チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

Chelipについて①

今年の8月31日をもって、Chelipの活動休止が発表された。

http://www.chelip.net/

自分としても色々と思うところはあるけれども、あくまでも本人たちの意志である事が良いと思う。あとどれくらい見る機会があるかはわからないが、その際には笑顔で送り出してあげたいと思う。

(ラストは米子か。うーん、一度は行きたいと思ってはいたのだけど。)

ニコニコね、ニコニコ。この麻友ちゃんのツイート、大好き。

 

一方、こちらは美音ちゃん。「ふたりでひとつ」なユニットだなあ。 

 

それほど通えていたわけではないけれども、自分の中ではChelipってちょっと特別で、それは「こんなアイドルがいるんだ!」という驚きとともに、アイドルの素晴らしさを教えてくれたような存在 だから。

そんな自分の記憶の中でも、いくつか心に残っているライブがある。とりわけ、憧れのNegiccoと同じステージに立った3年前のこのイベントは忘れられない。

「やったー!Negiccoと共演できて良かったね」などと無邪気に喜んでいた自分だけど、実はChelipにとっては一番しんどい時期だったのだということが後からわかって、複雑な思いにもかられたものだ。

 

以下、当時このライブの後に書いた文章をそのまま掲載します。

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2016/1/23(土)Hikarigaoka Girl's Pop Wake@光が丘IMAホール

13:00 開場 13:30 開演
出演:
Negicco、LinQ、バニラビーン
Chelip、Fanta Rhyme
司会:吉田豪
6,000円(税込・全席指定)
タイムテーブル
・11:00~12:30 バニラビーンズ・Negiccoの会場前グッズ物販
・13:00 開場
・13:30 開演
・13:35~Chelip(50分)
・14:35~バニラビーンズ(50分)
《休憩》
・15:45~Negicco(50分)
・16:45~FantaRhyme(50分)
《休憩》
・17:55~LinQ(70分)
・19:15~コラボ企画
・19:25終演予定
・終演後 LinQChelipFantaRhymeのグッズ物販

 

トップバッターを務めたChelipは気迫が伝わってくるステージ、50分間を見事にやりきった。
中低音の歌声がホールに響き、広いステージを大きく使った動きがスポットライトに映える。緩急をつけたセットリストも、曲間を開けずにどんどん曲を繋いで全10曲を詰め込んだ構成も良かった。これぞチャレンジャー。
最後の「アシンメトリー」では、どぶさんからネギライトが渡され、会場からもネギライトが振られる。このチャンスを最大限に活かそうというどぶPのもくろみも見事に成功した。
MCの時に、スポットライトに感激する2人。
「ほらほら、ついてくるよ!」
自分の動きに合わせてついてくるライトを面白がるまゆちゃん。
まゆさまはこの大きなステージでも、いつもと変わらぬ大物ぶりを見せていた(笑)。

 

トークのコーナーでは、吉田豪さんだけが出てくる。
「バニラビーンズは次の出番の準備中です。その代わりにスペシャルゲストをお呼びします。」
なぜか「しゅっしゅっぽっぽ」と言いながらNegiccoが登場する。
その瞬間、あまりのサプライズに驚き、泣き出す2人。
Negiccoへの愛を熱く語るみおんちゃんからは、「新潟と鳥取は離れていても同じ日本海」という名言も飛び出しました。
「今日ここにいるみんなが、Chelipちゃんのこと好きになったと思うよ」とは、ぽんちゃの優しい言葉。これがお世辞に聞こえないのがNegoccpなのだけれども、これはやっぱり本心から出た言葉だからなのでしょう。
この時、自分も頭がいっぱいで、どんな話をしていたのかよく覚えていないけれども、会場全体がとても暖かい空気に包まれた事はよく覚えている。
https://mobile.twitter.com/p88_doki/status/690784186899107840/photo/1

 

そのNegiccoのステージは、自分がこれまで見た中でも3本の指にはいるくらい良かった。Negiccoにはホールが合うのだという事がよくわかった。足の先まで動きがよく見える。ライブハウスではこうはいかない。特にかえぽの動きがとても大きく見えた。表情も生き生きしていたし、この前の新宿LOFTでは苦しそうだった喉の調子もこの日は問題なし。
オープニングの「あたらしい恋のうた」は、ピチカート・ファイブのカバーを歌ったバニラビーンズからの流れにぴったりの、絶妙な選択。
この日はマネージャーの熊さんも佐藤さんも来られず、封筒に入れた交通費を渡されて、迷いそうになりながら電車で来たという3人。東京の電車は難しいという話からの「恋のEXPRESS TRAIN」は、バラードバージョンでしっとりとハーモニーを聞かせる。
そして、3人の声を最大限に活かした「カナールの窓辺」から一転して、「自由に」で楽しい空気に切り替わる。
Nao☆ちゃんも絶好調。
N「うれー」
会場「C!」
N「ネギッコ ハウスー」
会場「?」
N「犬だよ。ワン!」
そんなの、わかりません(笑)。
「トリプル!WONDERLAND」「ねぇバーディア」そして最後は「光のシュプール」。
全9曲。「さよならMusic」も「ときめきのヘッドライナー」も、「圧倒的なスタイル」もやらなかったけれども、全然不満は無い。
お客さんのほとんど(8割くらい?)がネギライトを手にしていて、まるでワンマンみたいだった。やっぱりNegiccoはいい、最高だ。
30日の湯会では、また違ったNegiccoが見られる事だろう。Especiaともども楽しみだ。

バニラビーンズ、吉田豪さんとのトークも面白かった。
バニビがNegiccoのことを、芸歴では大先輩だから「Negicco姉さん」と呼ぶのが面白かったけれども、バニビに姉さんと呼ばれるのはNegiccoくらいでしょうね、確かに。
この豪さんのツイート、その通りだと思った。
https://mobile.twitter.com/WORLDJAPAN/status/690808238225272832?p=v

