定刻の18時、DorianとKAYO-CHAAANがステージに現れる。
新しいアルバム「UNI」の冒頭を飾る「IRIS」のイントロが静かに流れる。
音量が上がった所でもなりちゃんが登場。
白い衣装に高めのポニーテールが素敵。誰かがつぶやいていたけど、アリアナ・グランデみたいなディーバ感がある。
「PLACE」でぱっと明るくなり、「エスパドリーユでつかまえて」、大幅にリアレンジされた「FRIEND IN NEED」(めちゃくちゃかっこ良かった)とノンストップで続ける。
前の週に行われた大阪でのライブが非常に盛り上がったそうで、「東京も負けずに盛り上がっていけますか?」と呼びかけるもなりちゃんと、それに歓声で応えるフロア。
「でも、次はゆったりしたコーナーです。」
ここでの2曲、とりわけ「Sweet Pain」での歌が素晴らしかった。ゆったりした三拍子に乗せて、感情を込めて、でも込め過ぎず、絶妙なバランスで歌う。歌っている時の表情に魅せられてしまう。
「3拍子の曲を歌いたいって私から希望したんですけど、こんなにセクシーで素敵な曲が出来上がってきてどうしようかと思った」みたいな事を言っていましたね。
「青の夢」のYanagi Dori Dubも大好き。残響の向こう側に体ごと吸い込まれそうになる。
ここからは、ドリカヨによるダンスセットが5曲ノンストップで続く。KAYO-CHAAANが操るシンセベースの重低音が響くけど、もなりちゃんの歌声はしっかり聞こえる。
1月のWWWでは自らを鼓舞するかのように踊っていたもなりちゃんだけど、この日は切迫感など感じられず、自然に楽しんでいる感じ。音の良さと派手な照明も相まって場内はヒートアップしていく。
そして、「Boyfriend」での4年ぶりのコール&レスポンス。楽しい、楽しすぎる。
ここから「IN THE CITY」の流れは鉄板。
MCでは、「どんな状況になっても歌を届ける」「歌で生きていく覚悟は出来ている」との力強い言葉。こんな重たい科白を笑顔でさらっと言ってしまう強さを、いつのまに身につけたのだろう?
「UNI」では「Don’t You Don't You Don’t You」「Can’t You Can’t You Can’t You」の所をみんなで歌う。
軽快な「もなりの8ビート」の後に「ONDO」をしっとりと歌い上げて本編終了。この曲でのシンセの音色が大好き。もなりちゃんの表情から目が離せない。
アンコールに応えてグッズのTシャツに着替えて出てきた3人。何を歌うのかと思っていたら、アルバム「UNI」から唯一歌われていなかったバラードの「めくるMake Love」だった。
爆音ダンストラックで踊った後にバラード2曲で締める。そのせいか、ものすごく「歌」を感じるライブだった。
もなりちゃんのAnniversaryライブには1年目の2017年からずっと参加していて*1、そのたびに「これまでで一番良かった」と言ってきているような気がするけど、今年もその通りになった。
今後の予定についての告知は無かったけど、まあ焦ることはない。
次に会える日を楽しみにしています。
(余談)
・この日はNegiccoが出る湯会があって、そちらでネギを見てからでも十分回せたんだよね。実際そういう人もいた模様。
・SPACE ODDに来たのは初めて…と思いきや、ここは以前AIRだった建物だった。AIRには2014年12月7日、Negicco「光のシュプール」のリリイベで来たことがあった。そして、その日は多摩川ボートレースでもなりちゃんが在籍していたEspeciaからNegiccoに回したのであった。どうでもいいような話なのだけど、何か因縁を感じてしまった。
▪️セットリスト
1.IRIS
2.PLACE
3.エスパドリーユでつかまえて
4.FRIEND IN NEED
MC
5.青の夢-Yanagi Dori Dub-
MC
7.La Shangri La
8.Deflated Balloons(Toshiya Arai Remix)
9.I’m with you
10.Boy Friend Extended Mix
11.IN THE CITY
MC
12.UNI
13.もなりの8ビート
14.ONDO
EN
15.めくるMake Love
*1:開催されなかった2020年を除く