アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみるというシリーズも、A、BときてようやくCに突入。
第25回目、Cの冒頭を飾るのは、AORを代表するこの人。
■BOBBY CALDWELL(1978年)
邦題がなぜか「イブニング・スキャンダル」。まあ、当時の「邦題あるある」ですかね。
このアルバムが発売された1978年当時(自分は高3でした)、私はAORとかフュージョンをほとんど聞いていませんでした。それどころか、「そんな甘ったれた音楽なんか聞いていられるか」などと思っていたものです。今から思えば無知の至り、恥ずかしい限りですが。
10年くらいたった20代の後半の頃に、中古レコード屋さんで安く売られていたのを見つけ、「ちゃんと聞いてみようかな」と思って購入した事を覚えています。
でも、正直あんまり印象が残っていませんでした。「LPを片っ端から聞いてみよう」と思わなければ、このレコードも二度と聞かないままだったかもしれません。
そして、おそらく30数年ぶりに聞いたボビー・コールドウェル。第一印象は「あれ、思っていたより骨太でかっこいいじゃん」という感じ。もっと繊細で軟弱な音だと思っていました。意外とR&B色も強くて、曲によってはボズ・スキャッグスにも似た感覚があります。
代表曲がこれ(邦題:風のシルエット)。
Especiaの源流のひとつがここにあったのか!と今更ながら気がつきました。
Especiaを聞きたくなっちゃったな。
さて、次回はJ.J.Caleですが、何か新しい発見がありますでしょうかね?