チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

1/21(土)まちだガールズ・クワイア presents オリオンのベルト vol.2 @青山 月見ル月想フ

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6か月ぶり2回目の開催となった町ガの主催による不定期公演「オリオンのベルト」。

待ちに待ったという表現がこれほど当てはまるライブはない。

時間にとらわれずに一つ一つの公演を特別なものにしたい、そんな町ガの姿勢が伝わってくる。

前回に引き続き、いや前回以上の内容だったと思う。

全く異なった個性を持っていながら、どこか共通する世界観もあるような3組。

それぞれが最高のパフォーマンスを見せてくれた。

 

それを引き出したのは、やはり(主催なのに)トッパーの町ガ。

リーダーのえりかが交通事故のために一人少ない6人でのステージだったけれども、そんな事を微塵も感じさせない。

オープニングは、2年前にここ月見ル君想フで行われたワンマンで初披露された「星めぐりの歌」。ライブ前に、ちょうど一年前に訪れた平泉中尊寺で見た宮沢賢治の詩牌を思い出していたのでちょっとびっくり(でも少し期待していた)。

じっくり聞かせる曲と楽しい曲が交互に、静かな波のように迫ってくる。

中盤以降、みんなの声が一段と熱を帯びる。

もえか、ほのかは勿論の事、「星めぐりの歌」でのさきこ、「銀河ステーション」でのあいね、「オリオンのベルト」でのひよりなど、それぞれソロの聞かせどころも多い。特に、ラスト「オリオンのベルト」でのぴよちゃん(ひより)の熱唱が凄かった。

踊っている時ののぞみの表情も良い。

みんなが主役。

この日も気合いっぱいの町ガだった。

【セットリスト】

星めぐりの歌~星空のシンセサイザー~Voice In Space~銀河ステーション~くじら座のミラ~宇宙のしがらみ~オリオンのベルト

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がらっと雰囲気は変わって、二番手は男女2人組ユニットの電影と少年CQ

この日の演題は「名探偵ゆっきゅんと謎の美少女ルアンによるミステリー」。

ナレーションに合わせてパントマイムを演じ、幕間にサウンドトラックを歌うという趣向。フィクションと現実が一体となった舞台を見ている感覚。

見るのは2回目で、初見の時には面食らった記憶があるけれども、この日は素直に楽しめた。なにより目の前の音楽とパフォーマンスがしっかりしている。意外と骨太なんだよね。

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アルバム買えば良かったかな。

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トリはNUANCE。

年末に珠理ちゃんが辞めてしまって、オリジナルメンバーはわかちゃんだけになってしまった。

NUANCEを見るのは昨年9月の商店街イベント以来4か月ぶり。勿論、珠理ちゃんがいないNUANCEは初めて。

「こうなってしまってはもうかつてのNUANCEではないよな」

正直、そんな思いも頭の片隅に残っていた自分だけど、いざライブが始まったらそんな雑念は吹き飛んでしまった。

「1人減ったのに逆にパワーアップしてない?」

特に、昨年加入した汐崎初美さんと稀咲妃菜さんの成長ぶりが凄い。ステージからフロアに向ける視線の強さ。この2人は上背もあるからステージ映えもする。

やはり昨年入った蓮水恭美さんは、経験者だけあって昔からNUANCEにいる感じ。従来のNUANCEには無かった声も彩りを加えている。

そう、もうかつてのNUANCEの面影は、わかちゃんに残るだけ。

でも、逆にそれで良かった。吹っ切れた。

町ガのファンの人が「NUANCEのメジャー感が凄い」と言っていたけど、まさにそんな印象を僕も受けた。

ラストの「sky baloon」での一体感。

まるでワンマンライブの最後のような高揚感と多幸感だった。

■2022年5月5日 KT Zepp Yokohamaでの「sky baloon」

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4月22日、神奈川県民ホールでのワンマンがますます楽しみになってきた。

【セットリスト】

cosmo~ナナイロナミダ~セツナシンドローム~ルカルカ~ハーバームーン~ai-oi~ミライサーカス~sky baloon

 

この「オリオンのベルト」、次回はいつになるやらさっぱりわからないけど、まあ焦る事は無い。

こんなに充実した内容の対バンライブなんて、そうあるものではない。

第3回をじっくり待とうと思います。