チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

【ライブに行った記録】2021年7月

7月は10本、内容も濃いものばかりだった。本当はそれぞれのライブについてちゃんと書き残しておきたい所なのですが、全然筆が進まなくて困ったものです。

でも、記録は残しておきたいので、さらっと振り返ります。

 

1.7/1(木)サンダルテレフォン 1st TOUR 2021 - "TINY TURN" @渋谷TSUTAYA O-West

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会場に着いたのが7時15分ごろになってしまい、後半しか見ることが出来なかった。

それでも、ソロで「揺れる想い」を歌ったまいちゃんにスターのオーラを感じ、「かくれんぼ」で楽しい気持ちになり、「Shape the Future」にジーンとさせられ、「Step by Step」で胸がいっぱいになった。この日が初披露だった「真夏の匂い」のサンバ調Remixも良かった。何よりも、ステージ上の4人がキラキラ輝いていた。

メンバーみんなが、自分がいたフロアの最後方までちゃんと目を配ってくれているのがわかった。こういうのって嬉しいよね。

 

2.7/2(金) まちだガールズ・クワイアの「水曜日はWednesday!! vol.26」 @まほろ座MACHIDA

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 受付で案内された席は最前ドセンだった。先着順ではないし、ランダムに席を割り当てているのでしょうか。1部のラジオ収録が始まった頃にハンバーグが運ばれてきたのだけど、すぐ目の前にメンバーがいるので食べるのに躊躇してしまった。でも冷ましたら勿体ないしね。

ライブ中、誕生月のお客さんにハッピーバースデーを歌ってくれるコーナーがある。

「今月が誕生日の人!」という呼びかけに、手が上がったのはなんと自分一人だけ。メンバーのさきこさん、そしてステージデビューが6年前の7月だった町ガと一緒にお祝いしてもらった。まさか、このために最前ドセンになった?ってことはないですよね、いくらなんでも。わかっていたとはいえ、とても嬉しかった。幸せだった。

勿論、肝心のライブも楽しくていう事ない。間近で見る「スターパレード」は格別だった。やっぱりまほろ座は良いな。

最前にいたのに良い写真を全く撮れなかった。

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今日(8月1日)配信リリースされた新曲がこれ。楽曲提供は町田在住の矢舟テツローさん。歌詞は、かつて町田に存在したプラネタリウムをモチーフにしています。ジャズテイストで町ガのハーモニーも素晴らしい。新たな名曲の予感。

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3. 7/4(日)一瞬しかないの「銀海生誕記念日」@青山月見ル君想フ

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入り口に飾られていたフラワースタンド。こんなに豪華なものはあまり見た事がない気がする。ここのファンは温かい。

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開演前、BGMに合わせていつものモノローグが流れる…と思いきや、いきなりポンプ君の声で「ねえ、想像してみて」。

まさか、こんな所から仕掛けてくるとは会場の誰もが想像していなかったでしょう。

銀海「ちょっと、ポンプ君!今日は大事な日なんだから邪魔しないで」

ステージに上がる前から始まる一人芝居。

こんな感じで、笑いあり涙あり、新曲もありカバーもあり、そしてサプライズもありと、盛り沢山で楽しいライブだった。

 

めいちゃんが不在のため3人でのステージ。でも、全く違和感がなかった。

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でも、魔法を解くのはめいちゃんしかいないんですね、やはり。

※「twnkle」での「魔法がとける」の所。

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「twnkle」の最後で椅子の中からお星さまを出す所でも、まさかのポンプ君登場。こういう所も大好き。3人の表情も絶妙じゃないですか。

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さらに、ポンプ君のソロ曲まで披露されたのには驚いた。この「灯火」という曲、普通に良い曲だった。歌詞の中にメンバーの名前が散りばめられていたりと、いちいち芸が細かい。

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良い笑顔だよね。

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話は前後しますが、この日に初披露された新曲「わたしのプリズム」は、一瞬しかない史上最も明るくてアイドルらしい曲だった。一瞬しかないのメンバーがジャンプするんですよ!!振りコピするところもあるし、声が出せるならコールまで起きそうな感じさえする。イントロを聞いた時に80年代初期の松田聖子の曲かと思いました。*1

それから「secret base ~君がくれたもの~」のカバーにはじーんとさせられた。あれ、この曲のカバーをどこかで見た事があるぞ?そう、それはちょうど5年前の、フィロのスの定期公演の事だったと、後になって思い出した。この曲を歌った時、フィロのスの4人は確か浴衣姿だったはず。

それはさておき、想像のはるか斜め上を行く数々の仕掛けとサプライズ。驚き、笑い、そして感動に涙する、まるでジェットコースターに乗っているかのような2時間だった。2時間?でも、歌ったのは9曲だけだから、80分くらいはコントやMCをしていた事になる。*2

でも、全然長さを感じさせないのがまた凄い。

「私らしく生きてみた」というタイトル通り、主役である銀海ちゃんワールド満載の、本当に良い生誕祭だったなと、しみじみ思う。

 

 4. 7/11(日)Tribu pre. 春ねむり×RAY(ゲスト:NaNoMoRaL)@新宿MARZ

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 春ねむりが凄かった。

今の状況の中で、表現者として最前線で戦っている姿を見せつけられた気がする。

歌いながら、叫びながら、よく動く。くるくる回る。

冒頭の「ファンファーレ」、次がこれ。

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2曲歌い終わったところで息が切れている。それほど激しい。

