もう10月になってしまった。
9月中旬の3連休前夜17日から4日間で5つの現場。どれも全然違ってそれぞれ刺激的な音楽体験だった。
■9/17(金)marble≠marble リリースイベント@タワーレコード川崎店
仕事終わりにタワーレコード川崎店へ。久しぶりに行ったらお店は縮小しているのにイベントスペースが立派になっていた。
思い起こしてみれば、最後にここに来たのは2019年12月の加納エミリのリリべ以来ではないか。
開演近くになっても聴衆は自分を含めて3人だけ。間際に女性が一人駆け込んできた。
でもライブは盛り上がった。こちらも一緒になって体を動かした。
中でも最高だったのが「GOKIGEN」から「World Wide Sushi -urban ’89 mix」の所。エクササイズをしたり振りコピしたり、ここはパラダイスかと思うほど。
「Life Goes On」を歌い上げるTnakaさん。アルバムの中でもとりわけ心に迫ってくるこの曲を聞けるとは思っていなかった。言われてみれば確かにglobeのバラードっぽい。
特典会では、この日用意してきたZINE(アルバム解説・歌詞編)が枯れてしまったため、その場で裁断・製本作業(撮影可)を行う事態に。さすがに手馴れた手付き。
この日の装いはPUFFYならぬTFFY。ファッション編のZINEも読んでみたかったな。
前の週の立川でのリリイベ(行きたっかたけど行けなかった)があまり満足のいくライブではなかったようだったけど、この日は振り切ってライブが出来たようで良かった。
そんな気持ちが波しぶきのように伝わってくるステージだった。
今日の川崎でのライブめちゃくちゃ楽しかったな!宣言どおり前回を払拭して、気持ち切り替えたらすごく楽しく思いっきりライブできた気がする🌈🌈
— 🌈Tnaka・marble≠marble🌈8/25アルバム全国流通! (@Tnaka_marble2) 2021年9月17日
でもマブダチがライブに参加して楽しそうに見てくれてたからかな?失いかけた何かを取り戻すことができた気がする✌️ありがとう!! pic.twitter.com/VSVHEbcX31
※アルバムダイジェスト(曲によって表情を変えるTnakaさんの歌いっぷりが良いです)
■9月18日(土)美伎あおい(エレクトリックリボン)生誕祭@渋谷スターラウンジ
TFFYを見た翌日は令和のPUFFY、グデイを見に行った。
(※グデイの「ググる or DIE」という曲の中に「令和のPUFFYの登場」という歌詞がある)
グデイは楽曲がどれも良いうえにステージがめちゃくちゃ楽しんですよね。いつも同じ事を言っていますけど。
「マカロニ&チーズ」の時に、この日の主役である美伎あおいさんが椅子を持って登場して歌っている2人の真ん中に座る。オタクよろしくスマホを取り出して撮影したり、サビでは一緒に体を揺らしている姿が面白かった。
限界オタク pic.twitter.com/GlbgYYJL2w
— 美伎あおい エレクトリックリボン/ddm (@eribon_aoi) 2021年9月19日
ミちゃんの爆レスにメロメロになってる私、ゆうちゃんと目合わせるの照れちゃうから歌ってる時にガン見してた時の私の視点です pic.twitter.com/TTm31JTacf
— 美伎あおい エレクトリックリボン/ddm (@eribon_aoi) 2021年9月19日
エレクトリックリボンもいつも楽しいよね。
ふと思ったんですが、楽曲が良いのにライブが物足りなく感じるグループは、エリボンを見習ったら良いんじゃないか。
■9月20日(月・祝)小日向由衣バンド組織ワンマン@渋谷La.mama
本来はPANTAさんとのツーマンが開催される予定だったものがPANTA側のキャンセルにより2月に延期となり、代わって行われたのがこのライブ。
小日向さんをバンド編成で見るのは初めて、いや小日向さんを見ること自体2年9ヶ月ぶり。7月に発売されたアルバムに今年一番のめり込んでしまっている事もあり、とても楽しみにしていた。
まず驚いたのがバンド「組織」の演奏。ドラムにベース、キーボード、ギターが2本。正直言ってここまで本格的な素晴らしいバンドだとは思っていなかった。特にベースが最高、裸足のドラマーも良かった。
ライブは「妄想するなら」で始まる。楽しい!ロックだ!
2曲目の「私は神様」で早くも涙腺がどうにかなりそうになる。
一転して「玄米」、本来であればコール&レスポンスで盛り上がるであろう曲。それでも、声が出せなくても楽しい。「生春巻き」も楽しい。
中盤で歌われた「それでも世界は美しい」、イントロが聞こえてきただけで条件反射的に背筋に電流が走る。
自分の感情を上手く言葉で表現できないもどかしさが伝わってくるMC。手を伸ばして一人ひとりとエア握手。そこから歌われた「手と手」に、どうしようもなく感情を揺さぶられる。間奏でのツインリードギターにも痺れた。
「私の手がしわしわになってもずっと 繋いでいたいから」
「あなたの髪が白くなるまで何度も 惜しみなく愛させて」
こんな関係性が出来たらどんなに素晴らしい事かと思うけど、そうもいかないのが現実。
「咲く」という曲の一節。
「明日にはきっと咲く 明日にはきっと咲く 明日にはきっと咲くから待ってて」
なんだろうね、うまく言えないけど「生きててよかった」と思いました。
アンコールで大好きな「あなたとミサキドーナツ」、そして最後は「パーティーズ」だっけ。
歌いながらくるくる回る小日向さんの姿が本当に楽しそうだった。
終わった後、どうにも気持ちが高ぶってしまったので立ち飲みで1杯、2杯、いや3杯…
(チェキはバンドメンバーも一緒)
18日夜の脇田もなり5周年ワンマン、19日の一瞬しかない(イト破フリル&晴後すずめ合同生誕祭)についても書きたいのですが、9月のまとめにしてしまう可能性大です。