。
こんな3人の姿を見ているだけで、嬉しく楽しく幸せな気持ちになる。
最後、ステージ上でバンドメンバーも揃って手を繋いで挨拶したとき、会場もみんな隣の人と手を繋ぎ合う。
自然とそういう空気が出来上っている。
みんな当たり前のようにやっていたけれど、これって凄い事だと思う。
最後に、3人の声が終始力強く安定していた事を強調しておきたい。間違いなく、これまでのベストアクト。
特にかえぽ。声が裏返る悪癖が皆無だった。
終盤、声が枯れ気味ではあったけれど、最後までよく通っていた。ハーモニーもぶれなかった。
Nao☆ちゃんはもう、アスリートだね。この娘、凄いわ。
「ねぇバーディア 覚えてる? あの野音の日の出来事」
はい、この日の事は忘れません。
そして「来年は武道館に立ちたい」との、具体的な決意表明。
Negiccoの快進撃は、まだまだ続く。
無理がたたったのか、1週間たってもまだ抜けきらない風邪。
だいぶ良くなってはきたものの、まだ鼻水は出るし、思い出したように咳き込んだりもする。
でも、行けて良かった。
これくらいの代償なら何てことはない。
しかし…まだ夢を見ているようだ。
01. トリプル!WONDERLAND
02. ネガティヴ・ガールズ!
03. 裸足のRainbow
04. 1000%の片想い
05. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
06. トキメクMERMAID
07. パーティーについて。
08. Summer Breeze(Acoustic)
09. ルートセヴンの記憶(Acoustic)
10. クリームソーダLove(Acoustic)
11. おやすみ(Acoustic)
12. 二人の遊戯
13. BLUE, GREEN, RED AND GONE
14. 自由に
15. 光のシュプール
16. 圧倒的なスタイル
17. さよならMusic
18. ときめきのヘッドライナー
19. Negiccoから君へ
<アンコール>
20. サンシャイン日本海(スペシャルゲスト:田島貴男)
21. ねぇバーディア
22. トキメキ☆マイドリーム