続く「春と修羅」での、全身からありったけの力を絞り出すかのような咆哮。

でも、次の曲を歌い始めた所で急に歌うのを中断する。喉を潰してしまったらしい。

「こんな事はじめて。どうしよう。」

「目一杯歌おうと思ってセトリを組んできたのに」

水を飲んだり、のど飴をなめたり、テンパった姿は、ついさっきまで春ねむりとは別人ように見える。

「歌うしかないやろう」と、上手側にいるサポートの女性から声がかかる。

しばらくトークで場を繋いだ後、気を取り直してステージが再開される。

最後はこの曲でライブを締めた。

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終演後、CDを購入。

NaNoMoRaLは、OPのゲストだったから時間も短く4曲だけだったけどいつも通り、いやいつも以上に気合が感じられた。

RAYは、新メンバーが入ってから初めてみたけど、明るくダイナミックになった感じがした。みんなこんなにニコニコしていたっけ?特に月日さんの表情が良い。いや、内山さんも良い。いやいや(以下略)。新しい衣装も好き。

特典会では、雨宮さんに一日早い誕生日のお祝いをした。

 

5. 7/16(金)サンダルテレフォン定期公演 @恵比寿CreAto

サンダルテレフォンの定期公演は4か月ぶりになってしまったけど、やっぱりここは良いな。大好きです。

特典会が開演前だから、時間的にどうしても参加できなかったのが残念。でも、次回8月13日はお盆休みだから大丈夫。

 

6. 7/17(土)yumegiwa last girl、ポスタルジア、INFY∞、POMERO、ユレルランドスケープ他 @新宿WALLY

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 ポスタルジアとPOMEROを見に行ったのだけど、他の出演者も良かった。

夢際は3回目でやっとわかってきた。

INFY∞はめちゃくちゃかっこ良かった。ロック系だけど変なひねりがないから聞きやすい。歌もうまくて可愛い。特に赤い人が凄かった。

ユレルランドスケープは気合が伝わってきて感動的だった。楽曲の中では「上海ガールズ」が大好きです。

物販はポスタルジアとPOMEROへ。水族館に行ってサメを見てくるからね、サキちゃん。

 

7. 7/23(金・祝)グデちゃんナノちゃん(グデイ、NaNoMoRaL)@新宿MARZ

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 NaNoMoRaLとグデイが25分ずつ2回ずつのステージ。

グデイはなんと新曲2曲をぶっこんで来たんだけど、それがどっちも最高だった。

これはpeanut buttersによる曲。*3

クラップが楽しい。特に、2人が向き合って手を合わせる所が好き。

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最後にやったもう一つの新曲「あいどるにんげん」は、室井さんがやりたかったというモータウン調で、こちらも楽しかった。

前から良いとは思っていたのですが、ここのところ自分の中でグデイ株がとみに上がっています。

NaNoMoRaLは言うまでもなくいつも最高なんですけど、どうして毎回毎回あんなにエモいんですかね。すごいと思います。

 

8. 7/24(土)透明写真リリースパーティー@西永福JAM
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EMOEが素晴らしかった。最初の「レラリンルンリンラン」でのへちさんの歌がすごく良くて感動してしまった。最近ここもとても好きだなと、DD化が加速しています。

ヨルコレはサウンドも楽曲も申し分ないと思うんです。この日もRilsoulさんが音出しをしていてめちゃくちゃかっこ良かった。でも、個人的にはそれ以上の関心が湧いてこない。新メンバーが入って、前回見た時よりは良かったとは思います。

透明写真は、主催では初めての対バンとあって気合が入っていた。のっけから煽ってくるのには驚いた。でも、なんか微笑ましい感じ。

 

フロアもほどよく埋まり、見ている人の乗りもいい感じ。ゲストの2組との相性も良く、とても気持ちの良い、楽しいライブだった。

 

9. 7/24(土)tres casas 2部 (ポスタルジア、tipToe.、一瞬しかない、グデイ、ステラシュガレット、ピューパ‼ @大塚Hearts+、HeartsNext

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ポスタルジア~tip.Toe.~一瞬しかない~グデイと見て、最後は迷ったけど、まずは見た事がなかったステラシュガレットを前半まで見てからピューパ‼に回した。

ポスタルジアはやっぱり楽しい。

tipToe.は新メンバーが入ってから初めて見たけど、相変わらずtipToe.だった。

一瞬しかないの新曲「わたしのプリズム」、音源化してくれないものだろうか。というよりも、そろそろこれまでの楽曲を集めたアルバムが欲しいと思う。楽曲はめちゃくちゃ良くてMCは文字通りめちゃくちゃな一瞬しかない、この日もそんなステージだった。

グデイも楽しくて大好き。

ピューパ‼のラスト2曲(「Gardenia」と「ノーモアクライ」だったと思う)、力がこもっていてすごく良かった。これまで見た中で最もパワフルなピューパ‼だった。

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 youtu.be

 

10.7/29(木)ポスタルジア @渋谷REX

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ポスタルジアを見たいがために行った。実際、ポスタルジアしか見れなかった。特典会で、みれちゃんに一日早い誕生日おめでとうを言ってもらったからそれでよし。

 

7月27日(火)、仕事で渋谷に行ったついでにタワーレコードへ。透明写真が大きく展開されている。

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 そして、この日に発売された小日向由衣のアルバムも購入。これ、本当に泣けてくるほど良くて参ってます。

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9月のPANTAさんとのツーマン(!)が楽しみです。

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7月の4連休を過ぎたあたりから、アイドル界隈からもコロナ感染のお知らせが急激に増えてきたのを肌で感じる。8月に入ってからも感染は拡大するばかりで、この流れは当分収まりそうもない。

1か月後には、どのようになっているのだろうか。

 

 

*1:ここの代表曲「きっと君を好きになる」は、松田聖子の「赤いスイートピー」へのオマージュだと私は勝手に思っています

*2:「雪と宇宙」も「ここからはじまる物語」も「今日を生きよう」もセトリから外れていた

*3:peanut buttersって正直知らなかったのですが、検索して聞いてみたらとても好きな感じだった。グデイありがとう。

【メモ】2021年上半期のお気に入りアイドルソング

アンテナ張ってチェックしているわけではないので範囲は狭いです。

好きなアイドルの好きな曲、と言った方が正しいかも。

以下、17組20曲をご紹介。順不同だけど、特に好きなものは最初の方にあげています。でも、最後の2曲は、最重要アーティストの最重要曲を持ってきました。

 