 

さて、これ以外の出演者についても軽く触れておきたい。

バニラビーンズは、さすがのステージ。オープニングは懐かしい「ニコラ」、ピチカートのカバーが2曲、今度出るアルバムから4曲、最後は「有頂天ガール」。
自らの解散ネタも使いながらのMCも名人芸の域。
「アルバムがあと2,400枚くらい売れないと。わかってますよね」
「4曲もやるから1曲くらいは気に入る曲があるはず」
はい、僕は3曲目が気に入りました。

FantaRhymeには好感を持った。
ラップも歌も踊りもホンモノでかっこいい。ヒップホップスタイルとゴスロリという2人の対照も面白い。音楽性は違えど、Chelipと似た匂いを感じた。
とにかく熱いライブで、自分も精一杯応えました。
トークで「今年の目標は?」と聞かれて、すかさず「売れたい」と答える素直さ。
豪さんにアイドルラップについて聞かれて「どうせなら本物のラップをやる」と答え、慌てて「ごめんなさい、上から目線みたいなこと言っちゃって」とつけ加えていたのが面白かった。

LinQについては・・・さすがに疲れが出た、という事にしておきたい。事実そうだし。
これがアイドルなんだな、という感じ。
9人が歌い踊るステージはさすがに華があるけれども、基本的に大人数のグループに興味が湧かないのはどうしてなのだろう。集団が好きではないからなのか。それとも、そもそもアイドルという存在そのものに興味が無いからなのか。
楽曲があまり刺さらなかった、という事が最大の要因なのだろうなとは思うのだが。

 

ChelipFantaRhymeという、勢いのある若手。
バニラビーンズとNegiccoとこいう、蓄積された年期が財産になってオーラを放つアイドル界の重鎮(といっていいのかな、本人たちにはあまり嬉しくない表現だろうけど)。
そして、一般的なアイドルのイメージに最も近いLinQ
出演者の人選も良かったし、それぞれの持ち時間もたっぷりで、本当に満喫した。
これ以上長いとしんどいだろうし、短いと物足りないだろうと思う。

終演後はChelipの物販へ。Negiccoを干しちゃったけど、来週があるからね、と自分に言い訳。
「ライブ良かった」と言いたかったのに、雑談ばっかりになっちゃった。最後に伝えたけどね。
初めてChelipの物販に来た人も多かったみたい。
Negicco界隈でやたら評判のChelipをやっと見れました」という人も。
ステージ上でのトークの時に、みおんちゃんが「Negiccoさんのファンの方がみなさん暖かくて、Chelipの事応援してくれるんですよ」と言っていたように、Negiccoに惹かれる人のメンタリティーには共通するものがあるのだろうか。

この日も「We are Chelip!」で締めました。f:id:charanpochiiboo:20190503092504j:image

4/30(火・祝)nuance@横浜O-site

nuanceみお生誕祭「十八」

開場 11:30 開演 12:00  1,800円+ドリンク代600円

出演:nuance/カニカマ

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平成最後の日に、現場3か所回しを敢行した。

最初は横浜のヌュアンスみおちゃん18歳の生誕祭へ。

 

まず、わかとみおによる「カニカマ」の登場。

わか「カニでーす」

みお「カマでーす」

2人「カニカマでーす」

なんだ、このユルさは。2人とも、なんかふにゃふにゃしている。

わか「今日は、カニカマのワンマンライブに来ていただきありがとうございます。それでは歌います」

みお「前髪」

 

なんと、アイドルネッサンスのあの「前髪」を。

「決まらない前髪を また風が乱してゆく いつまでも私たちきっと 決まることなんてないんだろう」

みおちゃんが歌うと、リアリティがあってぐっと迫ってくる。

いやー、良かった。

 

「ありがとうございます。次が最後の曲です。夢日和」

tipToe.の曲。これは、まあ当然といえば当然。

ヌューメンにとってもお馴染みの曲だけあって、コールに振りコピと、たいそう盛り上がりました。

みおちゃんも、にこにこしながら歌う。

しかし、ゆるい。緩すぎる。そして、楽しすぎる。

これが、5日前のワンマンであんなにスタイリッシュでストイックなパフォーマンスを見せたグループのメンバーなのか。エモカワ担当と、キレカワ担当なのか。

 

ほっこりとしたところで、恒例の、いやサプライズの(笑)ケーキが登場。

「えー、これ何だろう?」みたいな茶番のあと、箱を開けたらあらびっくり!中には大きなケーキ。ろうそくを2本立てて火が点けられて、それをみおちゃんが吹き消す。

会場全員で「ハッピーバースデー」を歌う。

抱負を、とマイクを向けられて固まってしまう姿は1年前と同じ。

珠理ちゃんが助け舟を出すのも、1年前に見た光景。

「がんばります」と小さくひと言。

 

ライブの際の自己紹介でも、4人目の最後に消えそうな声で「みおです。お願いします」と言って「みおちゃーん」というお客の声に笑って照れてしまうしまうような、そんなみおちゃん。「よろしく」を入れないのが、みおちゃん流。

でも、ダンスが綺麗で、とてもステージ映えするうえに、歌声もどんどん力強くなっている。

特に、「ナナイロナミダ」の「光に満ちた未来をきっと 手にして見せるさ」の所なんか、この間のリリイベの時に聞いて驚いたもの。

「ミライサーカス」での煽りも好き。

 

ヌュアンスのライブは、みおによるセトリ。

1.タイムマジックロンリー

2.ナナイロナミダ

3.ミライサーカス

4.サーカスの来ない街

5.セツナシンドローム

6.wish

7.シャララ シャララ

8.cosmo

 

