「オプティミスティック・ラブ」でライブがスタートした。
2曲目に「好感度あげたい!」。初期の曲はやっぱり楽しい。
MCをはさんで「イッツ・マイ。ターン」。
照明が綺麗。
4人の姿は遠目にしか見えないけど、ステージの左右に設置された巨大スクリーンが表情をアップで捉える。これは助かった。
「テレフォニズム」では大量のシャボン玉が舞い上がる。これは、おとはすからこのライブに対しての、唯一のリクエスト。
後のMCでそう言っていた。
「ウォーター・プルーフ・ナイトは、バンドメンバーが退場してオケで歌われる。
「寒くなってきたね」
4人が大きな毛布に入りながらゆるゆるのトークを繰り広げた後はメドレー。
まずはデビューした2015年から2016年にかけての代表曲を一気に歌う。
どれもフルコーラスで聞きたい曲ばかりだよ。
プラトニック・パーティー〜すききらいアンチノミー〜アイム・アフター・タイム〜アイドル・フィロソフィー〜ライク・ア・ゾンビ
まさか最初のオリジナル曲「プラトニック・パーティー」をまたライブで見られるとは思わなかった。
続いて、2018年からメジャーデビューまで。
ヒューリスティック・シティ〜シスター〜ドント・ストップ・ザ・ダンス〜サンフラワー(フル)
そして、ライブの真ん中に置かれたのがこの「フィロソフィア」。
この曲を楽しみながら、「本当に今日でおとはすがいなくなってしまうんだ」という実感が湧いてきてしまった。
エンディングで、「あいしてる」のフレーズをひとりずつ歌っていき、おとはすにバトンタッチ。
おとはすが「あいしてる」を繰り返す。
他の3人が退場した後にピアノをバックに優雅なソロダンスを見せる。
おとはすがステージから去り、マリリ、あんぬ、ハルの順番に、おとはすへの贈る言葉。
ありきたりなメッセ―ジなんかでなはく、それぞれが自分の言葉で語っている所が素晴らしい。
マリリは「おとは」、あんぬは「はすぴょん」、ハルは「はす」。それぞれ呼び方が違うのも面白かった。
もう記憶も薄れてきてしまっているけれども、ハルちゃんが泣きながら「はすはお尻を出せばぺんぺんしてくれる」と言っていたのが特に印象的。ハルちゃんは、リハーサルの時からおとはすよりも先に泣いていたらしい。
白い衣装に着替えたおとはすが出て来て、今度は3人に向けてメッセージを語り始める。これがまた的確かつ心のこもった見事なコメントだった。マリリ、あんぬ、そしてハルと進むにつれ、段々と早口になっていくのもおとはすらしい。
感情がストレートに出るハルちゃんを「たまごっちみたい」と表現する所なんかもう最高。
後で「私はたまごっちじゃありませーん」と返されていましたけれども。
さて、ここからライブは終盤戦。
「ライブ・ライフ」「DTF!」「フォーカス」「ダンス・ファウンダー」と続ける。
「DTF!」でウェイブを起こすおとはすがとても楽しそうで、見ていて泣けてくる。
「ダンス・ファウンダー」の「やぶったマニュアル」からのくだりは、今後誰が引き受けて歌うのだろう?
「どこがフロアで 何がステージ こわしていけばいい、今さらもういいよ 世界のボーダー!」
本当、そう思う。
本編が終了し、アンコールを求めて拍手が鳴り響く。
さあ、いよいよ新メンバーが披露される。
見ている方も感情が行ったり来たりして忙しい。
そして、ステージ上に現れたのは・・・
「2人いる!」
これはまあ、予想の範囲内。
「ノノちゃんがいる!そしてもう1人はナナコちゃんだ!!」
そう来たか。*1
いきなりバク転?を決めるナナコ。
最初のパートを歌い出すノノ。
新メンバーすごい!
しかし1人増えただけなのにえらく派手にゴージャスになった感があった。
おとはすが再び出てきて6人で「愛の哲学」。
これはこの日にしか見れない光景。
おとはすが新メンバー2人の肩に手を掛けながら歌っている姿が尊かった。
そして、最後の最後はこの曲「ベスト・フォー」。
この期に及んでも「辞めるの止めないの?」なんて言っているハルちゃん。
「そんな事したらみんなのメンタルがおかしくなっちゃうよ」と、おとはす。
こんなやり取りを聞くのもこれが最後。
2017年4月、WWWでのワンマンライブで初めて披露された「ベスト・フォー」、これまでライブのたびに何度も聞いてきたこの曲も、もう永遠に封印されてしまうのだろうか。
この日の帰り道、おとはすが繰り返し歌っていた「あいしてる」の声が、ずっと頭をぐるぐる回っていた。
そして2日後、おとはすからこんな告知があった。
本当にもう、貴方って人は。
【お知らせ】
— 十束おとは(おとはす) (@totsuka_otoha) 2022年11月21日
12月からとある会社で働くことになりました。eスポーツやゲームに関する職種(裏方)です。
そして、引き続き表舞台にも立ち続けます!
ゲーム・エンタメ系のMCや番組出演、コラム執筆などお気軽にお問い合わせください!
ご依頼、お待ちしております♡
( totsukaotoha.contact@gmail.com ) pic.twitter.com/S5CKi0oUZz
お疲れ様、そしてありがとう。
これからの人生に幸あれ。
※この日のバンドメンバー。