■一瞬しかない「恋する温泉ガール」

2月だったか、配信の最後にこのMVが初めて紹介された時、家のPCの前で頬が緩んでしまって、にやにやが止まらなかった。曲が終わった時、拍手喝采した。こう来たか、こういう楽曲が欲しかったと。自分の大好きな領域に来てくれたというのは、個人的な思いに過ぎないのだけど。

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ライブではこんな感じ。これがセトリに加わると楽しさが増し増しになる。

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 昨年の12月に公開されたこれも、年間ベストクラスの名曲だと思います。

「元気ですか 遠い空の下 あなたが笑っているのなら それでいい」

曲が始まる前に語られるこの言葉が、今ずしんと心に響いてくる。

そして、最後の「来年はいい年でありますように」という願いが切ない。

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■サンダルテレフォン「碧い鏡」

快進撃が続くサンダルテレフィン。楽曲は間違いないし、ライブは凡百のアイドルの追随を許さない域に達していると思う。最近あまりライブに行けていなかった事が今更ながら悔やまれる。

しかしこのMV、公開から約3か月ちょっとで39万回超えの再生回数って凄い。テレ朝「お願い!ランキング」の7月度エンディングテーマに抜擢された効果も大きいのだろうか。

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この曲は昨年の10月からライブで見ていたから今年の曲という感じがしないのだけど、シングルの発売もMVの公開も今年の1月だったんですね。これも大好きです。

ハロプロ好きなうちの娘もお気に入りの一曲。

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■透明写真「one more hug」

フルのMVは無いのでぜひ配信で聞いてほしい。そして7月21日に発売された初めてのミニアルバムを手に入れてほしい。

サウンドはおしゃれでハイクオリティ。それでも優しく聞こえるのは2人のふわっとした雰囲気と人柄ゆえでしょうか。

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 ■グデイ「Songs from the thistime」

出す楽曲がどれも良いグデイだけど、この曲のイントロを最初に聞いた時にはビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」かと思いましたよ。めちゃくちゃ好きです。 youtu.be

 

■fishbowl「深海」

ヤマモトショウさんがサウンドプロデュースを手掛ける静岡発のアイドルグループ。まだデビューしたてなのに早くも話題沸騰の感がありますね。曲の展開もメロディもお見事で文句のつけようもない。ライブを見たい。

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 ■ポスタルジア「アルストロメリア

今年の発見、ポスタルジア。昨年12月にデビューしたばかり、「ポスト・ノスタルジー 懐かしさの中の新しさ」がコンセプト。かなり気に入ってます。イントロのピアノがいい。

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「泣いてもいい 叫んでもいい 大粒の涙は やがて雨となり 開花するんだ アルストロメリア」。

これがアルストロメリアの花。

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■テレパシー・モーニング「ルミナスレミニセンス」

ルミナスレミニセンスって何なのでしょう?

一瞬しかないのフリルちゃんがこの曲の振り付けをつけたそうで、見てみたいと思っています。あまりライブをやっていないようなのですが、一瞬しかないとの対バンを望みます。

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 テレパシー・モーニングはこれもすごい。

木琴みたいな音が大好物。めくるめく音の万華鏡。

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ピューパ‼「Caramelt」

最近見ることが多いピューパ‼。見ているうちに好きになってきた。 youtu.be

 

■SW!CH「ラヴゴナ」

アイドル界におけるディスコ歌謡の名曲がまたひとつ。 ライブは多分まだ1回しか見た事がないけど、気になるグループ。

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■DEAR KISS「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」

でもこっちの方がメジャー感があるね、さすがに。

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■RAY「コハルヒ

曲も良いけど月日さんが良い。

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■SAKA-SAMA「抱えきれないわ」

「幸せだけをためたプールを泳いでいたいわ」ほんとにね。

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lonely planet「PLANET NINE」

「都会の寂しい女の子」がコンセプトのグループ。

「ねぇ あの娘みたいに 上手く笑っていればよかったかな?」

「宇宙の隅っこには 孤立して 漂う惑星がいるらしい あぁ なんだか私みたいだな」

こういうのに弱いな俺は。

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■AH(嗚呼)「密室」

コロナの影響で出来なかった昨年4月17日のすーちゃんの、そしてAH(嗚呼)のラストライブ。

今年の4月17日に一年延期されたのに、この状況ではすーちゃんの参加は叶わなかった。コロナが憎い。

涙なしでは見れません。

ゆったりしたテンポと柔らかいメロディーが心に染み渡る。

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■Suzuriha「Cheers!!!」

ここも本気で推していたんですけどね。ちょうど1年前に出会い、ハルちゃんとミウちゃんの脱退に伴い、今年の2月に活動終了。

「ここはRYUTistみたいになるぞ!」なんて思っていたのですが、あまりにも短かった。

その後、ミウちゃんは夢が叶わずにアイドルから足を洗い、SNSからもひっそりと姿を消した。

ハルちゃんは、文月映瑠として舞台などで活躍中。

カナエちゃんは事務所に残り、リリカオのライブで共演したりしている。

ハンナちゃんは依然休養中なのかな。

どうなるんでしょうね。 

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 ■Megu(Negicco)「太陽と星の狭間で」

 これ、いいですよね。

曲調はゆったりとしたレゲエ、それもラヴァーズ・ロック。トロンボーンの音がとても良い。

そのサウンドに寄り添うような、ぽんちゃの優しい歌声。

正直な話、2年くらい前のライブでは、彼女の声を聞くのが辛かった。でも、だいぶ回復したのでしょうね。

MVの最後に見せる笑顔に救われる。 

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フィロソフィーのダンス「テレフォニズム」

最後にこれ。

これは個人的な話ですが、「カップラーメン・プログラム」にどうしても馴染めなくて、自分が「新しいものを否定する守旧派ファン」みたいで嫌だったんです。*1

でも、この曲は配信で聞いた時から好きで、先日MVが公開されたので改めて聞き直したら、やっぱり大好きだと再認識しました。

とにかく4人の歌声が最高なんですが、それぞれの個性を活かしながらも、まろやかにブレンドされている感じ。おとはすの囁くような声がたまらない。いや、ハルちゃんの抑制された歌も良いし、マリリもあんぬちゃんも素晴らしい。フィロのスは更に高い所に到達したなと感じ入っています。