頭の方に「タイムマジックロンリー」と「ミライサーカス」をやってしまって最後どうするんだろうと思ったけど、「cosmo」で終わるとは。ワンマンの時は、興奮してよく覚えていなかったので、今回改めて見れて良かった。

「回れ回れ」の所で、事前に配られたサイリウムを回すオタクたち。

 

それにしても、この曲も変わった曲だ。「セツナシンドローム」「ミライサーカス」「タイムマジックロンリー」、そして「cosmo」。佐藤嘉風さん、どんなセンスをしているのだろう。どこからこんな曲の着想を得るのだろう。横浜からインスピレーションされているのはわかりますよ。それにしても、そこからこんな曲を作ってしまうのだから。この人の作る曲、そしてサウンドの色合いが、ヌュアンスをヌュアンス足らしめていると思う。

 

終演後は、各自「自己責任」でケーキを取り分け、おすそ分けをいただく。さすがに口に入るのはほんのひと切れだけど、幸せな気持ちになるよね。

 

特典会の時、「みおちゃんがカニだと思ってた」と言ったら、「私もカニの方が良かった」と言っていました。

出番直前に、楽屋で決めたらしいけど、そんなところもこの2人らしいなと思った。

 

自分が初めてヌュアンスに行ったのが、ちょうど一年前の定期公演「ヌュマ」だった。その時も、みおちゃんの誕生日を祝ってケーキを食べたもの。あれから一年、あの時ヌュアンスを見つけて良かった、追い続けて良かった。改めてそう思う。取り巻く環境が変わっても、このユルさを持ち続けているところも大好き。

 

この後、新宿でグーグールルのリリイベ、そして夜は吉祥寺でフィロソフィーのダンスを見に行くのですが、それはまた別稿に。(←まとめて一本の記事にするつもりだったのだけど力尽きた)

未提出のレポートがたまっていく気分。

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4/25(木)nuance@渋谷TSUTAYA O-EAST

nuance 2nd anniversary 4th oneman live

「はじめましてヌュアンスです。」

開場 18:00 開演 19:00  3,000円+ドリンク代600円

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やっぱり開演時間に間に合わず、O-EASTの扉を開けたら「Love chocolate?」が佳境に入ったところ。いきなり異空間に迷い込んでしまったような錯覚を受けた。

いまだに、あれは現実の出来事だったのだろうか、どこか違う世界のお話だったのではないだろうか、そんな感じでふわふわしている。

 

それに・・・記憶が無い。

いや、無いことはないけれども、いざ何かを書こうと思うと何を書いたら良いのかわからなくて、呆然と立ちすくんでしまう。

 

そもそも、この現場にいなかった人にこのライブの事を伝えるなんて無理(自分の文章力は棚に上げて)だし、これを体験した人にあれこれ言うのは野暮というものでしょう。

 ヌュアンスって、見る人聞く人の想像力を掻き立てる所があって、色々な感じ方ができるという気がするんです。

「town」というアルバムに寄せられたヌューメンたちのコメントを読んでいても、そう思う。

このワンマンについても、例えば椅子と白い布を使った演出など、それこそ色々な解釈ができるのだろうけど、それはそれで良いのではないかと思う。

(でも、今回の舞台監督でいつも振り付けを担当している劇団鹿殺しの浅野さんの話は聞きたいので、5月17日のアフタートークには参加します)

ひとつ言えるのは、アイドルのライブでこんなのは見たことが無い、いやアイドルじゃなくても見たことがない、という事。

 

あ、フジサキPがブログを上げているのは知っているのですけど、まだ読んでいません。読んでしまったら、おそらくそれに引きずられてこの文章を書いてしまうだろうから。それを読めばきっと、色々とわかるのだろうけれども。

しかし、読まないで書くのもちょっと怖い。

 

以下、断片的に覚えていること、感じたこと。

・最初に感じたのが、バンドの音の厚み。2ドラムにパーカッションが加わってサウンドが華やかに。

・あっ、セーラー服みたいな新衣装(tipToe.みたい)。事前にフジサキPが言っていた「成長物語」に関係あるのかな。

・その衣装の早着替えには驚いた。

 ・「サーカスの来ない街」も、前回ワンマンの時よりパワーアップしていて、文字通りキックが強くなった感じ

・「セツナシンドローム」ラップのパートが終わったところで絶対忘れるなの声が。でも姿が見えない。

「えっ、ぜわす?どこ?」

サブステージにいてびっくり。メインステージに移動してきてからは熱狂の渦。ライブ自体も、ここから明らかに熱量が変わった。

・「sanzan」では、ドラムのUさんがドラムセットの所で踊っている。この人はドラムを叩いている時にも歌っているよう。終盤では、センターのパーカッションの所に出張していた。前回もそうだったけど、動くのが好きな人だね。でも、この人のドラムは本当に好き。

・初披露された「cosmo」、椅子の上で歌い始め、サビの「回れ回れ」では、これでもかというくらい回る回る。

・終盤、「タイムマジックロンリー」の様子。

 ・ラストの「wish」、わかちゃんの「君しか」、エモかったです。遠目でよくわからなかったけど、目には涙?

