サワソニ40海の家②
泣くつもりなんかなかった。
でも、これが最後のChelipだと思うと、こらえられなくなってしまった。
数日前までは雨の予想だったけど、当日の朝になったら晴れている。
最高のサワソニ日和となった。
まずは海の家ステージ
海から入ってくる風が気持ちいい。
以下、見たライブを駆け足で(抜粋)。
11:15~11:30 まちだガールズ・クワイア
「風になる」のコーラスが海風に乗って響く。
「急にロマンス」でしゅっしゅっぽっぽ。
最後は「サマーレイン」をしっとりと。
町ガの良さを見せつけたステージ。
12:00~12:15 NaNoMoRaL
未來ちゃんの歌っている姿が好き。
マニピュレータを操る梶原パセリちゃん(男性)が歌うところで起こるパセリコールも楽しい。
トラックもカッコよい、曲も良い。
nuanceがらみで何度か見ているけど、ここも好き。
屋外の西浜ステージへ移動。
12:35~12:55 まちだガールズ・クワイア
「Ready Steady Go!」で始まり、「銀河ステーション」ではダイナミックな踊りが広いステージに映える。
ラストの「さらば」は、文句なく楽しい。あいねちゃんがノリノリで、変な動きをたくさん見せてくれる。自由なあいねたん。
最近、ビーハプにもよく呼ばれたり、昨日と今日(8月31日、9月1日)は小林清美先生主催の山梨でのフェスに出演したりと、活動の幅が広くなっている町ガ。そして、初めて町ガを見た人が「良かった」といってくれて、物販にも来てくれる事が多い。
そういう事。
再び海の家。
13:15~13:30 キミノマワリ。
みんなビジュアルのレベルが高い。
音楽は正統派アイドルっぽいかな…と思っていたら「nurve」でぶちかまされた。
後から調べたら、元Bisの人が関わっていて、楽曲も「nurve」を作った人が手掛けているグループとの事。
13:30~13:45 鈴木花純
13:45~14:00 XOXO(Kiss&Hug)EXTREME
キング・クリムゾン「21世紀の精神異常者」(現在はレコ倫によって表記が改められているそうだけど、やっぱりこっちがしっくるする)に乗って登場。
音響トラブルもあったけど、それもこういったフェスならでなの楽しさ。
プログレは頭でっかちな音楽なんかじゃない。しかめっ面して聞く音楽なんかじゃない。
プログレは踊れる音楽なんだと気づかされる。これは、自分にとってはプログレのコペルニクス的転回。真面目な話、そう思う。
そして、ちゃんとそれを表現できるスキルがある。そんなキスエク。
西浜
14:00~14:25 SAWA
最後の方しか見れなかった。Chelipに提供した「KeepOn」を歌ったそうで、これは聞きたかった。
最後は宮野弦土さん作編曲の「いじっぱりマーメイド」、恒例の貝殻ボートに乗って海へ着水。
海の家
14:50~15:05 LILY&YU
1週間前の宝船温泉での割烹着姿が忘れられない前田さん(まだ、ゆりちゃんと呼べない)。
ライブを見るのは初めてだったけど、想像以上にアイドルだった。
ソロでやっていくのは大変だと思うんですよ、でもアイドルをやめたくないという気持ち(もっと言えば覚悟)が伝わってくるようで。
でも、そんな事よりもなによりも、本人がとても楽しそうだし、見ている方も楽しい。
声も好き。
15:05~15:20 Chelip
1曲目は「ファースト・デイト」(あの岡田有希子のデビュー曲。作詞作曲は竹内まりや)。ああ、2人の声がやっぱり大好きだ。
続いての「あなたへ」。
この曲は、どうしたってあの頃のChelipの状況がオーバーラップしてしまう。そして、みんなでシングアロング。
ここで急に「ああ、自分は今日でChelip最後なんだ」という実感がこみあげてきてしまった。
「サマータイムシンデレラ」で、ここは終了。
ここの時間帯、ビーチでの町ガのスイカ割りも気になっていたのだけど、ライブを優先。
実は、町ガさんにスイカを提供していたのだけれども。