とにかくライブを見たい。

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*1:アーティストがステップアップして変わろうとしている時に、自分の固定したイメージで評価したり拒絶したりするのは良くない。でも、心から好きだとは思えないものを無理して好きになる必要もないわけで。まっさらな状態で素直に音楽に向き合うって難しいですね。そこは意識的に気をつけたいと思います。

【ライブ記録と見た映画】2021年6月

今年も後半に突入。

上半期(1月から6月まで)の現場回数はこんな感じになりました。

■合計現場数59(はぼ月10本ペース)

多い順に

・透明写真 12

・一瞬しかない 8

・nuance 7

・NaNoMoRaL、グーグールル 6

・Suzuriha、サンダルテレフォン、まちだガールズ・クワイア、POMERO、グデイ、ピューパ‼︎ 5

まあ、こんなものでしょう。結構バラけていますね。

 

6月は8本。

ライブに行くモチベーションが著しく低下してしまい、チケットを買っていたのにパスしてしまったものも2本あった。こんな事は初めてだ。

 

1. 6/5(土)yumegiwa last girl 新体制お披露目振替公演 @渋谷studio W(ex WOMB)

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とにかく疲れた。

WOMBに来たのは初めて。綺麗でステージも高くて見やすかったけど、無機質な感じがする。空調が効きすぎていて、場所によっては寒いほど。半袖のTシャツで来たことを後悔した。

それから、ドリンクにペットボトルの水が無いってどういう事よ。

自分としては、NaNoMoRaLとPOMEROが見れて良かったです。

ユレルランドスケープがとても良かったのだけど、それ以上の感情が湧いてこない。どうしてなのだろう?その日の気分なのか、単なる相性の問題なのか。なんて思っていたら、後日活動終了のニュースが飛び込んできて驚いた。

初見で楽しみにしていたsituasionもあんまり印象に残っていないので、改めて別の機会に見てみたい。

 

2. 6/6(日)Beat Happening!!(SAKA-SAMA、nuance、NaNoMoRaL)@渋谷 Star lounge

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SAKA-SAMAは、「抱えきれないわ」「おやすみジュディ」「終わりから」といった名曲群とアップテンポの曲のコントラストが良い。

nuanceは素晴らしかった。この日から20日後に行われるワンマンへの期待が高まってきた。実際、期待以上のワンマンだった事は前回書いた通り。

nuance、やっぱり好きだなと見るたびに思う←もっと来いという話だけど。

前日に続いてのNaNoMoRaL、この日の方が断然良かった気がするのは、やはり会場のせいだろうか。最高のスリーマンのラストを締めるに相応しい感動的なステージだった。

 

※6/10(木)サンダルテレフォンにnuance、未見だけど気になるリルネードという魅力的なスリーマン。チケットを確保していたのだが平日に行けるはずもなく、無理をして行く気力も無く、断念してしまった。重症だ。

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3. 6/12(土)ポスタルジア @渋谷Milkyway

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ポスタルジアのデビュー半年記念ライブ。

ポスタルジア良いんだよな~

体調不良のため直前にうにちゃんの欠席が発表されたのが残念だったけど、新メンバーの2人もすっかり溶け込んでいてパワーアップしている。本当に楽しい。

この日はみんな大好き「パピヨン」から始まったから尚更楽しかった。この曲はメンバーの鳥羽みれいさんが作詞したんですってね(特典会で本人から聞いた)。

「キミの隣にいるの私でしょ」

「私の隣にいるのキミでしょ」

これは耳に残る名フレーズ。

※うにちゃんはその後も欠席が続き、結局7月2日に活動休止が発表された。推していたんだけど。回復を祈ります。

  

この日、Milkywayと同じ建物の上で夕方から行われるこのチケットを確保していたのにこれもパス。一瞬しかないが出るライブを見ないなんて本当にどうかしてる。夜の8時過ぎまで渋谷にいる事に耐えられないと思った。それほど遅い時間でもないのだけど。重症です。

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 帰ってひとっ走りして汗かいて風呂入って酒飲んで食べたら元気になったから、回避して正解だったとは思う。

 

4.6/13(日)一瞬しかないの「今日も何かの記念日」2021初夏 @青山月見ル君想フ

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 この日、喫茶めいちゃんからある事が明かされた。それは言われなければ我々ファンにはわからない事であるだけに、めいちゃんの誠実さと、そこに込められた決意を感じさせられた。

しかしながら、7月4日の銀海ちゃん生誕ライブにめいちゃんの姿はなく、その2日後に運営より当面の間の休養が告知された。

とにかく心身ともにゆっくり休んでほしい。

いつまででも待っています。

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5. 6/20(日)透明写真 、原宿眠眠、鈴田ねこ@下北沢モナレコード

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透明写真は新曲「one more hug」の初披露。

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この曲、本当に好き。

1番と2番で2人の歌うパートがそっくり入れ替わる事によって、曲の表情がくるっと変わるところが良い。それは特にBメロに顕著で、とりわけここが好き。

1番でりんちゃんが歌う「交差点の人波 くすむ空の色合い」。

2番でゆあちゃんが歌う「午前2時の誘惑 赤く熟れたフルーツ」。

 

原宿眠眠を見たのは2回目だけど良かったです。

この曲は作編曲が宮野弦士さん。

www.youtube.com

 

6.6/24(木) POMERO  @渋谷duo MUSIC EXCHANGE

POMERO 3rd Anniversary Live “Pervade Our Lives”