・ここまで、MCも水分補給も無しの、ほぼノンストップ。やり切った。

・最後の椅子が片付けられて後方に積まれる。そして、その上に白い布がかけられ、物語の終わりが告げられる。

・「はじめましてヌュアンスです」

アンコールで登場したヌュアンスが、ここで初めて言葉を発する(煽りは除く。でも、なんではじめましてなんだろ。)

そして、キーボードだけをバックに「からくれない」。最初の「大人になれない」のパートはミサキサンでしたか。CDを最初に聞いた時には珠理ちゃんだと思っていたのだけど、聞いているうちにいやミサキサンかなと、でも確信が持てないでいた。

この歌に描かれた情景、横浜を連想させる言葉が出てくるけど、僕には架空の街に思える。

「昼下がり カレーの匂い 古いジャズソング」でのわかちゃんの声のリアリティ。

みおちゃんの声の儚さ。

・フロアの左右からスクリーンが下りてきて、映画のエンドロールのようにこの日のキャストが映し出される。音楽は、「town」から唯一ライブで歌われなかった「ブリキの街」。画面にスタートボタンのクリックをわざわざ表示させたりスクリーンが歪んだりするのも、これはフィクションだよという意味合いだったのではないかと思う。

まるで大林宣彦監督の、あえて「これは映画の中のお話なんだよ」という事を強調する演出みたいだなと思った。「時をかける少女」と「タイムマジックロンリー」が、自分の中で交錯する・・・って、それはこじつけに過ぎるけど。

・更に鳴りやまないアンコールに応えて、みたび登場する4人。

 「この流れで、何をやるんだろう?」

 まだ歌われていない曲はたくさんあるけど、例えばここで「駅とブランコ」というのもちょっと違うようような気がする。

そう思っていたら、「もうすべてやり切って歌う曲がないので写真撮影をします」。

あっさり終わってしまった感もあるけれども、この空気のまま終わって良かったと思う。

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90分にぎゅっと凝縮された、感動のショータイムだった。でも、その感動の質が、普通のライブとは違う。

昨年のワンマンについて、「こんなに不思議な余韻が残るライブは経験したことがない」と書いたけれども、今回はそれに驚きが加わった感じ。

4人とも、本当に大きくなった。 

 

終演後にチェキ列に並んでいたら、綺麗な女性が脇を通っていく。関係者かな?どこかのアイドルさん?と思ったら、前マネージャーのひーさんだった。

おそらく、初期の頃にはPとメンバーの間で苦労をされたのではないかと想像する。この人の尽力がなければ、今の4人の姿は無かったかもしれない。

来てくれて良かった。自分が言うのも変だけど、そう思った。

 

O-EASTから出る際、フジサキさんとすれ違ったので、「お疲れ様でした」と声をかけた。この人すごいわ。

 

あれからずっと、townの楽曲たち、とりわけ「からくれない」が頭から離れない。

僕も、townから、nuanceから、卒業できない。

まだ卒業するつもりもない。

  唐紅に舞う桜 

  この街を卒業できなくて

  空っぽの夢に一人きり

  取り残されているの

 

  空笑う鬼とかくれんぼ

  誰も見つけてくれなくて

  カラスが鳴いて 日が暮れて

  遊び仲間がいなくなっても

  大人になれない

 

■セトリ(オフィシャルのツイッターより)

M0  “入ってるってば”(←現場にいなかったので、何のことやらわかりません)

interlude1

M1 town

M2 Love chocolate?

M3 tomodachi

M4 byebye

M5 白昼ブランコ 

interlude 2

M6 ゆれてみて

M7 サーカスの来ない街

M8 ぜっなシンドローム(with 絶対忘れるな)

M9 sanzan

interlude 3

M10 cosmo

M11 ヒューマナイズド・ヒューマノイド

M12 i=envY

M13 ミライサーカス

M14 タイムマジックロンリー

M15 wish

アンコール

M16 からくれない

M17 ブリキの街(エンドロール)

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珠理チャンの手が好き

4/20(土)川嶋志乃舞@渋谷eggman

川嶋志乃舞ワンマンライブ「ハイカラハーバーvol.15」

開場 18:30 開演 19:00  3,000円+ドリンク代500円

スペシャルゲスト:Tokyo ROUGE(田中浩子/船木綾乃)、メイビーモエ(ぽわん)

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キラキラシャミセニストを標榜し、伝統芸能ポップの道を切り開く。

24歳にして芸歴は21年、三味線の腕前は津軽三味線の全国大会で4度の優勝を果たしたほどの実力者。

芸大出の才女でもある。

でも、音楽は頭でっかちなところなど全くなく、躍動感あふれる楽しいもの。

シティポップ、ファンク、スイングジャズ、ロックなど様々な彩りの楽曲に、無理なく三味線が混ざり合う。

 

昨年10月の主催ライブで初めて見て以来、この日が二度目。

他に何があってもこの日は川嶋志乃舞のライブに行くんだと決めて、2か月くらい前に予約をした。

その選択は間違いではなかった。本当に、行って良かった。

 

三味線を持つ川嶋さん(以下しのぴーと表記)の立ち姿が凛々しい。

高い音から低い音まで変幻時代に音を操る、その姿。

リード楽器であると同時に、レンジの広い打楽器のようでもある。

跳ねる三味線がまさにグルーヴィーで、特にベースと三味線がユニゾンのように絡み合う瞬間がスリリング。

ちなみにドラムの由布郁さんは、今月行われたフィロのスのBandwagonツアーのサポートメンバーでもあります(行きたかった)。

 

序盤に演奏された、オリエンタルでエレクトロニックなインスト曲。この感覚、好きです。ジャンプしたよ。

youtu.be

他にも、「姫牡丹」や「花千鳥」といったインスト曲がどれもカッコいい。

でも、歌う曲も良い。三味線奏者としてだけでなく、ボーカリストとしてもなかなかのものだと思う。

 

東京タワーラプソディ」と「キツネ倶楽部」では、レビューカンパニー「Tokyo ROUGE」の2人のダンサーが妖艶な踊りで花を添える。

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そうかと思えば、一転して三味線一本で聞かせる「津軽じょんがら節」。これは素晴らしかった。さすが日本一。

