チーボーのブログ

主にライブに行った記録(まちだガールズ・クワイア、NaNoMoRaL、THE ORGANICS、クレイビットなど)

10/7(金) あんちろちー解散ライヴ「あしたからどうする?」@代官山UNIT

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最後まで自分たちの流儀を押し通す。

最高のパーティーを楽しむ。楽しんでもらう。

そんな意志がはっきりと感じられた解散ライヴだった。

それは「あしたからどうする?」という公演タイトルにも、「たくさんの困難を乗り越えてきたパワフルでキュートな3人組」という自己紹介にも表れていた。

湿っぽいところなんか微塵も感じられない。見事な散り際だった。

 

僕が前身のグーグールルを初めて見たのは2019年3月の事。事前に全くチェックしていなかったのだけど、ディスコやサンバ、ロック調の楽曲にちょっとコミカルなダンス、何よりも楽しいライブがとても印象的だった。

それは、その直後の大阪エクストロメ(特にジュビリーでの盛り上がりが凄かった)や、春のYOIMACHIでの熱気溢れるステージで確信に変わった。

あの時のグーグールルの勢いは他を圧倒するものがあったと思う。

それが最高潮に達したのが、この年の秋に行われた東名阪ツアーだろう。初日の東京公演を見た僕は、居ても立ってもいられずに、名古屋でのツアーファイナルにも駆けつけた。

サワソニキャンプも楽しかったな!

charanpochiiboo.hatenablog.com

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ところが、このツアーの後にグーグールルの発案者でありリーダーでもあるあーやん(柳沢あやの)が2020年12月をもって卒業する事が発表される。更に年が明けて今度はコマチも4月に卒業、メンバーは3人に減ってしまう。

グーグールルはしばらく3人で活動を続けるが昨年の4月にいったん解散、新メンバーを加えて新しいグループとして再出発を期するがそれもままならず、昨年12月より結局同じ3人であんちろちーとしての活動が始まる事になった。

ライブ中のMCで誰かが「え!あんちろちーって何?って思った」と言っていたように、なし崩し的に始まったような感じは否めない。

そしてライブは、こう言ってしまっては身も蓋もないけれども、グーグールルの曲をグーグールルと同じようにやっているだけ。

でもね、キャリアを積んでベテランといってもいい3人が全力でステージを駆け回る姿を見ていると、本当に胸熱になるんですよ。

手抜きなんて一切無し。

いつも全力で笑顔を届けてくれる。

この日の解散ライヴも、まさにそのようなライブだった。

 

グーグールルのレパートリーがほぼ歌われたセットリスト*1

序盤で早くも出てきた「ハッピーダスト」で、広いフロアをぐるぐる走り回る3人。手を上げて上下に振りながら、楽しくて涙が出そう。

「Inferno Dance」では、「どうなっちゃってんの」という歌詞の後に「明日からどうなっちゃうの?」「明後日からもどうなっちゃうの?」というセリフ。

「Tear Off」「survive」「Lyrical」「Rain Rain」といった中盤でのドープ感。

「M.M.D」や「ジュビリー」、「SOMEBODY ELSE」でのハチャメチャな楽しさ。もうこれを体験することはできないのだろうか。

クライマックスでの「Picked」はやはり感動的だった。

愛を知りたくて きみに溺れた 夜を長引かせて

朝よ来ないでと強く願った わたしを忘れないで

Our end scene... Our end scene..

www.youtube.com

最後の曲、「あんちろちー」*2が終わっても鳴りやまない拍手。おそらく予定にはなかったであろうアンコールに応えて、もう一度「あんちろちー」を歌い、3人はさっとステージを去っていった。

「もう特典会に進みましょう」という運営のアナウンスで、ようやくフロアのお客も移動を始めた。

 

↓セトリは当日の公式ツイッターから

 

この日の3日後、るのちーが新体制のSAKA-SAMAに加入することが発表された。

はるちろはソロで活動を継続する模様。

そして、杏奈は8年間のアイドル活動に終止符を打った。

 

 

杏奈ちゃんによる平日8時のおはちじツイートを見れなくなってしまった事が少し寂しい。

 

*1:音源化された曲で外れたのは「bronze」と「ARUKU」の2曲のみ

*2:あんちろちーとしては最初で最後のシングル曲