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 繁忙期の月末だけどこれは行きたいと思った。行かなきゃと思った。得意先から直帰のスケジュールを組んだから余裕で開演前に到着した。

POMEROらしい良いワンマンだった。

とは書いたものの、POMEROらしさって一体何なのだろう?と考えていたら、決してマイナスな意味ではなく「中庸」という言葉が浮かんできた。

中庸とは「極端な行き方をせず穏当なこと。片寄らず中正なこと」。

例えば、ニュージャックスイング調の曲をやっても黒くはならないし、サウンドはクラブ寄りでも必要以上に低音をバキバキにしたりはしない。

これといって目立った特徴なんてないように見えるのに、どんな対バンでも異彩を放ち、爽やかな風を感じさせてくれる。

そんなPOMEROの姿が、今のアイドル界にあってはとても貴重な存在に思える。

最近、じわりじわりとPOMEROの良さが広がっているような感じがするのも嬉しい。

セトリは公式のTwitterから。

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新曲を含む持ち曲を全て披露。みんな良い曲なんですよね。

アンコールでは、最近はあまりライブで歌われることのない初期の沸き曲を続ける。

声は出せないけど感慨深かった。

 

7.6/26(土)Tribu pre DAY(まちだガールズ・クワイア、エレクトリックリボン、SAKA-SAMA)@西永福JAM

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町ガはいきなり「Bohemian Rhapsody」でスタート。その後は楽しいナンバーを続ける。

「涙のサンディ」って凄く良い曲だなと改めて感じた。

「Moon Base」も「銀河ステーション」も「さらば」もやらなかったのは珍しいと思ったけど不満は全くない。

ライブによって、対バン相手によって、色々なセトリを組んでくるようになったんですね。

Bohemian Rhapsody〜恋するポルカドットポルカ〜涙のサンディ〜恋の乗車券 Ticket to love
Ready Steady Go!

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エレクトリックリボンはいつも楽しい。

室井ゆうさんと初めてチェキを撮ってしまったのは、グデイの新曲「Songs from the thistime」が大好きだと伝えたかったから。ショートの室井さん可愛い。

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SAKA-SAMAは、「終わりから」のイントロで、パンパンパパパとクラップする所が好きです。 

 

8.6/26(土)nuance @KT Zepp Yokohama

⇒前回記事に書いた通り。素晴らしいライブだった。

 

6月に見た映画は2本。

ブータン 山の教室」は、都会から遠く離れた高山の村に赴任させられた若い教師と、子どもたちや村の住人たちとの交流を描いた映画。

一瞬しかないのめいちゃんはネパールで瞳の輝きを失ってしまったらしいけど、この映画の中の隣国ブータンの子どもたちの目はキラキラしている。

この写真の女の子、子役だと思っていたら本当に村に住んでいる子どもなんだって!ひとつひとつの表情や仕草を見ているだけでうるうるしてしまった。

そして村の生活とともに生き続いている音楽。常に音楽が真ん中にある映画でもあった。

しかし、田舎と都会の断絶とか、「世界一幸せな国」と言われるブータンという国の現実的な側面など、色々と考えさせられる映画でもあった。

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 そして、もう1本が「アメリカン・ユートピア」。こちらも素晴らしかった。 

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これをきっかけに、 最近トーキング・ヘッズのレコードを聞き直しているのですが、ちょうど良いタイミングでRAYの内山さんが「リメイン・イン・ライト」をレビューしていましたのでリンクを貼っておきます。

note.com

 

 

6/26(土)nuance @KT Zepp Yokohama

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整理番号は61番。

前から4列目、下手側の席を確保する。

場内はクーラーが効いていて寒いほど。物販で購入したタオルを腕に掛けて開演を待つ。

ステージ上に並ぶバンドセット。

センターにパーカッションが鎮座し、左右の両端にドラムセットが配置される光景は壮観ですらある。

これを見ているだけでワクワクした感情が湧き出てくる。

 

開演予定時間の17時を10分ほど過ぎた頃、ステージの両脇から2人ずつに分かれてメンバーが入場する。

そして1曲目のフォーメーション。あれ、最初はオケなのかな?

聞こえてきたのは「白昼ブランコ」のイントロだった。

ちょうど3年前、O-Westで行われたサードワンマンでもオープニングに使われた曲。あの時の光景が頭の中で甦って目の前の光景とシンクロする。

曲の途中でバンドのメンバーが入場し、演奏を始める。

あれ?このパターン、どこかで体験したよね。

そう、ちょうど2年前の大阪でのワンマン、2曲目の「cosmo」だ!という事を後で思い出した。

とにかく、この時すでに鳥肌が立ってしまって、しかもこの感動が最後の最後までずっと持続していたという、とても得難いようなライブ体験となった。

ここで結論を書いてしまうと、これまで見てきたnuanceのライブの中で最高だったのみならず、自分がこれまで見たアイドルのライブの中でも3本の指に間違いなく入る、それほど素晴らしいものだった。*1

nuanceすげえや!

 

このオープニングから「サーカスの来ない街」まで、一気に9曲をノンストップで走る。

何度も見てきたはずの「セツナシンドローム」や「Love chocolate?」といった初期の曲がいまだに色あせないどころか、ますます光り輝いている。ていうか、この頃から楽曲がとんがっていたんですね。「セツナシンドローム」なんて、最初に聞いた時に本当にぶっ飛んだ記憶があって、「コンテナを持ち上げてる姿が プラキオサウルスみたい」というフレーズにせよ、サビでいきなりラップになったりする展開にせよ、変てこな曲じゃないですか(誉めてます)。

これに限らず、「ミライサーカス」「タイムマジックロンリー」「I know power」「sekisyo」など、佐藤嘉風さんの作る曲はみんな変てこで独自の世界観を持つものばかり。それがそのままnuanceのイメージになっているんですよね。

3月のLUXURY NUANCE 2で初めて見た「under the moon」は、振り付け付きで初披露。この曲、やっぱり好きだな。

 