※3年半前の動画

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ライブ終盤は「たのしい四捨五入」でタオルを回して、「遊郭ディスコ」で踊る。

全編通して、キラキラ感満載のとても楽しいライブだった。

 

アンコールの幕間、スクリーンに全国流通のアルバム「伝統芸能ポップ盤」と「完全民謡盤」2枚を同時リリースする予定であること、そのためのクラウドファンディングを行う事が告知された。

1週間ですでに目標金額を大幅に上回る支援が集まっている。

単純に、これは聞いてみたいと思ったので僕も最低限の参加。

(当たり前の話だけど、クラウドファンディングについては、本当に自分が支援したいと思ったものにしか参加しないようにしている。それは、自分の推している対象についても同様。)

【和楽器を身近に!】伝統芸能ポップの先駆者・川嶋志乃舞、全国流通盤発売! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

 

終演後、キラキラシャミセニストともチェキを撮る自分。

「お名前は?」と聞かれたから「チーボーです」と答えたら、「ああ、チーボーさん」と肩を叩かれた。

あれは一体、なんだったのだろうか(笑)でも嬉しい。

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開演前と終演後、場内ではしのぴーのラジオDJ(FMぱるるんの番組なのかな)が流れていて、二階堂和美ヘンリー・マンシーニなどに交じってPerfumeの「ビタミンドロップ」を選曲していた。「そこ来ますか!」。でも改めて聞くとこの頃のPerfume はやっぱり良いなと思った。しのぴーも言ってたけど、かしゆかツインテもね。

 

最後に、しのぴーとは直接関係ない話。

Twitterでこのライブのことをつぶやいた際、高校生の頃に見た高橋竹山のことに触れたら、二代目高橋竹山さんからイイネがついていた。邦楽界の巨匠のような方でもエゴサするんだ、と変な感心をしてしまった。

 

1.おしゃれなふたり

2.ささやかな悪口

3.パンダトニック

4.牡丹姫

5.City Shake (withメイビーモエ)

6.花千鳥

7.Not575(新曲)

8.東京タワーラプソディ

9.キツネ倶楽部

10.津軽じょんがら節

11.背水の陣

12.JumpUp!!!(新曲)

13.たのしい四捨五入

14.遊郭ディスコ

アンコール

15.ロリポップ

4/13(土)まちだガールズ・クワイア@町田市民ホール

まちだガールズ・クワイア SuperLive『町ガ vs 市民ホール』

開場 16:00(ロビーオープン 15:00)

オープニングパフォーマンス 16:30 開演 17:00

スペシャルシート(おみやげ付)4,000円

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ロビーに入ると、そこはもう町ガの世界。

衣装、町ガが掲載された記事、メンバーの直筆メッセージなどが展示されている。

この公演のチラシ掲示に協力してくれたお店のマップまで貼り出されている(これはメンバーの営業の成果なのでしょう)。

物販も大盛況。日頃ライブを行っている「まほろ座」のスタッフも応援に駆けつけているようだ。

その中に、1月に卒団したあーやん(あやね)の姿も。あの笑顔で、てきぱきと対応している。はたして、市民ホールのステージに立つのだろうか?スペシャルコーナーみたいな形で、あるいはアンコールでの出演があるのではないかと期待していた自分。でも、この姿を見ていたら、「裏方に徹するのかも」とも思った。この時には。

 

座席は、前から2列目の上手側。お土産が入った紙袋が置かれている。

中身はこんな感じ。

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マグ、ポストカード、期限なしのチェキ券。

種は町田の市花だというサルビア。寒いと発芽しないようなので、GW中に蒔こうかな。

フエガムは、町田リス園にちなんでという事なのでしょう。

 

ステージ上にはドラムセットにピアノ。背景に飾り付けられている旗は、町ガとも縁のある町田市内の福祉施設「なないろ」で製作されたものだそう。ここですね。

http://machida-happy.com/guide/con18.html

 

オープニングアクトは横浜のお笑いコンビ、横浜ヨコハマ。自由席のお客さんを誘導するという役割も与えられたそうで、そんな事もネタにしながらのトーク。漫才は、横浜ネタに町田ネタをまぶしたもので、爆笑とまではいかないが会場を温める。リス園、薬師寺公園、には笑った。

 

さて、肝心のライブは、アカペラ始まりの「恋のディスタンス」でスタート。

最大のハイライトは、ライブ中盤にバンドで演奏された3曲。

ギターが石田ショーキチ、ベースが佐々木良(キンモクセイ)。町ガのプロデューサー2人と町ガが、夢の共演を果たす。

ピアノが、町田在住の矢舟テツロー(脇田もなりの、あの“EST! EST!! EST!!!”の作者)。

ドラムが森信行(元くるり)。

なかなかの豪華メンバーだ。

まずは、あの「ボヘミアン・ラプソディ」。

ショーキチさんのギターソロ、かっこいい。そして、矢舟さんのピアノがいい。

なにより、町ガのコーラスがお見事だった。これは凄い。

youtu.be

歌い終わって、ステージを去る7人。

メンバーによる、宮沢賢治銀河鉄道の夜」の朗読が場内に流される。

そして、新しい衣装に着替えた町ガが再登場して「銀河ステーション」が歌われる。

この曲、「銀河鉄道の夜」をベースに石田ショーキチさんが書き下ろしたファンタジーなロック。森さんの、突き進むようなドラムに引っ張られてぐいぐい乗っていくバンド演奏。そして、それに負けないくらい力強く歌声。

「行かないで カムパネルラ」

しかし、「Satellite watch~衛星軌道の財宝探査~」といいこれといい、ショーキチさんロマンティストだなあ。

銀河鉄道の夜」を、また読みたくなった。

星が散りばめられた紺のスカート、銀河をモチーフとした衣装も素敵だ。

 

