今にして思えば、自分とnuanceの出会いはこの小冊子だったことになる。
横浜信用金庫が発行している地域情報誌「横浜ルネッサンス」。昨年6月に発行された第28号の巻頭を飾っていたのが、まだデビュー前のnuanceのインタビューだった。
仕事の関係でたまたまこれを手にしたことがあり、「ふう～ん」という感じで読んだ記憶がある。でも、この時はそれ以上興味を持つことはなく、nuanceの名前は頭の隅の奥の奥の方へと押し込まれていってしまった。活動前で楽曲も何も全くわからない状態だったから、無理もない。まさか1年後に、自分がこのグループに夢中になろうとは、その時は夢にも思わなかった。
（この時は5人いるけど、グループ始動までに1人が脱退）
次にnuanceを目にしたのがこれ。
https://youtu.be/4Qtk83dIq_s
昨年8月の「南波一海のアイドル三十六房」、これのエンディング（2:12:57～）に珠理ちゃんがちょこっと出ています。これ、リアルタイムではないのだけど、Chelipの出演場面をチェックして、流れでそのまま最後まで見ていたのです。ここでの珠理ちゃん、ほとんど自分から言葉を発しないのに、南波さんがメロメロになっている様子がおかしい。っていうか、そうなるのわかるね。「雰囲気のある子だなあ」と思ったけれども、この時にはまだ「横浜ルネッサンス」で紹介されていたnuanceというグループとは結びついていなかったんですね。
そして、自分がnuanceをはっきりと意識しはじめたのは昨年の暮れのこと。Twitterでちょこちょこ名前を見かけるようになり（宗像さん絡みだったかも）、特に横浜最古のダンスホールだという「クリフサイド」でワンマンを行うという情報を見て俄然興味を持った。特に惹かれたのがこのツイートで、こんな所でワンマンライブを行うアイドルってどんなのだろうと思い、動画を検索し、本気でワンマンに行ってしまおうか、とまで考えたものだった。
https://twitter.com/nuance_official/status/943669377999585280?s=21
結局、「時期尚早」「もう少し様子を見よう」という判断をしてしまったのだけど、どうしてこういう時に限って余計な理性が働いてしまうのか。この伝説のライブ、体験しておけば良かったと思っても後の祭り。ライブ、特にアイドルのライブはその日限りのものなのだよなあ、と痛感。
年が明け、ちょこちょこライブ情報はチェックしていたものの、スケジュールが合わなかったり踏ん切りがつかなかったりという状態が続く。多数の出演者の中で出番が20分とかのライブだと、なかなか行きづらいというのもあった。そんな中、毎月水曜に行われている定期公演「ヌュマ」が、4月は金曜日開催だという告知を見て「これだ！」と決めて初めてnuance現場に行ったのが4月27日。水曜日は仕事の関係でどうしても動けないので、「これを逃したら後はない」くらいの意気込みで予約した。ゆるく楽しい現場で、この時点でもう僕はnuanceの虜になっていた。
その時の日記がこれ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966338056&owner_id=24615039
文字通り「ヌュマ」にはまり、急きょGW中のSAKA-SAMAとの2マンにも参加。そして、この期におよんで、ようやく「あれ、nuanceって横浜信用金庫の冊子に載っていたあれじゃね？」と気が付く。探しましたね。自宅の棚とかに見当たらなくて焦ったけど「捨ててはいないはず」と思いながら、勤務先のキャビネのフォルダでこれを見つけた時にはガッツポーズをしたもの（周りに人がいない事を確認してから）。この表紙の笑顔が天使かと思いましたよ。今、このインタビューを読んでみると面白い。
6月27日、O-Westで行われた３rdワンマン。最初は水曜日だからと諦めていたのだけど、これは行かないと絶対に後悔すると思い、5月25日のライブの物販でこのチケットを後先考えずに購入してしまった。これは本当に無理してでも行ってよかった。ここにも書いた通り、こんなに不思議な余韻の残るライブは滅多にない。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1967262161&owner_id=24615039
4月に初めてnuanceに行ってから5ヵ月半。数えてみたらあれから13回nuance現場に通っている事になる。これは、フィロソフィーのダンスをも大きく上回る回数。次のヌュ現場は来週16日の予定で待ち遠しいことこの上ない。
それまでほとんど縁のなかった横浜に転勤して来て約6年半。この歳になってほとんどゼロからのスタートで、しゃかりきになって仕事して、横浜の色々なところを見て、沢山の人と話をして、横浜の事がわかってきて、横浜という街が好きになって…。
そんな中でnuanceというグループにめぐり会えた事は、横浜から自分へのご褒美のような気がしている。なんて妄言だけど。