MCをはさみ、椅子に座ってラグジュアリー・ヌュアンスのお時間。

「bye bye」「tomodachi」に続いて、アコースティックセットではお馴染みとなっているボサノバ調の「sanzan」。すると、途中からバンドがギアチェンジして通常バージョンに様変わり、nuanceの4人も立ち上がって踊り始める。客席もそれに合わせて立ち上がる。この転換の鮮やかさ。

 「ハーバームーン」がまた熱かった。ここでまた熱量が上がった感じ。

続いて新曲を2曲続ける。

テキーラサンライズ」は、サンダルテレフォンやクマリデパート、クロスノエシスなどでお馴染みのいどみん先生による振り付けだそう。振り入れはとても楽しい雰囲気の中で行われたようで、ミサキサンがいどみん先生に「でしゃばりパイナップル」と呼ばれたというくだりには、心が和んだ。

この日が正真正銘の初披露、「KaMoMe」(表記がNaNoMoRaLみたい)は、ジャズが入ったファンクみたいな感じで、くるくる展開が変わる。ちょっとキスエクみたいな感じもあって新鮮だった。

 

「I know power」では「一緒に踊るよ!」と煽られるが、いつも振り付けのスピードについていけないので適当に腕を動かす。

「sekisyo」では、自分の中の何かが崩壊した気がした。関所の門を潜るためだったら何だってしてやるぞ、みたいな(意味がわかりませんが)。

「初恋ペダル」で漕ぎ漕ぎ。これも楽しい。

いきなり「ミライサーカス」。もうクライマックスなのか。

「タイムマジックロンリー」で最高潮。

普通のライブだったら、盛り上がった所で終わりでしょ。ところがnuanceの場合、そうは問屋が卸さない。

「雨粒」では9人のバンドセットがフル稼働、音のゲリラ雷雨を浴びているかのようだった。こういうのを本当に「エモい」って言うんだろうな。*2

ここでのUさんのドラムが良かったなあ。Uさんのドラムはとても好きなんですけど、自分がドラムを叩いていない時でも歌ったり踊ったりしている姿がまた良くて。楽しいから、つい見てしまうんだよね。*3

このバンドの音に負けないnuance4人の歌声が本当に素晴らしい。

これでラストだと思っていたら「wish」まで。

メインディッシュが終わったと思ったら、更に美味な締めが用意されていた感じ。でも、良い音楽はお腹にもたれない。

しかし、この「wish」も丸三年歌い続けられてきたわけだけど、いつ聞いても感動が色褪せない。

ここまで、感覚としてはあっという間に終わってしまった感じ。

 

当然アンコールの拍手が鳴りやまないのだけど、「この流れでは、もうやる曲ないじゃないか」と思っていた。内心、アンコールで出てきても挨拶だけで終わるのではないかと。ところが…。

 

ここで、初めてのMCらしいMCタイム。

4人それぞれの感想や心情が語られたけど、特に珠理ちゃんの「色々あったけど辞めないで続けてきて良かった」という言葉に重みを感じた。

初めてnuanceがお披露目のステージ立ったのがちょうど4年前。

「共通点は横浜に住んでいるという事だけ」(byミサキサン)の4人、それまで全くステージ経験のなかったメンバーが、築き上げてきたもの。僕が初めてnuanceを見たのが3年前の4月(もっと早く見たかった、せめてクリフサイドのワンマンから見ていればよかった)で、良いと思ったから見続けてきたわけだけれども、こんなに力強く、唯一無二の世界観を持ったグループに成長するとは、正直ところ想像していなかった。

 

アンコールで歌われたのは、デビュー曲でもある「シャララ シャララ」。

そうか、その手があったか。

nuanceの楽曲の中で、おそらく最も一般的なアイドルソングのイメージに近い曲。

この曲で最期を締めるというのは、おそらく自分にとっては初めての体験だったと思うけど、とてもハッピーで楽しい大団円だった。

 

時間にして正味100分ほどだったろうか。

MCの時間も少しはあったものの、24曲を息もつかせず歌い切った。

ステージも広いから、運動量も普段の倍近いんじゃないか。

2バンドセットというのも尋常じゃないけれども、それをバックに終始ダイナミック且つ優雅に舞い続けたnuanceの底力は半端ない。

見ている我々も全力で応えた。

 

開演前に防寒用に使っていたタオルは、すっかり汗拭き用に変わっていた。

 

終演後、張り出されていたセットリスト

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*1:ちなみに後の2本はフィロのスの新木場とNegicco野音です。

*2:関係ないけどEMOEのさくらさんが見に来ていてこんなツイートをしていた。わかる。https://twitter.com/emoe_sakura/status/1408731719457406976?s=21

*3:2年前の3月、脇田もなりさんのMotion Blue YOKOHAMAでのライブでもUさんがドラムだった。なんか不思議な気がする。

LPを片っ端から聞いてみた28. ジム・キャパルディ

昨年アナログプレーヤーを購入した事がきっかけで、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみるというシリーズ。第28回目はジム・キャパルディ。

 

■Fierce Heart/1983年

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トラフィックではドラムと作詞を担当していたジム・キャパルデイ1983年の作品で、盟友のスティーヴ・ウィンウッドが制作と演奏で全面協力。

針を落とすと、いかにもスティーヴ・ウィンウッドの「トーキング・バック・トゥ・ザ・ナイト」みたいなシンセサイザーの音が聞こえてくる。ボーカルにかかるヴォコーダーがいかにも80年代。

曲調は結構幅広い。

ジャーニーを思わせるようなロックナンバーがあったり、ブルース・スプリングスティーンみたいな語り口の曲があったりする。

中でも、イントロではレゲエかと思わせておきながら、メル・コリンズらのホーン隊がフィーチャーされた中盤以降にじわじわと熱量が上がっていくこの曲が大好きだ。

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 全米28位のスマッシュヒットとなったのがこれ。臭い恋愛映画みたいな映像だけど、普通に良い曲です。

