チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

LPを片っ端から聞いてみた23.ソロモン・バーク

アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみるというシリーズ。第23回目は、主に60年代を中心に活躍したR&B/ソウル界の大物シンガー、ソロモン・バーク

■ベスト・オブ・ソロモン・バーク(1965年)

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ソロモン・バークSolomon Burke1940年3月21日 - 2010年10月10日)は、アメリカ合衆国歌手。主にR&B/ソウルゴスペルの分野で活動し、ミック・ジャガーヴァン・モリソン等のロック・ミュージシャンにも大きな影響を与えた。

ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第89位。

Wikipediaより

だけど、自分の中ではオーティス・レディングウィルソン・ピケットのような強烈な印象があまりなかったんです、正直な所。

このLPを買ったのはおそらく20歳そこそこの頃だったと思うのですが、当時の私は泥臭くシャウトする人の方が好きだったのだと思います。

 

この曲はストーンズ、というよりブルース・ブラザーズで知った曲。子どもの頃からゴスペルを歌ってきたという彼の真骨頂だと思います。

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1998年、ストーンズのツアーにゲスト出演してこの曲を歌った時の映像がありました。ズートスーツを着た姿が貫禄たっぷり、マフィアのボスみたい。

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1965年、初のR&Bチャート1位に輝いた曲。これ、すごく好き。

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これは1961年、初のスマッシュヒットとなった曲。20歳か21歳にしてこの歌い方。シャウトするだけではなく、非常に懐の深いシンガーだという事がわかります。昔の自分は、このあたりの良さがわからなったのだろうなあ。

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今回聞き直してみてやっぱり発見がありましたね。特に、声を抑えてソフトに歌う曲がとても良かったです。残念ながら、こういう歌い方は初期の頃に顕著なようで、後年はあまり見られなくなったようです。世間のソウルミュージックのイメージや時流に合わせてしまったのでしょうか。とかくステレオタイプで音楽を聞いてしまうような姿勢になりがちですが、気をつけたいと改めて思います。

 

さて、次回は濃密なレゲエの最高峰、バーニング・スピアーです。