「銀河ステーション」が終わり、ステージには、もえか一人だけが残る。

そして、「スターパレード」のイントロが奏でられる。

この曲は、もえかとあやねの2人によって歌われるバラード。ということは・・・

もえかパートが終わった所で、あやねが登場。

ああ、市民ホールの舞台に立てて良かったね、あーやん。

2人が向き合って、目を合わせながら歌うところ、どんな思いが去来していたのだろう。ミラクルマーチ時代からずっと一緒だった2人、なんだか歌いながら会話をしているようだった。

一番が終わって間奏、あやねと入れ替わって、ほのかが登場。

この時、あやねとほのかが、ハイタッチ。

あーやんの指名により、この曲を引き継ぐことになったのが、最年少の、ほのか。

さすがに緊張した様子だったけど、堂々と歌い切った。

ほのかと向き合った時のもえかの表情が、とても柔らかく見えた。まるで、ほのかを包み込むような、これから頼むぞ、と語っているような・・・。

アルバムと同じく、矢舟さんのピアノでこの曲を生で聞けるとは思わなかった。バンドの演奏が胸に迫って来た。

この曲では、涙が止まらなくなってしまって、今年一番泣いたんじゃないだろうかと思うほど(わからんけど)。

 

さらに、町ガの現メンバーにあやねも加わり、8人で「支える手」。

良かった、良かったよ。

 

これだけじゃない。

順番は前後するけれども、キッズダンサーも加わった「恋するなべぶぎょう」や、町田音頭も楽しかった。

Eテレオトッペ」のキャラクターソング。これ、もえかが歌っています。この時、もえか以外のメンバーは客席に降りてきて一緒に踊りました。

youtu.be

このあたりの振り幅は、町ガならでは。 

 

Ready Steady Go!」で本編終了後、鳴り響くアンコールの拍手。

Tシャツに着替えて出てきたメンバーを、「おめでとう」と印刷された紙を一斉に掲げて迎える客席。

ファン有志の方々が、入場の際に配っていたものです。

曲は、町ガになってからの最初のシングル「Go! Go! クワイア・ガール」。

そして、ラストの定番曲「さらば」。

この曲をレパートリーにしてから、最後がすごく盛り上がるようになった。

こんな感じですね。もえりんの「回すよ」が好き。

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みんな、いい顔している。

僕がいた上手側は、特にえりかが客席に向かって手を振ってくれた。

体調を崩し、MCでは喉が苦しそうだったけど、そんなことはおくびにも出さず明るい笑顔を振りまく。リーダー偉い。でも、内心はきっと悔しかったのではないだろうか。

 

これでも終わらず、ダブルアンコールでは「Winter Love」。

「Go! Go! クワイア・ガール」のカップリング曲であり、町ガの最初の一歩を記した曲。

最後は出演者全員で写真撮影の後、石田ショーキチさんの挨拶で幕を閉じた。

 

これまでの町ガの集大成。と同時に、これからの町ガへの期待も高まった。この日のライブは、新たなスタートラインに過ぎないのだろうと思う。 

 

入場の際、ファン有志によって配られたサプライズ企画。「おめでとう」と印刷された紙の裏面には、こんな事が書かれていた。

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ここに来るまで約4年。

新しいグループが出ては消えていく。めまぐるしく変化する界隈。

その中で、町ガの歩みはいかにもゆっくりしている。ように見える。

でも、歩みは遅かろうが、地道に着実に前進している。

もえかが言っていた。

「4年前は、ゼロどころかマイナスからのスタートでした」

それが、今やキャパ800人を超える会場を埋めるほどの力を蓄えた。

昨年の夏にこの公演が発表された時、正直大丈夫なのだろうかと思った。

でも、メンバーをはじめ関係者の努力で、1週間前に予定枚数を売り切った。

今の時代、こういった積み重ねは本当に尊いと思う。大切な事を教えられた思いがする。

 

11月には、町田を飛び出して、渋谷マウントレーニアホールでのワンマンも発表された。

 

お土産に入っていたチェキ券、いつ使おうか。

 

もえか直筆によるセトリ。

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社会福祉法人 ウィズ町田 なないろ << 町田市内福祉施設紹介ホームページ まちだハッピー

 

4/7(日)春のYOIMACHI@大塚Hearts+、Hearts Next、Deepa

3,500円+ドリンク代600円

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大塚で行われているサーキット型のライブイベント。

僕は初めての参加。

お目当てはもちろんnuance。

新曲も1曲やってくれたし、絶対忘れるなとのコラボ「ぜっなシンドローム」もようやく見ることができた。

絶対忘れるなのステージでは、ヌュアンスのミサキサンとのコラボ。これはもう、最高としか言えない瞬間だった。

この日は天気も良く、ポカポカ陽気。駅前の広場では桜が花を咲かせていた。

 

■11:25~11:50 D'yerMak'er?