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ジムとスティーヴも顔を出していました。

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共作の3曲を含み全9曲すべてが自作。

決して歴史に残るような名盤ではないけれども、愛すべき作品という感じがして結構好きです。

 

プライベートでは1975年にブラジル人女性と結婚、その2年後にはブラジルに移住していたそうです。
2005年1月、胃がんのため死去。

 

次回は、ジム・キャパルディが移住したブラジルに飛んで、アントニオ・カルロス&ジョカフィを取り上げます。

 

5月のライブ記録

5月は12本。

透明写真が5本、一瞬しかないが3本。この2グループが今のメイン現場ですね。

NaNoMoRaLとPOMEROが1回ずつ、そして新たな推しになりつつあるポスタルジアが2本。ピューパ‼も4回見ています。

サンダルテレフォン、nuanceには2月連続して行けずじまい。特にダルフォンはチケットを取っていたのに仕事が立て込んでいたので断念せざるを得なかった。エリちゃんの生誕だったのに。

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1. 5/2(日)一瞬しかない

→記事投稿済み

 

2. 5/3(月・祝)透明写真、marble≠marbleほか@新宿SAMURAI

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透明写真はちょっと場違いな感じがしたけどこれも経験。

marble≠marble楽しかった。5ヶ月ぶりにTnakaさんに会えて良かった。

2&も久しぶりに見たけど、サキちゃんは相変わらずパワフルだった。

 

3. 5/5(水・祝)エクストロメ!!(透明写真、NELN、ピューパ‼)@新宿LOFT

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これは透明写真にとって良い対バンだったのでは?30日の透明写真主催によるトークショーでは、ゆあちゃんが「NELNのライブが良かった」と言っていましたね。

 

4. 5/6(木)知久寿焼、NaNoMoRaL

 ⇒記事あり

 

※5/7(金)まちだガールズ・クワイア@町田まほろ

緊急事態宣言を受けて公演中止になってしまった。残念。

 

5. 5/8(土)marble≠marble主催 FREE!! @新宿marble

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やっと見れたミア・ナシメント、3年ぶりのカノサレ、半年ぶりの963。これらの出演者を2ドリンクといえども無銭で見られるお得感。

ミアちゃん、とても良かった。

 カノサレの曲は間違いない。これなんか大好きだなあ。改名していた事を知らなかったし、もうラケットを持って歌わないんだね。

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963も楽しい。

そして主役のTnakaさんは5日ぶり。

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6. 5/9(日)lonley planet 、POMERO、ポスタルジア@渋谷REX

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初めて見たポスタルジアがとても良かった。

海岸から押し寄せる波のように、ステージから楽しさが伝わってくる。

楽曲は王道アイドルっぽい感じだけど、お祭りみたいな曲もあって、とにかく明るくて楽しい。

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 lonley planetは前に1回見て結構気に入っていたのだけど、この日は明るい2組の後で分が悪かった感じがする。

それを考えると、POMEROってどことやっても印象が変わらない。これって凄い事かもしれない。

 

7.5/15(土)EMOE、ピューパ‼、透明写真@西永福JAM
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へちさんが約半年ぶりに復帰して3人に戻ったEMOE。めちゃくちゃ良かったです。紆余曲折があって、へちさんがいない間に1人で歌を担当したみやっちの頑張りと成長もあって、あるべき姿に到達した感じ。前に見た時よりもずっと良かった。ここにハマる人の気持ちがわかりました。

JAMに入場したら、さくらさんがサイリウムを配っていてびっくりした。

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実際にサイリウムが光った場面、へちさんは特に感激した様子も見せず、普通の感じで歌っていたのがまた面白かった。こういったところもEMOEらしさなのでしょうか。

この曲大好きです。

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出演者が揃い踏みでステージに並んだトークコーナーでは、進行役の南波一海さんが透明写真にも結構話を振ってくれた。でも、2人はいつものあの感じ。

それ以上にしゃべらなかったのがピューパ‼の詩芽らみさん。この人、なんだか気になるな。

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 音楽的にも親和性が高い3組による、とても心地よいスリーマンだった。

 

8.5/16(日)私立くぴぽ学園(棘-おどろ-、一瞬しかない、ピューパ‼、くぴぽ)@西永福JAM

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この日の一瞬しかないは、いつにも増してMCが面白かった。特にすずめちゃんとはにゃちゃん(銀海)の切れ味は破壊的。めいちゃんの「くぴぴー」にはキュン死(死語?)した。横で見ていたというくぴぽのまきちゃんが、「あれを聞いてくぴぽ完全に負けたと思った」と言っていたけど、まきちゃんにそんな事を言わせるなんて凄いと思う。

一瞬しかないとくぴぽって方向性は真逆のようでいて、同じものの裏表なんじゃないか。くぴぽのステージを見ながら、そんな事を考えていた。それはひとことで言うとエンタメって事ですね。くぴぽは前に一度だけ見た事があって「ちょっとついて行けないな」などと思っていたのですが、見方が変わってきました。

 

9.5/22(土)ワンダランリボン(透明写真、ピューパ‼、エレクトリックリボン)@高円寺HIGH

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この日の透明写真はとても良かった。今までで一番良かったんじゃないかと思った。

ピューパ‼︎は今月4回目。ここも好きになってきた。

エレクトリックリボンは間違いのない楽しさ。

 

10.5/22(日)YUP YUP デビューイベント!@大塚Haerts NEXT

高円寺から大塚へ移動。

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New ruru は、元HAMIDASYSTEM、クロスノエシスのそーださんと、元avandoned犬飼はるさんによるユニット。可愛い衣装で可愛い曲を歌う。そーださん可愛いよな。この方が合っているかもしれないと思った。

