昨年アナログプレーヤーを購入した事がきっかけで、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみるというシリーズ。
約2か月ぶりの更新(遅すぎる)、31回目は大御所Ray Charles。
■A 25TH ANNIVERSARY IN SHOW BUSINESS SALUTE TO RAY CHARLES
2枚組のベスト盤。
これは、80年代の前半にどこかの輸入盤屋さんで見つけて買ったのだろうと思う。¥3680というシールが貼ってある。安い値段ではないのによく買ったな。代表曲が網羅されているみたいだし一応聞いておこう、くらいの軽いノリで購入したように思う。
僕がレイ・チャールズの名前を最初に知ったのは、中学生の時に吉田拓郎狂いの友人から借りた「ともだち」というライブ盤で、拓郎がこの曲をカバーしていたから。「わっちゃいせい」というタイトルがついたその曲は、途中まで熱唱していながら「What'd I Say」のところをわざと「ほわっどあいせーい」とおちゃらけて終わるというものだった。
次にレイ・チャールズの名前を意識したのは、ザ・バンドが「Islands」でこの曲をカバーしたのを聞いた時だろうか。この頃になると、レイ・チャールズがどういう人なのかおぼろげながらわかってきた感じがする。
しかし、今になってザ・バンドのを聞いてみると、リチャード・マニュエルがいかにレイ・チャールズに寄せて歌っていたかという事がよくわかる。
そして、なんといっても映画「ブルース・ブラザーズ」ですね。ここで初めて動くレイ・チャールズ(だけじゃなくてJBもアレサもなんだけど)を見ることができた。
ポスターを逆さまに貼ったり、お店に入って来た子どもを誤射したりと、盲目であることを踏まえた演出もなされていました。
今回、このアルバムのクレジットを見て驚いたのが、クリード・テイラーがプロデュースしている曲があった事。この人はCTIレコードの創始者という事しか知らなかったけど、調べてみたらインパルス!レコードも立ち上げていたりしていたのですね。
「Yesterday」や「Eleanor Rigby」といったビートルズのカバーなどが彼のプロデュースによる録音です。
でも、僕が一番好きなのはやっぱりこのあたりかな。
次回はChi -Lites。Cは渋いのが続きます。