デジャメイクハー、通称デジャメ。nuanceのフジサキPが手掛けるもうひとつのグループ。正式名称のスペルが書きにくくて困るけど、元ネタはレッド・ツェッペリンの曲なんでしょうね。でも、音楽がツェッペリンみたいなわけではない。でもロック。

nuanceと音楽性は異なるけど、なんとなく雰囲気は似ているように感じる。楽曲や衣装へのこだわり具合もフジサキさんらしいなと思う。

まだまだ始動したばかりで、これからが楽しみ。メンバーもみんな歌えるし、個性的で面白そう。

あやしげサングラス。この曲大好き(このお披露目の時にはまだ振り付けがついていない)。

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■12:40~13:05 ゑんら

初見。変な病み系みたいだったらどうしようと思ったけど、とても真っ当なグループだった。3人とも歌が上手いうえに、それぞれ歌い方に特長がある。それにビジュアルも良い。ひとつに結わえていた髪を、終盤になっておろした「ひかり」にどきどき。

妖怪ディスコ、楽しかった。後で、セルフプロデュースと知って驚いた。

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■13:30~13:55 Dreamy Melts

ボーカルの可恩(元清竜人)を擁する4ピースバンド。お客の数が少ない(20人程度?)のがちょっと意外。

それでも、「数あるステージの中から私たちを選んでくれてありがとう」と言いながらの全力ステージ、最前のお客との絡みも面白かった。

 

■14:20~14:45 nuance

会場がバンバンで、注目度の高さが窺える。

2曲目に、絶対忘れるなの志賀ラミーさん提供による新曲。ラップがかっこいいヌュアンス流ファンクミュージックとも言えるかも。特にわかラップが最高。

それに続いての「セツナシンドローム」で、絶対忘れるなが登場。過去2回披露されたこのコラボ、やっと見ることができた。最高のショータイム。

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後半の3曲は鉄板。ヌュアンスは強くなった。ひと月前の大阪にも負けない盛り上がり。ヌュアンスすげえぞ。
1.ナナイロナミダ

2.ヒューマナイズド・ヒューマノイド

3.ぜっなシンドローム feat.絶対忘れるな

4.i=envY

5.ミライサーカス

6.タイムマジックロンリー

 

■15:10~15:35 SKOOLGIRL BYE BYE

デジャメと同じく、今年の1月にスタートしたばかりのグループ。先月のヌュアンス主催ライブ「フェヌュ」にも出ていたんですね。4人編成だけど、この日は3人でのステージ。

自分としては、まだよくわからない感じ。アイドルらしい雑味があるところが好みが別れる所かも。その雑味って何なのか、うまく説明できないんですけど。

絶対忘れるなのスタート時間に間に合わなくなるので、途中退出する。

 

■15:35~16:00 絶対忘れるな

何ですかね、この大学の同好会みたいな感じ。ラップって、怖そうな人がやっているようなイメージがあるけど(固定観念?)、みんな普通に会社にいそうな人たち。でも、これがいかしている。

「平日ナイトフィーバー」、フィロのスのハルちゃんはいないけど、とても良い。

そして、後半ついにヌュアンスのmisakiをフィーチャーした「ひたむきさガール」。

ミサキサンが登場するや沸き上がる、大きな拍手。Tシャツ姿がまぶしい。ミサキサンからオーラが出ているぞ。ミサキサン、アイドルだ。

みんなひたむきに「ひたむきさガール」と声を出し歌う。この曲、このコラボ、最高の多幸感だった。

このコラボの経緯については、こちらにまとめられている。歌い手と、作り手と、プロデューサーそれぞれの思いが伝わってくる。ええ話だ。

togetter.com

この後、nuanceの物販へ。

 

■17:15~17:40 グーグールル

ここも会場がパンパン。ライブも大いに盛り上がる。

ミディアムテンポの曲でも、同じリズムやメロディーの繰り返しが多く、じわじわと身体の芯から熱くなる。「妹の恋人」が、やっぱり好き。そして、最後の「ジュビリー」が凄かった。ここのところ見る機会が多いけど、ここ好きだなあ。

メンバーも、みんな根性が据わっている感じがする。ググったら、赤のあーやんは元ベルハーで、紫のコマチは元MIGMA SHELTERなのか。この2人、目立つなと思っていました。

とにかくもう、ものすごい勢いのグーグールル。

 これを書きながら、ついついライブ動画を見てしまう自分(だから全然進まない)。

youtu.be

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■17:40~18:05 パンダみっく

あれ、3人しかいない。後でTwitterを見たら、野邑衣仁菜ちゃんが活動休止中だそうだ。

にぃにゃの不在は痛いだろうと思うのだけど、そんな事は全く感じさせない。それだけ、今年加入した新メンバー2人が違和感なく溶け合っている。本当に、よくこれだけ「パンダみっく」のイメージ通りの人を見つけたものだと思う。

そしてりおりおがしっかりまとめているのでしょう。いつも思うけど、この人のくるくる変わる表情が素晴らしい。色々な顔を見せるのだけど、作為感が全くなくて自然なんです。

パンダみっく、最近ここも好きになりそうで…(困る)

 

18:30からのRHYMEBERRYを見たかったのだけど、仕事の関係でここで離脱。本当に残念。

Deepaの近くにあった和菓子屋さんのどら焼きが美味しかった事(お茶も出してくれた)と、Hearts Nextのフロアでは幕間にずっとスティーリー・ダンがかかっていた事を最後に付け加えておきます。

 

 

2017/2/11(土・祝)湯会(FantaRhyme、アイドルネッサンス、フィロソフィーのダンス、星野みちる、Negicco、湯けむりDJs)@東京天然温泉 古代の湯

昨年1月に続いて2度目の参加。それにしても、よくこんな出演者を集めたものだ。これで入浴料込みで4,000円ですからね。私を湯会に連れてって、パラダイス~パラダイス~って感じですよ、本当に。

今年は開演前にひとっ風呂。会場にはいりまずは生ビール。早くも気分が高揚する。

 

