チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

1/21(金)~23(日) 平泉〜気仙沼 ※遠征ではありません

何の気兼ねもない一人旅。

夢を見ていたんじゃないかと思うくらい楽しかった。

1人で行く旅は最高だ。

 

■1月21日(金)

府中本町から大宮まで乗り換えなしで行ける「むさしの号」に初乗車。

大宮発9:13のやまびこに乗る。

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那須塩原あたりから窓の外は雪景色に変わっていた。

一ノ関で乗り換え、平泉駅11:37着。駅の近くで天ぷらそばを食べる。

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想像していた以上に雪が積もっている。靴の選択を間違えたかも。

まずは平泉文化遺産センターへ立ち寄り、あやふやだった奥州藤原氏の歴史などをおさらい。見学者は自分だけだった。*1

そして中尊寺へ。月見坂を登り、途中の東物見台から北上川と衣川を望む。

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中尊寺本堂。おみくじを引いたら小吉だった。

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金色堂の近くにあった宮沢賢治の詩牌

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平日という事もあり、人もまばら。静かで良かった。

中尊寺から無量光院跡まで、なんて事のない田舎道を歩く。行き交う人の姿もない。

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無量光院跡は、藤原秀衡が京都の平等院を模して建立したというお寺の跡。庭園が見事だったらしい。でも雪しか見えない。

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その近くの柳之御所遺跡。ここも雪に覆われていて何も見えない。

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隣接する県立平泉世界遺産ガイダンスセンターに入る。まだ出来たばかりの新しい施設で、大型スクリーンやジオラマ、音声ガイドなども充実していた。希望すれば解説員からの説明も受けられる。

その向かいの道の駅でどぶろくソフトクリーム

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北上川雄大な眺め。この写真だとしょぼく見えるけど本当に悠久の河川という感じ。

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一ノ関からバスに乗り、宿のある厳美渓へ。18時過ぎにチェックイン、温泉に入ったら後は食べて寝るだけ。

前沢牛のすき焼きなど、旅館めしを堪能。

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磐乃井酒造の純米酒。美味しかった。

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■1月22日(土)

薄暗がりから段々明るくなっていく時間帯、朝の露天風呂が最高に気持ち良かった。

宿の部屋から見た風景

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朝食を食べて9時頃にチェックアウト。バスの発車時間まで余裕があるので、歩いて厳美渓の風景を楽しむ。

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向こうに見える橋は冬季通行禁止だって(それはそう)。

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バス停に着いたところで、部屋に眼鏡を忘れてきた事に気がついた。おかげで予定していたバスに乗れず、次のバスまで1時間待ち。一ノ関に11時過ぎに着いたものの気仙沼へ行く電車もバスも接続が無い。予定では気仙沼に昼前に着くはずだったのに大誤算だった。

とりあえず一ノ関駅前の喫茶店で1時間ほど時間を潰し、近くの食堂でソースカツ丼

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12:46一ノ関発の大船渡線に乗り、気仙沼駅に着いたのは14時10分。

ピカチュウがお出迎え

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駅から港まで20分くらい歩く

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入江の奥にあるせいか、あまり海という感じがしない。とても穏やか。

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港のほとりにある男山本店の店舗に吸い寄せられる。試飲して一升瓶と四合瓶を注文。

この建物は元々は昭和初期に木造で建てられ、国登録の有形文化財だったそう。ところが震災で3階部分を残して倒壊してしまう。見通しが立たないままだったところ、復興の象徴として復元の声が上がり、2020年7月に再建されたとの事。3階ギャラリーも開放されていたらしいので行けばよかった。

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漁船が立ち並ぶ姿は壮観

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魚市場の見学エリア。土曜の午後なので人気は無かったけど、水揚げの際はここから見学できるんだって。見てみたいなあ。

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シャークミュージアムに入ったら、半分は震災復興がテーマの展示だった。

瓦礫の山、打ち上げられた漁船、火災などの写真。被災者の方々の体験談。そして復興への道のり。

周辺はまだまだ更地が多い。当然のことながら、海に近い建物はみんな新しい。

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この日の宿は大浴場(というほどでもなかった)付きのビジネスホテル。16時過ぎにチェックインした。

先にお風呂を済ませてから、いざ気仙沼の街へ。この旅のハイライト。

2、3軒回って外から様子を窺ってみて入るお店を決めた。初めての地で見ず知らずの居酒屋に入る緊張感。でも、カウンターに座った途端、ここに来て正解だったと確信した。自分の嗅覚と直感に乾杯。

気仙沼の観光サイトに載っていました。

kesennuma-kanko.jp

メカジキ刺し1,200円。値は張ったけど東京では食べられない。上品な脂の乗り具合。旨い。

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お店の親方も女将もスタッフも気さくで楽しい。

カウンターに座っていた女性の常連さんと盛り上がって話し込んでしまった。

これは水鳥記の裏隠し酒。

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またカツオの時期に来てください、とか言われちゃって。常連さん曰く「カツオの概念が変わりますよ」との事。女将から写真を見せてもらったら、うーん確かに美味しそう。

7月頃にまた来れたらいいんだけど。

うきうきしながら宿に戻った。

 

■1月23日(日)

この日はもう帰るだけ。

朝の風景。しかし、こういう光景を見るとまだまだ復興途上だと感じる。

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宿から駅まで歩いたら思っていたより時間がかかって危うく気仙沼駅9時14分の電車に乗り遅れるところだった。こんなに遠かったけ?

後から調べたら南気仙沼からBRT(バス高速システム)で行けた事に気がついた。

 

平泉は雪が積もっていたけど、気仙沼には雪が見当たらなかった。

寒さは思っていたほどではなかったかな。セーターを用意して行ったのだけど、結局一度も使わなかった。インナーは上下ヒートテックを装備していたけど。

 

旅先の居酒屋でお酒を飲むって最高に楽しい。心の底からまた行きたい。

 

 

 

*1:自分の知識はほとんどが高橋克彦の「火炎」からのものです