チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

【本編】11/19(土)フィロソフィーのダンス 十束おとは卒業コンサート~ベスト・フォー・フォーエバー~@日比谷野外大音楽堂

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「オプティミスティック・ラブ」でライブがスタートした。

2曲目に「好感度あげたい!」。初期の曲はやっぱり楽しい。

MCをはさんで「イッツ・マイ。ターン」。

照明が綺麗。

4人の姿は遠目にしか見えないけど、ステージの左右に設置された巨大スクリーンが表情をアップで捉える。これは助かった。

「テレフォニズム」では大量のシャボン玉が舞い上がる。これは、おとはすからこのライブに対しての、唯一のリクエスト。

後のMCでそう言っていた。

「ウォーター・プルーフ・ナイトは、バンドメンバーが退場してオケで歌われる。

 

「寒くなってきたね」

4人が大きな毛布に入りながらゆるゆるのトークを繰り広げた後はメドレー。

まずはデビューした2015年から2016年にかけての代表曲を一気に歌う。

どれもフルコーラスで聞きたい曲ばかりだよ。

プラトニック・パーティー〜すききらいアンチノミー〜アイム・アフター・タイム〜アイドル・フィロソフィー〜ライク・ア・ゾンビ

 

まさか最初のオリジナル曲「プラトニック・パーティー」をまたライブで見られるとは思わなかった。

 

続いて、2018年からメジャーデビューまで。
ヒューリスティック・シティ〜シスター〜ドント・ストップ・ザ・ダンス〜サンフラワー(フル)
そして、ライブの真ん中に置かれたのがこの「フィロソフィア」。

youtu.be

この曲を楽しみながら、「本当に今日でおとはすがいなくなってしまうんだ」という実感が湧いてきてしまった。

エンディングで、「あいしてる」のフレーズをひとりずつ歌っていき、おとはすにバトンタッチ。

おとはすが「あいしてる」を繰り返す。

他の3人が退場した後にピアノをバックに優雅なソロダンスを見せる。

 

おとはすがステージから去り、マリリ、あんぬ、ハルの順番に、おとはすへの贈る言葉

ありきたりなメッセ―ジなんかでなはく、それぞれが自分の言葉で語っている所が素晴らしい。

マリリは「おとは」、あんぬは「はすぴょん」、ハルは「はす」。それぞれ呼び方が違うのも面白かった。

もう記憶も薄れてきてしまっているけれども、ハルちゃんが泣きながら「はすはお尻を出せばぺんぺんしてくれる」と言っていたのが特に印象的。ハルちゃんは、リハーサルの時からおとはすよりも先に泣いていたらしい。

 

白い衣装に着替えたおとはすが出て来て、今度は3人に向けてメッセージを語り始める。これがまた的確かつ心のこもった見事なコメントだった。マリリ、あんぬ、そしてハルと進むにつれ、段々と早口になっていくのもおとはすらしい。

感情がストレートに出るハルちゃんを「たまごっちみたい」と表現する所なんかもう最高。

後で「私はたまごっちじゃありませーん」と返されていましたけれども。

 

さて、ここからライブは終盤戦。

「ライブ・ライフ」「DTF!」「フォーカス」「ダンス・ファウンダー」と続ける。

「DTF!」でウェイブを起こすおとはすがとても楽しそうで、見ていて泣けてくる。

「ダンス・ファウンダー」の「やぶったマニュアル」からのくだりは、今後誰が引き受けて歌うのだろう?

「どこがフロアで 何がステージ こわしていけばいい、今さらもういいよ 世界のボーダー!」

本当、そう思う。

 

本編が終了し、アンコールを求めて拍手が鳴り響く。

さあ、いよいよ新メンバーが披露される。

見ている方も感情が行ったり来たりして忙しい。

そして、ステージ上に現れたのは・・・

 

「2人いる!」

これはまあ、予想の範囲内。

「ノノちゃんがいる!そしてもう1人はナナコちゃんだ!!」

そう来たか。*1

いきなりバク転?を決めるナナコ。

最初のパートを歌い出すノノ。

新メンバーすごい!

しかし1人増えただけなのにえらく派手にゴージャスになった感があった。

youtu.be

おとはすが再び出てきて6人で「愛の哲学」。

これはこの日にしか見れない光景。

おとはすが新メンバー2人の肩に手を掛けながら歌っている姿が尊かった。

 

そして、最後の最後はこの曲「ベスト・フォー」。

この期に及んでも「辞めるの止めないの?」なんて言っているハルちゃん。

「そんな事したらみんなのメンタルがおかしくなっちゃうよ」と、おとはす。

こんなやり取りを聞くのもこれが最後。

2017年4月、WWWでのワンマンライブで初めて披露された「ベスト・フォー」、これまでライブのたびに何度も聞いてきたこの曲も、もう永遠に封印されてしまうのだろうか。

 

この日の帰り道、おとはすが繰り返し歌っていた「あいしてる」の声が、ずっと頭をぐるぐる回っていた。

 

そして2日後、おとはすからこんな告知があった。

本当にもう、貴方って人は。

 

お疲れ様、そしてありがとう。

これからの人生に幸あれ。

 

※この日のバンドメンバー。

小笠原拓海(Dr)、千ヶ崎学(B)、田口慎二(G)、松本ジュン(Key)

*1:ののちゃんには入ってほしいと思っていたし入るんじゃないかなと思っていた。そして相方にはアイドル経験者を選ぶと予想していた。でも考えてみればこれが一番良かった気がする。落選者には「結局そっちか」と思われたかもしれないけど。