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一瞬しかないは、すずめちゃんが五月病学業のため欠席。

五月病の季節ですね、と話を振っておいて「あっ、すずめさん」「すずめさんは学業です」というやり取りが面白かった。

YUP YUPは、メンバーみんなが歌えて踊れて個性的。色んなタイプの曲があるけど、僕は5曲目の「ハートの境界線」が好きかな。

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11.5/29(土)ポスタルジア@渋谷REX
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5月9日に初めて見たポスタルジアのライブがとても良かったので、絶対これに来ようと思っていた。そして、その第一印象は間違っていなかった。

とにかくライブが楽しいんですよ。「パピヨン」なんてその極致。

この日から新メンバーも2人増えて更に華やかになった。

初披露された新曲は、メンバーのおやすみうにさんが作詞したそう。今度見た時には歌詞にも注目したい。

有料入場者向け特典のポスターを、さっそく壁に貼りました。

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 12.5/30(日) 透明写真@下北沢モナレコード

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今年の2月以来毎月開催されてきたトークライブもこの日が最終回。今回はゲストなし、2人のトークだけで1時間の持ち時間を与えられた。大丈夫かいな?と思ったけど、いつもの感じで乗り切った。

前半は、これまでの振り返りとこれからの話。

「あれはいつだっけ」

「2月?3月?」

「月単位で考えた事ないからわからないね」

ぼんやりしたトーク(笑)。

後半は、あらかじめ来場客から集められた質問に答えるコーナー。配信を見ていた人からの質問もあった。

ライブもリラックスした感じ。モナレコードはホームみたいなものですからね。

これから、どんどん外で勝負してほしい。もっと知られてほしい。

ライブで初めて見た人も無条件で引きずり込むような曲が、もっとあればいいのにとも思う。いや、楽曲はものすごく良いんですけど。

 

以下はライブ以外の話。

■5月4日(火)

下高井戸シネマで「罪の声」を鑑賞。

グリコ・森永事件(自分もよく覚えている)を題材にした映画で、評判通りの佳作だった。

小栗旬扮する新聞記者のデスクのPCに一瞬このビデオが写っていた。

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■5月24日(月)

ボブ・ディランの80歳の誕生日だったので、この日の前後は久しぶりにディランの「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」や「追憶のハイウェイ61」を引っ張り出して聞いていた。

これはミュージックビデオとしても大好きなんだけど、この言葉をたたみ掛けてくる所のカッコ良さといったら!

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自分の洋楽体験はディランから始まっているので、歌詞カードを見ながらむさぼり聞いていた当時を思い出してしまった。自分の音楽への接し方の原点がここにある。

歌詞が気になってしまう、というのはこの頃に身についてしまった癖なんだろうな。

 

■5月31日(月)

この日限りで代官山LOOPが営業を終了した。

その最終日には仮谷せいらさんの主催によるライブが行われ、無料で配信もされた。

HALLCAともなりちゃんによるEspeciaメドレーには、さすがにこみあげてくるものがありましたね。一夜限りの特別なプレゼントでした。

2人とも歌手としての成長がはっきりわかるステージ。もなりちゃんが楽しそうに踊っていた姿が特に印象に残っています。

FOOLISHで背中を合わせて歌う2人。Especiaの頃、ここが好きだった。

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No1 Sweeperのワンシーン。

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LOOPは好きなライブハウスでした。

フィロのスの定期公演を2回見ているのだけど、脇田もなりがゲストの回は見れなかった。でも、そのもなりちゃんはここで2回見ている。

2年前のnuance、HALLCA、仮谷せいらという組み合わせもとても良かった。

charanpochiiboo.hatenablog.com

 

5月は中旬からとても忙しくなってしまって、精神的にもきつい日々が続いた。なのに目一杯ライブを詰め込んでしまって、その反動が6月になって出てしまっている感じがします。

 

LPを片っ端から聞いてみた27.Cab Calloway

 昨年、アナログプレーヤーを購入した事がきっかけで、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみるというシリーズ。第27回目はキャブ・キャロウェイ。1930年代から40年代にかけて一世を風靡したというエンターテイナーです。

 ■HI DE HO MAN(1974年)

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1935年から1947年までの、全盛期の代表曲を集めた2枚組。

ダボダボのズートスーツに下卑たような笑顔のジャケットとは裏腹に、音楽はとても洗練されたビッグバンド。ハリウッドではフレッド・アステアが人気を博していた時代と重なりますね。

とにかく歌が素晴らしい。艶っぽい声と抜群のリズム感。バックの演奏も最高です。

 

僕がキャブ・キャロウェイを知ったのは、ご多分にもれず映画「ブルース・ブラザーズ」から。

お尋ね者のブルース・ブラザーズがトラブルに見舞われてライブ会場への到着が遅れる中、待ちわびる観客の前で突然歌いだしたのがこの人。

「この爺さん誰?」と思いました。このシーンですね。 

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全盛期の映像がこれ。

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ただ、この時はそれ以上掘り下げて聞くことはありませんでした。日本ではレコードも発売されていなかったと思います。

youtu.be

次にキャブ・キャロウェイを意識したのがこのアルバム。ジョー・ジャクソンがルイ・ジョーダンやキャブ・キャロウェイなどのジャンプブルースやジャイブを取り上げた1982年のアルバム。ジョー・ジャクソンのこういう所、大好きです。

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いや待てよ。

サザンオールスターズ1981年のアルバム「ステレオ太陽族」所収の「我らパープー仲間」という曲で、もろにキャブの真似(オマージュというべきなのかな)をやっていた。節操がないというかフットワークが軽いというか、なんの衒いもなくこういう事をしてしまう所がいかにも桑田佳祐という気がする。

 

さて、僕はいつどこでこのキャブ・キャロウェイのアルバムを手に入れたのだろう?おそらく80年代の中頃にどこかの輸入盤屋で見つけて買ったのだと思うのですが、その時の状況が全く記憶にありません。

それに、当時はあまりこのアルバムを聞き込んだ覚えもなくて、今回聞き直してみて本当に良さが分かった気がします。

 

見開きのジャケットっていいよね。

録音日や演奏者のクレジットもちゃんと記載されています。

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次回はJim Capaldi。