アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみる企画。第20回目は、1950年代アトランティックレコードの看板娘、ルース・ブラウン。
■ルース・ブラウン/ロック・アンド・ロール(1957年)
このLPに収録されている12曲のうち、5曲がR&Bチャートで1位に輝いた曲だそうだ。
冒頭のこの曲は、リーバー&ストーラー作の軽快なナンバー。
軽く歌っている感じが好き。
この曲も代表曲でしょう。こちらはシャウトするルースが聞ける。
超アップテンポのジャンプナンバー「ハロー・リトル・ボーイ」でのリズム感には舌を巻く。
かと思えば、「センチメンタル・ジャーニー」や「オー・ホワット・ア・ドレーム」での、力を抜いた歌い方。
ジャズとリズム&ブルースの両方の感覚を持ち合わせた人という感じがする。
絶叫系のソウルシンガーより、個人的にはこういう歌手の方が好きですね。
アルバムタイトルが「rock & roll」というのも面白い。
1950年代半ばといえば、ちょうどロックンロールが誕生した時代。
今の時代から見れば、ルース・ブラウンのこれはロックンロールなの?と思うけど、まさに「揺れて(rock)転がる(roll)」音楽である事は間違いない。
さて、次回もブラウンさんだけど、BrownじゃなくてBrowneの人です。