FantaRhyme with ゆけむりDJs
午前11時、トップバッターは昨年の光が丘でも見たFantaRhyme。出だしから気合十分でぐいぐいくる。ラップのスキルはもちろんの事、歌も上手いんですね。前回見たときよりもポップ寄りに聞こえました。本当に気持ちの良いステージ。そのうえ、近くで見ると2人とも可愛い。
「福岡から飛行機で来ました。楽しんでいきたいと思います」
「みんなNegiccoさん好きだと思いますけど、私たちにもその気持ちを10分の1でも分けてくださーい」
最初っから立って踊る人の多い事。僕も途中から立ち上がりました。
FantaRhymeの後ろではDJ Nachuさんがぎこちない感じで踊っていました。
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■ アイドルネッサンス
パフォーマンスは良かったと思うのだけど、ヲタのノリが正直苦手。こんな所でリフトとかしないでくれ。なんか音楽性とノリが合っていないのではないかと思う。アイルネが悪いわけではいと思うけれども。カバー曲も、「初恋」と「うっふふっふ」以外は知らない曲ばかり。またどこかで見る機会もあるでしょうから、その時に期待したい。実力があるのは、よくわかりました。

 

特典会場とかどうなっているのかなとうろうろしていたら、フィロのスの4人と遭遇。おとはすさんと目が合って「わあー」ってなりました(笑)。

 

フィロソフィーのダンス
待ってましたよー。畳で見るフィロのスも最高でしたよ。名刺代わりの「アイドル・フィロソフィー」で始まり、アゲ曲を次々と投入。お客さんも良い感じの盛り上がり。若い人の比率はNegiccoよりも多いと思うのだけれど、Negicco同様、ファンの人たちもとても良いんですよね。ファンクナンバーが続いた後にポップで明るい「はじめまして未来」で雰囲気を変え、「アイム・アフター・タイム」をじっくり聞かせ、最後は「すききらいアンチノミー」で賑々しく終わる。パフォーマンスの質は、全出演者中一番だったと思います。フィロのスのライブ中、Negiccoの特典会に並んでいたネギヲタさんが多かったみたいで、それが残念。Negiccoファンの人に、もっともっと見てもらいたかったと思う。

1. アイドル・フィロソフィー
2. オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー
3. 好感度あげたい!
4. はじめまして未来
5. コモンセンス・バスターズ
6. アイム・アフター・タイム
7. バッド・パラダイム
8. すききらいアンチノミー

 

ここでDJ Nachuさんが登場。はけるヲタたちを見て「行かないでー」と言いながらかけたのはEspeciaの「NO1 Sweeper」。おおーっ、わかってらっしゃる。畳から「もなりー」コールが湧き上がる。曲が進むとFantaRhymeの2人も出てきてステージで踊る。広瀬香美mihimaruGTで盛り上がった後、最後はもなりちゃんの「In The City」で終わり。DJタイムも湯会の楽しいところです。FantaRhymeの2人、本当にいい感じだった。この日のMVPですね。そして影のMVPはDJ Nachuさんに決定。

 

星野みちる
初めて見る星野みちる。個人的にとても楽しみにしていました。
「盛り上がってるー?騒ぐだけがお祭りじゃないからね」
独特の、ゆったりとしたしゃべり方。この出演者の中で、ソロというのはそれだけでハンデを背負っているようなもの。まして、みちるちゃんの曲はおいおい騒ぐようなものではない。でもさすが、戦い方をよくわかっている。黒を基調としたシックな装いにPerfumeみたいなハイヒールの赤が映える。ウェスト細いのね。綺麗な人だ。「夏なんだし」(イェッ!イェッ!と、ゆるいコール)やクリスマス曲など、あえて季節感を無視した選曲も。
「今日はじめての人」自分を含め、多くの手が上がる。
「サイテー」(笑)
「私、11年くらいやってるのよ。おそすぎる」はい、すみません。
最後の「ディスコティークに連れてって」ともう1曲(タイトル不明)が、とても良かった。自分なりの盛り上げ方で、湯会の空気をしっかり支配した。そんな感じの星野みちるでした。
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間のDJタイムにフィロのス特典会へ。長い列が出来ていて、Negiccoに間に合わなかったらどうしようと焦る。まあ、大丈夫でしょう。なんと、フィロのスの4人は館内着に着替えてきた。しまった、自分も着ればよかった(笑)。まあ、つつがなく、この日もおとちゃんと。特に話す事はありませんでしたが。しかしこれ、家族に見つかったら確実に誤解を招くやつだなあ。
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Negicco
自分の座布団に戻ったら、周りに人が密集していた。みんなNegicco好きなのねえ。まずは、生では久々に見る「パジャマ・パーティー・ナイト」。「湯会でパーティー」と歌詞を変えて歌っていた。
こんなに近くでNegiccoを見るのは1年前の湯会以来。なんだろう、オーラが違いますね。白い衣装が神々しいほどです。「自由に」も楽しい。「恋のシャナナナ」では、3人の弾けた笑顔も見られました。
「湯会は愉快」なおちゃんは何回この言葉を口にしただろう。正直、3人のコンディションはあまり良いとは思わなかった。でも、気合で乗り切った感じ。最後の「ねぇバーディア」での、参加者全員が一体となった盛り上がり。いや凄い。色々な思いが頭をよぎって泣き笑いしながら踊っていた私ですが、きっとそういう人も多かったのではないでしょうか。

1. 湯会パーティー・ナイト
2. 自由に
3. マジックみたいなミュージック
4. 私をネギーに連れてって
5. 恋のシャナナナ
6. さよならMusic
(アンコール)
7. 愛、かましたいの
8. ねぇバーディア

 

この後は最後のDJタイムなのだけど、お風呂に向かいました。最後に「圧倒的なスタイル」がかかり、ラインダンスで大盛り上がり大会だったと聞いてほぞを噛みましたが、まあ仕方ないですね。風邪気味で体調が心配だった事を思えば、最後まで楽しめて良かったというべき。激しい空腹感と口渇感に襲われ、どうしようかと思いながらやっぱり府中へ寄り道、楽しかった一日を締めました。

 

この湯会、次回5月にはまず大森靖子の出演が発表されています。