15日に投票の受付が終了した「アイドル楽曲大賞2020」。今年の私の投票結果は以下の通りです。
【メジャー部門】
フィロのスがメジャーになったから、今年の1位は決まったと思っていたのに、さにあらず。
12月14日に武道館公演を終えたばかりの眉村さんをトップに置いた。それは良いとして、数ある曲の中でこれを選ぶか?とは思う。でも、これ大好きなんですよ。メジャーになってもこんな曲をサラッと出してしまう所、だからちちゃんは天才なんだよ。
他にも、映画の挿入歌である最新作「36.8℃」のような誰が聞いても良い曲があったり、広瀬香美さんとのコラボに驚かされたり(これは凄かった)。来年はどこまで行ってしまうのだろうか。
フィロのスについては、オタクとして聞き手として色々と考えさせられました。それは簡単に言うとこういう事です。
「あるアイドル(アーティストでも同じ)を盲目的に支持するような推し方(聞き方)を、自分はしない。「オタクは推しの全てを肯定する」という立場を自分は取らない。でも、そのアイドル(やアーティスト)が変わろうとしている時に、自分の無知や固定観念でそれを否定する事はもっと良くない。」
その昔、エレキギターを持ったボブ・ディランに大ブーイングを浴びせたような聞き手にはなりたくありません。
ただし、明らかに質が低下したり方向性がぶれたりした時は、この限りではありません。
おとはすがTwitterで良い事を言っていました。その通りだと思います。
物事って何でも好き嫌いがあるわけで、批評することは全然問題ないなと思うわけです。(誹謗中傷は除く)
— 十束おとは🎮フィロソフィーのダンス (@ttk_philosophy) 2020年9月11日
例えば、グループが好きでも今回のこれは好みじゃないなぁっていう意見、私はあってもいいなと思うのよ。
色々なものに触れて、見て、感じて色鮮やかに今と未来を生きていこう〜!
1位
顔ドン / 眉村ちあき 3.0
次から次へとタイプの異なった作品を送り出す眉村さん。最初は「冒険隊~森の勇者~」に票を入れるつもりだったけど、どうしてもこちらを推したくなった。そう、これがメジャー部門の1位。こんなの眉村さんにしか作れないでしょ。
眉村ちあきのライブには2018年9月、フィロのスの定期公演にゲスト出演した時の1度しか接したことが無い。ついに武道館か。
2位
ドント・ストップ・ザ・ダンス / フィロソフィーのダンス 2.5
本当は「なんで?」の方が好きなんですけど、やっぱりこちらに投票するのが筋なのだろうと思う。
正直、最初に聞いた時は違和感ありまくりだったこの曲、色々な事を考えさせられた。これがプロフェッショナルの仕事なのだと思う。それでも1位にできなかったのは自分の屈折した感情の表れなのかもしれない。
3位
信号 / sora tob sakana 2.0
2016年の6月、フィロソフィーのダンスを初めて見たのがsora tob sakanaとのツーマンだった。まだみんな幼くて、それであのサウンドでしょ、本当に驚いた事を覚えている。アイドル界にはもう、amiinAもオサカナもいなくなってしまった。
4位
メインストリートは朝7時 / MELLOW MELLOW 1.5
そして宮野弦士作品はMELLOW MELLOWで楽しもう。今後の宮野さんの活躍に期待したい。キスエクの「フェニキスの涙」も素晴らしかった。
5位
Go My Way / ONEPIXCEL 1.0
2017年9月、フィロのスやしゅかしゅん、Task have Fanなどが出演したライブでONEPIXCELを見た事がある。スペシャルコラボで鹿沼亜美ちゃんがマリリと「ひまわり」をデュエットしたのがめちゃくちゃ良かった。なんか、メジャー部門はみんなフィロのス絡みの話になってしまった。
【インディーズ/地方アイドル楽曲部門】
ここは、先に書いた記事の通り、そっくりそのままのランキングです。
1位
illuminations / Suzuriha 3.0
思いがけずに出会ってしまったSuzuriha、この曲を聞いた時から今年はこれだと決めていた。そして、その思いは今でもずっと変わらない。
流れるようなベースライン、ストリングスやピアノの音の美しさ。くるくる展開が変わるのに無理のない構成、そしてフレッシュな歌声、可愛いメンバー。
最高です。
2位
Shape the Future / サンダルテレフォン 2.5
今年はサンダルテレフォンの1年だった。「Magic All Night」にするか迷ったけど、今年を象徴するようなこの曲を推します。
こんなに真っ当で王道で普遍的な歌が、こんなに説得力を持って歌われている驚き。小町まいちゃんの「嘘じゃない」に浄化される。
3位
Moon base / まちだガールズ・クワイア 2.0
結成5周年を迎えてなお着実に進歩をつづけ、いまや前人未到の境地を進む町ガ。いや、そんな大袈裟な言葉が似つかわしくないメンバーの佇まいが良いんですけど。
当たり前のように存在しているのだけど、全然当たり前ではない。そんな町ガがますます大切な存在に思えてくる昨今です。
4位
Escapeしようぜ / AH (嗚呼) 1.5
ぱぉちゃんの作る音楽が、ぱぉちゃんという人が大好きなんですが、特に今回は明るいギターポップ路線でめちゃくちゃ良い。MVでのぱぉちゃんも躍動している。
「お洒落な服もどうせ脱いじゃうんだ二人のエスケープは」というフレーズが大好き。
「それでもあの日のこと忘れられないんだろ そうなんだろ?」
そんな風に問われたら、「そうだよ」と答えるしかない。
https://www.youtube.com/watch?v=3wc04runD7g
5位
ハローグッバイ / 最高じぇねれーしょん 1.0
つるうちはな節が炸裂したようなナンバー。楽曲に魂が乗り移っているよう。メロディーの高揚感と多幸感がたまらない。
後半の林奈緒美さん(ミライスカートにいたなっちゃん!)がエモい。
【アルバム部門】
ここはダントツでサンダルテレフォン。
1位
『Step by Step』 / サンダルテレフォン 3.0
すべての曲が素晴らしくて、最高のひと言。
2位
『brownie』 / nuance 2.0
相変わらず高水準のアルバムを出し続けているnuance。やっぱり大好き。
3位
『macra no souji』 / NaNoMoRaL 1.0
今年も、いや今年は特に、雨宮未來ちゃんの笑顔と歌声にどれほど勇気づけられたか。
今回のアルバム、梶原パセリちゃんの作る曲が良いのは勿論だけど、サウンドがこれまでとは全然違って聞こえる。
【推し箱部門】
NaNoMoRaL
「今一番推しているところがオールタイム」なのですが、ここが一番悩んだ。
「一瞬しかない」がノミネートされていたら、そっちにしたかもしれない。
でも、今年一番現場に行ったのがNaNoMoRaLだし、これが順当な所だと思う。