リュックにしようかショルダーにしようか迷ってしまって予定していた電車に乗り遅れてしまった事が失敗の始まり。
車窓から見える甲府盆地と山々の風景を見ながらぼうっとしてしたら「山梨~」という車内アナウンスが聞こえてきたので慌てて荷物をまとめてホームに飛び降りる。
「え?こんなに小さい駅なの?誰もいないじゃない。」
そう、ここはひと駅手前の東山梨駅だった。
その上、バッグに入れていたマグボトルの蓋が開いて、こぼれた麦茶でズボンを濡らしてしまう始末。まさに踏んだり蹴ったり。
さて、どうしよう。選択肢は3つ。
①次の電車を待つ⇒1時間近く来ない
②バスかタクシーを使う⇒そんなものは影も形もない
③歩く⇒地図を検索したら山梨市民会館まで30分くらいで行けそう。よかった、これしかない。
炎天下の下、日傘をさしながら田舎道を歩いてようやく到着。すぐそばを笛吹川が流れる緑豊かな公園の中に、その建物はあった。図書館が併設されていてめちゃくちゃ良い環境。
受付には、紫のスタッフTシャツにミニスカート姿の小林清美先生が立っている。いつ見ても若い。桃の果肉が入ったアルコール入りドリンクをオーダーする。
ロビーでドリンクを飲んでひと息ついてホールに入場。
なんとか、るなほしさんから見ることができた。
全体を通して、普通の出演者がいない(誉めてます)濃いイベントだった。
■るなっち☆ほし
キラキラアイドル感いっぱいの「きらきらっきー☆」、くらくらするような電波ソング「富士山」、初音ミクのカバー「星空のパスポート」、そして泣けてくるような名曲「虹色の君へ」(小日向由衣が楽曲提供)と、振り幅の大きい楽曲たち。
この日の出演者の中で最もアイドルだった。
衣装から覗く太ももが固く引き締まっていて、さすが山に登る人の足だなと思った。
■+tic color(プラカラ)
星菜未玖さんのソロプロジェクト。LILY&YU前田さん絡みで名前は知っていたけど見るのは初めて。元気。ぱぉちゃん(宝船温泉の大久保琴江さん)が楽曲提供した曲もあった。
■LILY&YU
1年ぶりだけど前田さんはいつも変わらない。この人の元気はどこから来るのだろう?
「これがいーや!」では清美先生も舞台に出てきてはしゃいでいた。
■エアコンぶんぶんお姉さん
相変わらずぶんぶんしてた。
■4/7(ナナブンノヨン)
963とカノサレの合体ユニット。持ち曲が3曲しかないみたいだけど3曲ともめちゃくちゃ曲が良かった。
■まちだガールズ・クワイア
キンキラキン~恋するポルカドットポルカ~宇宙のしがらみ~さらば
この日の出演者の中では最も普通に見えるけど全然普通じゃない町ガ。
先月のまほろ座で初めて披露された「キンキラキン」を見るのは2度目でまだ把握しきれない。
「さらば」の最後、自由に踊るパートで広いステージを走り回る姿が町ガらしくて楽しかった。
ファンタジー系シンガーソングライター。
フライヤーに「楽しい歌と、マジカルなファニートークで魔法にかけるようにみんなを笑顔に変えていきます。最初はドン引きだったあなたもきっと笑顔で最後にはみんな一緒にナイス・ファンタジー。」とあるけど、まさにそんなステージ。
抜群の歌唱力と達者な話芸。初見という事もあり、この日一番のインパクトだった。
■小日向由衣
木魚~私は神様~手と手~パーティーズ
れじぇは本当に良いライブをする。涙と笑いのコントラスト。
■なんちゃらアイドル
楽しい!
■カノサレ
いいよね。
■藤井美音
初めて会ってから8年、最後に会ってから4年。地元鳥取や関西でMCやレポーターとして活躍中。一見してスマートにエレガントになったご様子。
清美先生が作ったという新曲?の後に「くちびるNetwork」(岡田有希子、さんみゅ〜のカバー)。まさかこれが聞けるとは思わなかった。そして「サマータイムシンデレラ」。変わらないアルトの声。手拍子やケチャを促すライブ運びも。
最後はChlipが活動を終える時に清美先生が書き下ろした「君へのprologue」。色々な思いが込み上げてくる。当たり前だけどサビのハモりがない。2人の歌声があってのChelipだったのだなと、麻友ちゃんの存在を思い出してしまった。
美音ちゃんは並行物販との事だったので963の途中で抜けて3階の物販会場へ。
すでに10人くらいの列が並んでいる。何を話そうかと思って色々考えたけど、ほとんど美音ちゃんが喋っていて僕はもっぱら聞き役だった。
成長した姿を見られて嬉しい限り。
「ピーチ」でソロチェキ(ツーショットも撮りましたけど)。
会場に戻るとトリのせのしすたぁが客席で暴れていた。ここも変わらないというか、相変わらずパワフル。
最後は有志出演者によるカオスな「せめてケンタッキー」コラボ。ここはせのしすたぁのまおさんと963の前田鮎花さんが持っていきましたね。
人数が多い町ガはこういう時にも強い。前田さん(LILY&YU)はいつも生真面目。
終演後物販は町ガ、るなっち⭐︎ほし、小日向由衣、LILY&YUと回る。
町ガではもえかさんから「電車で来たの?」と聞かれたので「そう。手前の駅で降りちゃったから歩いて来た」と答えたら驚かれた。
ほのかちゃんに、歩いてる途中で「ほのか」というお店を見つけたよと報告した。
るなほしさんは物販は初めて。ほとんど山の話になってしまった。三角点アクスタ、22日からの瑞牆山と金峰山に連れて行きますね。
小日向さんとはパンタさんの話になってしまった。本当にこのツーマン行きたかった。
「(PANTAさんは)病気がもう良くならないってわかっていたのにツーマンは約束だから絶対やるって言ってくれて」
LILY&YU(前田さん)は完全撤収の時間すれすれになってしまった。並ぶ列が途切れないのは人柄ゆえか。
ツーショットが上手く撮れていなかったのでソロで撮り直し。
こちらから話を振ったわけではないのに「ぱぉちゃん最近忙しいから全然飲めてないんよ」と教えてくれた。
一年ぶりなのに全く空白を感じさせない前田さんでした。この人、ネガティブな言動を全くしないのがすごいと思う。
会場を出たのが20時20分を回ったところ。
山梨市駅まで早足で歩いて15分、20時46分発の特急かいじ58号に乗る事ができました。