西浜
15:25~15:45 鈴木花純
Chelipの後に移動。
ここでも、Chelipとの思い出が詰まった「あなたへ」が歌われる。
サビに入ってお客さんが一緒に歌い始めると、一瞬驚いたような表情を浮かべる。
「えっ!歌えるの?」
感極まって後ろを向いてしまう。
気持ちを落ち着かせてから、再び歌い始める。
最後、「Chelipに贈ります」という言葉からの「春のうた」。
花純ちゃんって、気持ちが乗ってくると信じられないような歌唱を聞かせてくれる事があるのだけど、この時がまさにそれ。
歌い終わって、ステージ袖で見ていたChelipに向けてお辞儀をする。
それに応えて、ステージに駆け寄ってくるChelipの2人。
泣きながら抱き合う3人。
この3ショットも、これが見納め。
タイムテーブル上では、ここは5分の転換とあったけど、粋な計らいをしてくれるもの。
こうやって書きながら思い出していても、涙があふれてきてしまう。
本当に、良いものを見せていただきました。
15:50~16:10 Chelip
もう、Chelipのステージに言葉なんて要らない。
「これって恋だと思うんだ」「サマータイムシンデレラ」「KeepOn」。
“ride on! keep on! follow me! alright”
この一体感。
最後は「アシンメトリー」かと思いきや、新曲2曲で終わった。
そう、「Partyは終わらない」し、ここがスタートライン。
「君へのprologue」のハーモニーを、いつまでも胸の奥にしまっておく。
きよきよ先生、最後に最高の曲を残してくれたものだ。
マイクトラブルで自分のマイクを麻友ちゃんに差し出す美音ちゃん。
麻友ちゃんの良い写真が撮れなかったのが残念。
16:10~16:30 LILY&YU
Chelipとも沢山の思い出を共有しているはずの前田さんだけど、そんな事はおくびにも出さず、自分のライブに集中する。
しかも、ほぼ水着。
高いサンダルを履いているのによく動けるなと感心しながら、半ば呆れながら見る自分。
楽しくて気持ちの良いステージだった。
町ガの特典会は、ビーチでチェキ。夏!
麻友さまは今回もスイカをぐりぐりするし、美音ちゃんも豪快に何度もスイカに木刀を叩きつける。
爆笑して盛り上がる現場。
スイカ、沢山いただきました。海辺で食べるスイカは最高だった。
ちなみにこのスイカ割の司会進行をしていたお姉さんは、元ハニーゴーランで前田さんの相方だった加野さん。
海の家
17:55~18:15 SAWA
トリのSAWAさんは、アコースティックセット。
キーボードは、なんと脇田もなりちゃんでお馴染みのKAYO‐CHAAANだよ!
「青い珊瑚礁」のカバーで始まったライブ、とても気持ち良かった。
Chelipに最後の挨拶。
初めて見てからちょうど4年。
2回目の時に、僕がある俳優に似ていると麻友ちゃんから言われ、その後会うたびにずっとそのネタでいじられ続けてきた気がする。言っておきますが、これは麻友ちゃんにしか言われたことがありません。
麻友ちゃんに「めっちゃ泣いてただろ」と言われてしまった。
悪かったな、こっちは箸が転がっても泣ける年頃なんだよ。
でも、あれは泣いちゃうでしょ。
Chelipの楽曲を、最後にアルバムという形で残すことができて本当に良かったと思う。
ありがとう。
その後、前田さんの所にも行ってCD買ってチェキ撮ってもらった。
完全ワンオペ体制の前田さんだった。
推し増しの夏。
昨日、米子で最後のライブを終えて、アイドルから引退したChelip。
ライブも、その後の打ち上げも、最高に楽しかった様子がTLから伝わってくる。
行けばよかったかな。
大人の事情により活動終了や解散が相次ぐアイドル界にあって、自分たちの意思で引き際を決められるって凄い事だと思う。
Chelipについては、書きたいことが山ほどある。
TIFにもアットジャムにも行かなかった今年の夏。
でも、琵琶湖と江の島で最高の夏だった。
短かったね、夏。